ダンジョン?誰か突き落とされるわけ無いだろ。
「今までの修行の成果の確認のためにダンジョンへ行こう。」
師範がいきなり切り出してきた。
「俺は良いけど,,,」
佐藤が賛成すると
「じゃあ俺も〜」
田中も続いて賛成した。
「お前らは城で訓練でもしてろ!雑魚ども!!!」
佐川がけんかを売った。
「まあまあ」
白瀬が3人をなだめる。親か、あいつは、、、
「鈴木もくるよな?」
田中が話を振ってくる。いきなり話しかけないでくれよ...
てか、返事は決まってるだろ!
「そんなんいくしかねぇよなぁ???」
***
ということでやってきました。初心者向けのダンジョンこと、成長の洞窟、
ですが、入る前に一つ目標を立てましょう。
「今日だけでLvが10くらい上がるといーな―(棒)」
[目標が設定されました]
__________
ToDoリスト
Lvを1日で10上げる
モンスターを30体以上倒す
フロアボス1体以上にとどめを刺す
__________
ムズクネ???
フロアボスとかなんなん?きちいよ
ムムム,,,
まぁ良いか(脳死)
***
こちら、1階層のフロアボス、ブラッドタイガーとなっております。
「アイスエッジッ!!」
「喰らえ!!」
田中は氷属性の上級魔術、佐藤はSMGを使ってボスにダメージを与えていく
タタタタタ,と軽快な音とパキパキと氷の音、そしてグチャッという生々しい、気分が悪くなるような肉が削れる音がダンジョン内に響く。
「ぐコ゚ぁぁぁぁーーーーーッッ!!」
ブラッドタイガーが鳴く。大きな声で叫ぶ。
もう少しで死にそうなくらい、弱り始める。
そこでやっと俺は動き出す。
「光よ,瞬間の刃よ,闇を祓え」
魔法を放つ、ただただ早いだけの中級魔法改[フラッシュスピア]。威力はそこそこだが弱ったボスを倒すには十分の魔法だった。
そう、俺の作戦は漁夫だ。
「ピース」
「「あぁーッ!!」」
漁夫ったあとにはしっかりと仲間を煽りましょう。
田中や佐藤から睨まれるのがこの作戦の欠点です。
力に犠牲はつきものだ。仕方がない。
?なんで田中と佐藤が近づいてくるんだ?
「悪い悪い、悪かったって。?ねぇ、ごめんって、ごーめーんー、おいちょっと、うわぁぁぁぁぁーーッ!」
その後、ダンジョンの中に乾いた炸裂音と爆発音、そして俺の悲鳴が響いた。
イタイ。とてもイタイ。
「いってぇなぁ、この野郎、足の小指を金床の角にぶつけたような痛みが全身に走ったぞ。」
「「ん?」」
佐藤が銃口を田中が手のひらを静かにこちらへ向けてくる...
「ごめんなさい。」
俺は地面とキスを交わした。
このあと、5階層まで進み、途中で[Congratulations]というメッセージが出たことからおそらく目標は達成したのだろう。
努力が無駄にならないとはこんなに素晴らしいことなのか。
そう思い知らされた一日でした。
あと、佐藤は突き落とされませんでした。
ざまあ→成り上がり系の主人公でもなかったか。
ちなみに佐川は魔物に怯えて田中の後ろに隠れてた。




