努力?そんなん好んでできるわけねえだろ馬鹿野郎
努力が報われる。確かにステータスには書いてあった。
でもさ,,,
「どんだけ頑張ればいいんだよ馬鹿やろぉぉぉ――――――っ」
修練場に俺の虚しい静かな叫びが響いた。
*****
みんなはちゃんとチートをもらっていたようだ。
聞いたところ
田中は魔術強制暴走(魔法の威力が必ず10~15倍になる能力つまりチート)
佐藤は銃火器作成(どっかの銀髪みたいなことができる。要はチート)
おかしくね?理不尽じゃね?
俺なんか努力しないと何にもならない欠陥能力ぞ???
・・・
俺はとっとと努力しまくってチートofチートになることを決意した。
毎日3時間ずつ木刀を振り、魔術の書を暗唱し、走り回り早1カ月、
「異世界舐めてた。」
「どうしたんだよ急に」
俺は対してレベルも上がらず、ステータスも上がらず、絶望しきっていた。
田中は魔術師向きのシステムだったこともあり、魔術に集中できたらしい。おかげさまで中級魔法の詠唱破棄ができるようになったとか。いいなー、俺なんて火の弾飛ばすために仰々しい詠唱を3節しないといけないのに。
「お前もほら、この世界の人と比べたら結構強いじゃん。」
「"平均よりは"、な」
「お前はちゃんと頑張ってるだろ、」
「なんで報われないんだよ馬鹿野郎、」
受験と全く同じ感覚に陥っていた。
いくら頑張っても具体的な成長が見えない。だからやる気が失せる。だけど頑張らないといけないってわかってるからやるしかない。要は地獄
これだ。でも、魔法とかちょっとかっこいいからまあちょっとくらいならやる気が出てくるけど、体力とかが問題だ。全くやる気が起きない。体育の授業の持久走と何ら変わらない。
*****
ある日修練場に朝から師範に呼び出された。
「お前に伝えたいことがある。」
「...ハイ」
重々しい雰囲気だ。なんとなく今から言われることが分かった気がした。
「お前は色々なことに挑戦し努力してきた。木刀を振り、魔術書と睨み合いをし、城下町を走り回った」
俺は今までいろいろなことに挑戦してきたがそれが間違いだったのかもしれない。
「健司,やたらめったら何もかも頑張るのも違うのかもしれないぞ。」
師範は俺に現実を突きつけた
書くことがなぁい!!




