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はっじっめての、邂逅

…とある年の4月15日。県内でも頭の良いとされている高校で入学式が行われていた。数多の優秀な生徒たちが出席し、吹奏楽部が歓迎の校歌を披露する…そんな変哲のない入学式が行われ…るはずだった。きっと、新入生も2年生も3年生も、なんなら先生方までが普通の入学式を望んでいただろう。ただ、今年は一味違った。変哲の無い優秀な生徒達に紛れ込んで、7人巨悪の生徒が晴れて入学を果たす。各々様々な業を背負っている奴らは、7つの大罪ではなく、7つの社会不適業者と呼ぶのが相応だろう。上級生や先生方も、入学式が行われている体育館の中に重い空気が漂い始める、微かな違和感に反応する。ただ、そんな中でも神聖なる入学式を中断するわけにはいかず、そのまま続行命令が出される。新入生らも一抹の不安を抱える中で、なんとか入学式をやり終える。そして、クラスごとに並んで自分のクラスに移動を開始する。


~1年8組・川平目線~

…よう、俺の名前は川平。どこにでもいるただの一般人だ。俺は中学生の頃必死に勉強をし、なんとか県内有数のトップ校であるここE校に入学を果たした。晴れて今日からこのクラスでよろしくやっていくのだが…なんだ、これは…一体何なんだっ!?クラスの中は重苦しい雰囲気に包まれている。まるで、何か得体のしれない魑魅魍魎が蔓延っているのではないかと錯覚するほどのプレッシャー…俺の勘が脳内に語り掛けてくる…「いるぞ…ここには、何かヤバい奴がいるっ!!」と、俺は一体どうすればいいんだ…


~~

…本来であれば出会うことのない7人の魑魅魍魎。しかし、互いに選ばれし物をもっているからなのか、同じ高校の…それも、同じクラスに集まってしまった。これが選ばれし物を持つ者達の運命なのだろう…絶対に会ってはいけない存在である者達が、偶然にも邂逅をはたしてしまう。それにより、このクラスには一体なにが起きるのだろうか…

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