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第五話「魔法を教えてもらう」

俺は今から魔法を教えてもらうところだ。

正直夢を見てる気分だ。


前世では、魔法なんてものはなかった。

アニメやマンガの世界のお話を俺が…この俺が魔法を使う!嬉しすぎる。妄想の世界の物語が現実になった!小さい頃の俺は魔法を教えてもらってなかった。


何故かって?そんなのめんどいからに決まっている。

訓練と言われてたんだ。

そんなのニートだった俺にとってはサボるのには十分な言葉だ。


だがこうして魔法を教えてもらうってこんなにも楽しみというか、

まるで子供の頃に遊園地に行くような感覚だ。

楽しみ、ワクワクまぁそんな感情が湧き出る。

楽しみだ。


そう考えてると家の外に出た。

今から魔法を使えると考えると、楽しみだ。


「ライト私が教えれるのは5種類の魔法だけだけどいい?」


「いいよ!全然ありがたいよ!」


「そう言ってもらえて嬉しいわ。」

「じゃあまずは火の魔法を教えるわね」


火の魔法これは定番な魔法だいや~どんな感じなんだろう!


「魔法はね基本的に体の血液の流れに沿って体全体にマナって言われるエネルギーみたいなのを送る感覚ですると発動するよ。」


「そして言葉にして言うの例えば…」


「ファイヤーボール!」


おぉ!これが魔法!凄い!

早く使いたい!


「分かった。やってみるよ」


「体全体に血液を巡らせる感覚で手、へそ、足、頭すべてに隈無く巡らせる感覚…こうか!」


「ファイヤーボール!」


「うわっ!って何この威力?!ライト大丈夫?」


なんだこの威力は…前の木々が消し炭になってしまった…

ファイヤーボールって俺の知ってるアニメやマンガでは下級魔法だったような気が…


実際アイカが打っていたファイヤーボールはそんな威力はなかった。


「あぁなんとか大丈夫…」

「良かった」

「それにしても何なの?!あの威力?!」

「俺も驚いてる。」


もしかしてあの威力皇帝の血を受け継いでいるからか?そうだとしたら父上には感謝だな。


こんなチートみたいな力をくれてありがとう父上。

ていうか父上どんだけ強いんだよ!

まぁ皇帝に上り詰めた漢だから強いのも当然か…感謝。


「っていうか!ライトは大丈夫なの?」


「あぁなんとか無事だ…すまない」


「ほんとによ!もうどうするのよこの消し炭になってしまった木たちは!」


「ん〜確か肥料になるはず…畑にその木炭たちを小さく砕いて土と混ぜると肥料になって作物の成長を良くするんだ!多分…」


確か中学の時の国語の先生が家で畑を育てていて良く授業中に、

雑談として畑について教えてくれてたんだよなぁその中に確か木炭を砕いて土に混ぜると肥料になるって言ってたような気がするんだよなぁ。

いつも授業中ほぼ寝ていたからうろ覚えだけど。


「それならいいんだけど…次から魔法教えて撃つときは

空に向かって打ってよね!周りに被害が来そうだから!」


「わ、わかったよ」


「じゃあ次は水魔法を教えるわって言っても、

私は火の魔法しか使えないからこっからは見本はないけど口頭でいいけどいい?」


「あぁ!頼む!」


「さっきと同じ方法で次はこう言うの…ウォーターボール!ってその魔法の適性がある人にしかできないんだけどね。」


「やってみるよ…ウォーターボール!ってうわぁ!全身濡れた…」


「凄いじゃない!2つの種類の魔法を使えるなんてレアだわ!」


「そうなのか!えへへ」


まじか!俺!2つの属性が使えるのか!やった!嬉しいな!まるで主人公じゃないか!他にも使えるのあったらいいな。


「じゃあ次は風の魔法ね。ウィンドボール!」


「やってみるよ!ウィンドボール!ってあれ?魔法が放たれない?」


「風の魔法の適性はなかったのね」


「じゃあ次は雷よ…サンダーボール!」


「やってみるよ!サンダーボール!ってまた魔法が放たれない…」


「それが普通なのよ!2つの魔法が使えるなんてレア中のレアよ!」


「まぁいいわ最後に陰魔法教えるわね…シャドーボール!」


「やってみるよ…シャドーボール!ってうわぁ!?」


なんだこの威力!さっきのファイヤーボールを軽く凌駕するぞ!


「大丈夫?ライト!」


「すまないなんとか無事だ」


「それにしてもさっきの威力は凄いわねライト!」


「あぁ陰魔法が一番体に合っているらしい。」


ってあれ?体が急に重くなって…やばい倒れる………


「ライト大丈夫?!ってライト!」




「ってあれここは…」


見慣れた天井だ。つまりここは家の部屋に戻ってきたということだ。

どうやって戻ってきたんだ?アイカが運んでくれたのか?

そもそも今は何日経ったんだ。

そう考えていると部屋にアイカがやってきた。


「ライト!起きたのね!」


「あぁアイカがここまで運んでくれたのか?」


「そうよ!もう!心配したんだから!もう一日も寝てたのよ!まぁ起きてくれてよかったわ!あっ朝ごはんできてるわよ!食べましょう!」


「分かった」


そう言い俺は体を起こし少しだるい体を無理やり動かしながら朝食を食べに行った。


朝ごはん中におじいさんからこう言われた。


「つい前に作物を収穫したじゃろだから、

することが今はないんじゃよ。」

「だからアイカと一緒に冒険者ギルドに行ってきて簡単な依頼でも受けてきたらどうじゃ?」


ありだ俺自身依頼とかしてみたかったしまぁこの際に稼いでおくのも一つの手だ。

よしアイカ次第だがやってみたいな。


「アイカはそれでいい?」


「うん!私はそれでいいよ!」


「じゃあご飯を食べ次第いきますか!」


そう言いご飯を食べ終え再び俺とアイカは軍事都市ウルスへと足を運んだ。

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