第二話「アリアス村」
俺はインキャ・トモナシ父上から追い出されてしまって、今はアリアス村に来ていた。だけどおかしい人の気配がしない。
「お~い!誰がいるか!」
「ーーーたーーー」
今声がしたような気が…いや声が聞こえたよな!俺は声がした気がする場所へ走った。久々に走るなんてことをしたせいか、ある家の前で転けた。
「大丈夫か?」
良かった!やはり声はしてたんだ!上を見上げるとそこには今にも倒れそうな老人がそこにはいた。
「あはは…大丈夫です。」
痛ってぇ!マジで痛い膝擦りむけたかもしれない痛い!痛い!
「大声を出してたのはお前さんか?」
「あっ、はいこの村に来てみたはいいんですけど人の気配がなくて人がいるかの確認を…」
「そうだったのか。すまないのぉ歳のせいか声が出なくて。それでお前さんはどうしてこんな何も無い村に来たのじゃ?」
「あっ、実は…家を追い出されてしまって…」
「なら儂の家にしばらく住むか?部屋も一部屋余っておるしな。ただし部屋に住まわせるには一つ条件があるのじゃよ」
「条件とはなんでしょうか?」
条件って何を言われるんだろう…怖いなぁ
「それはじゃのぉ畑仕事を手伝って欲しいのじゃ」
まてまてまて俺は前世ニート今世でもニートをしてたんどぞ?!いきなり仕事を手伝うって言われても!無理じゃね?いやけどここで断ったら俺は確実に野宿しなければならない下手すりゃ魔物に襲われて死ぬかもしれないまぁもういいや明日の俺に任せよう
「任せてください」
「なら良かったのじゃそれじゃあ部屋へ案内と行きたいところなのじゃが儂はあまり動き回れんくて代わりにお~いアイカこっちに来てくれ!」
アイカ誰だろう?
「どうしたのおじいちゃんってお客さん?!こんな村に珍しい」
「あぁ今日から一緒に住むことになったえ~と名はなんというのじゃ?」
「あっ…イ」
まてよここで本名を言ってしまうと俺が皇帝の息子だということがバレるんじゃないか?それは色々とマズイ仮の名は…そうだ!ライトにしよう!ってかこのアイカって子可愛すぎるだろまるでアニメから出てきたかのような容姿だ惚れそうだいいや惚れてしまった。ニートの俺には刺激が強すぎる。
「えっと…どうかしたのか?黙り込んでなにかいけないことでもあるのじゃ?」
「いやそんなことは全然…名はライトといいます。」
「おじいちゃん名前も知らない…人を住まそうとしてたの?」
「まぁ家を追い出されたというておったのじゃ心配で…」
「それなら仕方ないけど…ライト君だっけ?改めて私はアイカよろしくね!」
「あっよろしくお願いします!アイカさん」
「あっ私には敬語はいいからね、それとアイカさんじゃなくてアイカ!」
「わかったよアイカ」
「それじゃあアイカ、ライトに部屋を案内やってほしい」
「は~いそれじゃあライト行こっか!」
ててて、手を繋いでいる?!!?!?!、?人生で初めてだ女性ってこんなにも柔らかいのか?!幸せすぎるもう死んでもいい。そうして、その日は畑仕事をしなくてもいいと言われたので1日中寝たのであった。