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留学先での出会い。


留学先では、余たちの得意分野にあった滞在先が用意されていた。

滞在先にはそれぞれ、一人から二人に分けられてしまったが問題ない。

こちらの術式で、みんな手紙を飛ばせるようにはしている。

この手の魔法は、どこの国でも当たり前のものだ。

少し訓練がいるが、問題ない。

一人は寂しいだろうからとスターステイツ側からも規制はなかったことが幸いだ。

そして、余の滞在先は、ゼロサンス。

降りた港からはあまり離れていない。

貿易と漁業が盛んの地域である。

そこの漁業組合の元締めの会社、マシャーフィン家に、留学することになった。

黒船と同じくらいは船が何十台も止まっている。

そのことで余は驚いた。

しかし、さらに驚くことがあった。


「ハロー、ミスター、サンシロ、マイネイム、ティナ・マシャーフィン、ナイスチューミーチュー」

玄米のように薄茶色く日に焼けた健康的な肌、削り節のような艶やかな淡い赤茶色の綺麗な髪と大葉のような深い緑色の目をした少女、ティナがいた。

ニコリと笑い、余の手を掴んで握手してきた。

明るい、異国人と恐れない彼女の態度にどきりとした。

「ハロー、ミス、マシャーフィン、ないすちゅみーちゅう」

緊張しすぎて、噛んでしまった。

ダメだ。好きになっては。

握手はこの国の当たり前の挨拶、彼女は滞在先の令嬢。

そして、大手の会社の婚約者候補になっている。



令嬢、ヒロインの登場です。

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