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パニック作品

スポットライト


モデルの卵の安奈は、今見てきたファションショーの舞台を思い出している。


自分も早くあんな素晴らしい舞台の上に立ち、スポットライトの光を浴びたいなと思いながら最寄りの駅に向けて歩いていた。


その安奈のスマホから突然Jアラートの警報音が鳴り響く。


否、安奈のスマホだけでなく、周りにいる人たちのスマホからもJアラートの警報音が鳴り響いた。


安奈はスマホをポケットから取り出し画面を見る。


画面には、北半島国から中距離弾道ミサイルらしき物が首都に向けて発射されたと言う文字と、避難を促す文字が映っていた。


100メートル程前方に見える地下鉄の出入り口に走ろうとした安奈の耳に、近くにいたカップルの女の子の声が入る。


「あ、流れ星だ」


その声に釣られて安奈は夜空を仰ぎ見た。


途端、安奈の身体はスポットライトの明かりより凄まじく眩しい光に照らされる。


光と共に押し寄せた数千度の凄まじい高温の熱風は、安奈の身体を一瞬で蒸発させるのだった。






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― 新着の感想 ―
[良い点] 舞台上ではないにせよ、光を浴びたいという主人公の望みが叶っていて、「流れ星」という言葉があって……ショートショートの物語ですが、ラストで綺麗にオチがついている感じがして、凄いなぁと思いまし…
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