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ギリシャ財政危機

 ギリシャで、暴動デモが頻発しているようだ。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100505-00000332-reu-int

 ビルが火災となり、三人が死亡。地元住民によると、これほど大規模なデモは、近年無かったという。(朝放送・特ダネより)

 

 デモの原因は、IMFの財政再建策にそった、パパンドレウ政権が、財政緊縮政策を発表したことだ。

 その政策は、①消費税23パーセント(二パーセント上昇)

       ②年金の三割カット

       ③公務員給与の削減(ギリシャでは、公務員の労働比率が高い)

 この政策に反発し、大規模デモが、各地で発生しているという。

 

 *アテネ証券取引所の入口を労組組合員約150人が封鎖=取引所スポークスマン

 *アテネ証取の入口を組合員が封鎖、取引は通常通り実施へ

 *ギリシャ・アテネ:デモ隊と警官衝突、火炎瓶で銀行が火災、女性2人を含む3人死亡

 

 なぜ、このニュースを取り上げたかというと、これから、ある物語を書き進めていく上で、最も重要な「金融」の話であるからだ。

 ギリシャが、なぜ、財政破綻したか??

 ネット検索すれば、その原因の上位に来るのが、「公務員の肥大化」といわれているが、公務員が国家財政を揺るがせるほど膨れ上がったのは、なにも、財政破綻の危機が取りざたされる直前ではあるまい。

 ギリシャでは、新政権により、国家の膨大な赤字が、初めて、明るみに出た。

 では、なぜ、それを今まで隠蔽できていたのか??

 こんな記事がある。

 Banks Bet Greece Defaults on Debt They Helped Hide

 http://www.nytimes.com/2010/02/25/business/global/25swaps.html

 ギリシャ危機、ウォール街“錬金術”が原因 ゴールドマンなど手助け

 http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100218/erp1002182021004-n1.htm 


 今回、IMFがギリシャに、資金融資するにあたり、その条件として作成されたのが、デモの直接的原因となった「財政緊縮政策」である。過去に、IMFは、アフリカで、同じようなことをやっている。

 

 ウィキペディアより;IMFは、1979年以降、「融資の効果を阻害するような政治状態の国」には、「政策改善」を条件にした融資を行うようになった。

 この際に、対象国に課せられる要求のことを「構造調整プログラム(Structural Adjustment Program)」と呼ぶ。このIMFの構造調整プログラムにより、アフリカや南米、アジアなどの発展途上国では、様々な経済問題(失業など)が発生し、社会が混乱に陥ったという見解が多い。

  

 (つづく…)

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