HoTコラム(3)『オバマ訪中』
落ち葉が舞う。冷たい、冬の風が吹く。すっかり、外は、冬の季節だ。
昨夜、オバマ大統領の「訪中」の様子が放送されていた。どのような、感慨を受けただろうか?・・・筆者は、オバマの細い身体と胡錦濤の肥えた身体の対照に、「沈む帝国」と「昇る王国」といった感すら受けた。中国は、今回の訪中で、抜群の外交能力を展開した。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1116&f=column_1116_005.shtml
日本の外務省連にも、見習ってほしいくらいである。中国は、今、アメリカ国債の最大の引き受けてである。その次に多いのは、日本である。今回の、「オバマ訪中・訪日」が、「債権者回り」と揶揄する記事まである。長い文だが、今のアメリカの国際的評価を知る、格好の記事にもなるので、読んでいただきたい。
14日付「フィナンシャル・タイムズ」(イギリス紙)
『オバマ米大統領の債権者回り』の社説。
『オバマ米大統領は、打ちのめされた超大国の元首としてアジアを歴訪する。
米国の衰弱ぶりを示す最も明らかな症状はドル水準だ。』
『アジア諸国は、国民が一生懸命働いて得た富の多くをドルやドル資産に投資
しており、オバマ大統領には訪問先のアジアの指導者らに辛抱をお願いする
しかできない。大統領は米ドルを救済する独自の手段を持たないからだ。』
『米ドルに対する嫌悪感が最も強く表れたのは、ドル建ての金価格の上昇だ。
(中略)金価格の高騰はドルからだけでなく、他の国々の通貨からの逃避にも
よると思われる。』
『こういったことから3つの現象が見て取れる。(1)通貨に対する懸念が一般
化している(2)危機に際してドルが買われる傾向はまだ完全には逆転して
いない(3)中国当局は危機発生以降、人民元の対ドル上昇を回避しようと
決意している-の3つだ。』
『他方、国債市場にはインフレへのパニックはほとんどない。』
『インフレ期待感のある程度の高まりを示唆しているものの、極端なインフレ
期待にまでは至っていない。リスクの高い国債利率のスプレッドも抑えられて
おり、新たなバブルを恐れる人々は、抑えられすぎだと主張するほどだ。』
『アジアの批判者らは、オバマ大統領がドルの長期的健全性確保のための努力
を十分に行っていないと批判するだろう。』
『大統領は批判に対して、米経済が輸出主導の成長の軌道に乗らない限り、
財政赤字は縮小しないと反論すべきだ。それは、アジア諸国、特に中国の政策
が変化するかどうかにかかっている。』
『とりわけ、オバマ大統領は、双方が満足できる出口を見いだそうとするなら
ば、双方が協力しなければならないと語るべきだ。』
『米財政健全な状態への復帰は、必然的に米経済が力強く回復するかどうかに
かかっている。』
『米国の政策担当者らは、自分たちだけではそれを実現し得ず、手助けを必要
としている。米国に助けを与えるのは、アジア諸国自身の長期的な利益となる
のだ。』
(以上、まぐまぐメルマガ;『世界の新聞「101紙」の視点』より抜粋、引用)