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Attendre et espérer!
ある時、世界は創造主によって無数に生まれました。
その成り立ちはさまざまでしたが、全て奇跡が根幹にありました。
やがて世界に最初の命が生まれます。
同時に世界は神様を造りました。
命が増えるにつれ、神様も大勢必要になります。
そこで、最初の神様はいろいろな役割を持った神様を造り、数多世界を平和に管理していました。
神様も増えてきたので、名前が必要になりました。
一柱の神様が言いました。
「私が皆に名前をつけよう」
まず彼は自分を"ノトラ"と名乗りました。
そして、最初の神様を"∀∃(イア)"と名付けました。
それからしばらくは、世界は何の問題もなく機能していきますーーしているように見えました。
神様は、イアは自分が完璧であると、管理システムは完全であると思い込んでいたのです。
その慢心が自らを滅ぼすなど、少しも思っていませんでした。
「ーーそう。これは、切り捨てられたワタシタチの復讐の物語なのです」