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粉雪

作者: なななん




完璧じゃなくていいって

なんどいったら君は気づいてくれる?


僕のこころにささった

それだけじゃだめなのか


君の見つめるさきは

ひどく脆くて


まだだといっているのに

手のひらからすりぬける


まるで粉雪


つかんだ細い指先は

目の前でとけて消えた




完璧じゃなくていいって

なんど伝えたら君は気づいてくれる?


たくさんの人に認められた

それだけじゃだめなのか


君の見つめるさきは

ひどく深くて


まだだと伸ばしているのに

この腕からすりぬける


まるで粉雪


つかんだと思った白い腕は

目の前でとけて消えた





君を想う

心だけ残して

僕はどうすればいいんだ


君の残像

だけをみつめて

僕はどうすればいいんだ












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― 新着の感想 ―
[良い点] 想いが届かない儚さ、切なさが溢れ出るような詩でした。 粉雪が夜の明かりに照らされつつ舞い散る光景が目に浮かびそうです。 他の方も仰っていますが、このまま曲の歌詞になりそうですね。私的にはバ…
[良い点] 淡くて、触れたら壊れてしまいそうで 感想もしたためるか悩む程に、きれいな淡いでした。 保加の方も仰られておりますが、歌の旋律が聞こえてきそうで、なんとなく気持ち良く酔わせて頂けた感じがあ…
[一言] "粉雪" と聞くと、『THE鉄腕DASH』冬の名物、巨大雪玉作りを思い浮かべてしまう私でした(自爆) 奇麗で儚げな詩なのに、こんな感想で申し訳ございません。
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