小説家になろう読者にも読んでみてほしい文学作品2―川端康成『月』【25歳童貞の話】
第二回は「小説家になろう読者にも読んでみてほしい文学作品」その2です。
今回は、川端康成の作品をご紹介します。
川端康成も皆さんご存知でしょう、ノーベル賞作家です。『雪国』『伊豆の踊子』など多くの名作を生み出しました。
そんな文豪の作品から今回私が選んだものは、『月』という掌編です。
この話は『掌の小説』という掌編集に収録されているとても短い作品です。
内容は、25歳童貞の青年が、モテ期が来たけど色々考えるとめんどくせー、と悩む話です。
冒頭の童貞の厄介さについて語る部分が、私は男性ではないので想像するしかないのですが、なるほどそうなのかもしれないなと分かるような気がします。ここまで大事に守ってきたのだから適当な相手では捨てたくない、というのは童貞に限らずそういう感情ありますよね。
それにしても、すごく短い話なので内容について語ることがほとんど無いです。
ひとつ言いたいことは、この話はぜひ男性に読んでいただきたい。そして、感想を聞いてみたいです。
前々から誰かに聞いてみたいなと思ってはいたのですが、ちょっとこれ読んで感想聞かせてなんて言ったらちょっとセクハラっぽいなあと思って躊躇っていました。
やっぱり男性だと共感する部分があるのでしょうか。
次回は作品紹介とは趣向を変えた内容にする予定です。