表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
FPS世界ランカーの異世界転移  作者: 白雪
1章 異世界転移
1/19

気がついたら異世界

処女作であり、駄文だと思われます。

それでもいいなら、読み進めて下さい。

「は……?」


此処は何処だ?

俺は今まで何をしていた?

何故此処に居る?


そんな取り止めの無い疑問が幾つも俺の脳裏に浮かぶ。

何故なら……



俺の目の前は見渡す限りの平原だったからだ。


え?なんだここ?


「ちょっと待て、此処は何処だ?日本にこんな場所は無かった……と思うんだが」


俺の出不精が今更だが恨めしい。


だが少なくとも、俺は今までこんな所は見たことがない。


なら何故俺は此処に居る?


わからない。


仕方ない……取り敢えず今の状況を整理するか。


俺は神崎 拓人。16歳。高1。此処に来る前は、

えーっと……そうだ、自分の部屋で俺が世界ランカーのTOP10であるFPSゲームをやってたんだ。でもって、途中で寝落ちして……

そこからは?そこからの記憶がない。


「って……ええ!?ちょ、まっ、な、何これ?何この服装?なんで俺銃なんか持ってんの?

……ん?……ちょっとまて、これ、見たことあるような……」


そしてもう一度自分の装備を見下ろす。


「…………ああっ!!」


そう。その装備は、俺が此処に来る前にやっていたゲームの装備だったのだ。


そして、それに驚いて右手を振った瞬間


ポーン


「うわっ、と……なんだこれ?」


目の前には、VRゲームがあったらそれに出て来るようなウィンドウがあった。


そこには、


status(true)

名前 タクト・カンザキ

年齢 16

性別 男

職業 異世界人

装備 U-100 mk5(BA)・防弾装備

所持金 0Z

スキル BA装備

称号 転移者・BA世界ランカーTOP10・BoW日本ランカーTOP5

とあった。


ってか、称号「転移者」?ってことは、やっぱりここは日本じゃないのか?


そして、そのウィンドウにはさらに

item

weapon

status(true)

status(lie)

skill

title

map

というタブがあった。


ってか、status(true)とstatus(lie)?ってことはあれか?他人に見せるステータスを偽れるのか?


という事で見てみると、


status(lie)

名前 タクト・カンザキ

年齢 16

性別 男

職業 旅人

装備 一般服

所持金 0Z

スキル 無し

称号 無し

となっていた。

名前、年齢、性別、所持金は偽れないらしい。

装備は一般服になるようだ。


そしてウェポンを見てみる。


weapon

unlock


BA

アサルトライフル

AK-12


PDW

MX4


LMG

U-100 mk5


スナイパーライフル

CS-LR4


カービン

ACW-R


DMR

SVD-12


ショットガン

QBS-09


ピストル

P226


ナイフ

バヨネット


と出た。なんだこれ……unlock?アンロックか?

って事は解放済みの武器だな。しかし……これだけか。俺のBA装備の一部、ってところだな。


スキル、称号のタブは今度でいいだろう。


次はマップを……


「お前、誰だ?」


「うおぉぉぉっ!?」


いきなり誰だ!?


「うわっと、いきなり大声出すんじゃねぇ、ビビったじゃねーか」


「あ、すみません……」


そう言いながら振り向くと、そこには30過ぎぐらいの男性がいた。


「おう、少し驚いたがまあいいぜ。そうだ、自己紹介をしなきゃな。俺はフィリップ・カールだ。」


「あ、どうも。俺は神崎 拓人と言います。」


「タクトか。よろしくな。

んでタクト、早速だがお前に聞きたい事がある。

その装備は何だ?俺には見た事もない素材でできてやがる……」


いきなり呼び捨てか……まあいい。俺もその方が楽だ。だが、いきなり聞いてくるのが装備の事とは……


「これですか?これは銃ですよ?U-100 mk5です。」


「ジュウ?聞いた事がないな……?何かの魔物のドロップか?」


魔物。その単語で、此処が現代日本であるという希望は潰えた。現代日本には、魔物なんていないのだから。

そうすると、説明が面倒だな……

なら……


「えーっと……俺にもわからないんです。これはもう死んでしまった俺の親父の装備で遺品なので……」


「……そうか、嫌な事を聞いたな。スマンな。」


「いえ、全然いいんです。俺が物心つく前に親父は死んだって、母さんに聞いてたから……」


親父が死んでいるというのは事実だ。

俺は母さん一人に育てられた。

何枚も親父の生前の写真が家にはある。

どんな人だったかは知らないが、母さんによると常に明るく、他人を惹きつけるような魅力があったそうだ。


「だとしても、スマンな。なら、何処にいる魔物かもわからんか……」


「すみません、力になれなくて。」


「いや、いいんだ。で、お前は今何故こんな所に居たんだ?」


うっ。それを聞かれると痛い。まさか気がついたら此処にいた、という訳にはいかないし、日本といっても多分わからないだろう。


「えーっと、東の方から来たんです。」


日本=東のイメージなので、咄嗟に東と言ってしまったが、大丈夫だろうか……


「東からこんな王都の近くまでか。その装備でそんな長旅、きつかっただろう。」


王都。そんなものがあるのか。ならまずは、騙すのは申し訳ないがカールから情報収集をするとしよう。


「え?あ、そうか。いえ、そんな東の果てとかではなく、ここから10キロぐらいですよ」


「キロ?キロルではなく?」


む。長さの単位も違うのか。それなら……


そしてカールに色々聞いたところ、

キロ→キロル

メートル→メル

センチ→セン

だった。ミリはないのか……


そして、お金の単位についても聞いてみたが、それは

金貨、銀貨、銅貨、鉄貨の4種で、

鉄貨100枚→銅貨1枚

銅貨100枚→銀貨1枚

銀貨100枚→金貨1枚

の交換比率だった。


鉄貨が日本円で1円ほど。だから銅貨が100円、

銀貨が10000円、金貨が1000000円ぐらいと思っておけばいいだろう。そして鉄貨1枚で1Z(ゼニー)だそうだ。


だがこんな常識を聞くと怪しまれるかというと、そうでもなかった。聞くところによると、僻地の方はまだ物々交換でやりくりしているところも多いそうだ。


助かった。


「聞きたいのはこのくらいか?」


「はい。僻地から出てきたばかりで、教えて頂きありがとうございました。あ、あと何故此処にいたか教えてくれませんか?」


「敬語はよせ、堅苦しいのは嫌いなんだ。んで、ここにいたのはここら辺の魔物の退治を冒険者ギルドから頼まれたんだ。これでもランクA−なんだぜ?」


冒険者ギルド!これは、異世界転移のお約束だな!

それについてもカールに聞いたところ、ランクは

C-からSSまであり、純粋な強さによってランクが決まるらしい。そうすると、Aーってのは相当な実力者なんだろう。それなら自慢するのも頷ける。


「あ、そうなのか。なら依頼はいいのか?」


「おう。もう終わって、今王都に帰る途中だったんだ。

どうだ?王都に連れて行ってやろうか?」


それはありがたい。実際のところカールから地理を聞いても、大分分かりづらかったのだ。


「カールがいいなら、頼むぜ」


「おう。なら王都はこっちだ。あと2日程野営する事になるが、いいな?」


「おう、わかった」


「よし、なら行こうぜ、もうそろそろ日が暮れちまう。」


「ああ、そうしようか。今のうちに少しでも進んでおきたい。」


「よし、決定だな。タクト、荷物は無えのか?」


言われて初めて気がついた。荷物を何も持ってない。さて、どうしようか。


俺がなんと言うか迷っていると、カールは


「……お前、もしかして空間魔法を使えるのか?」


魔法!!これも異世界の定番だよなー!!そうだな、そういう事にして誤魔化そう。


「あ、ああ。そうなんだ。空間魔法って便利だよな。」


「そうなのか。その年で空間魔法を使うのか。お前、大分優秀な魔法使いなんだな。」


ゲッ!そうか、それはマズイ!まあ、言ってしまったのは仕方ない。そうやって通そう。


「は、はあ。そんなものなんですか。」


まあ、僻地から来た、って事にしたから大丈夫だろう。


で、そんなこんなで夜。


カールが予備のテントを持っていたから貸してもらった。俺のテントは魔物に襲われた時に壊れてしまった、という設定で。カールに


「よくここまでテント無しの野宿でこれたな。」


と言われたが。


「明日も早いからもう寝ておけ。」


とカールに言われ、俺はもう寝る事にした。

いきなり色々な事があったせいか疲れていたらしく、

すぐに睡魔が襲ってきておれは眠りについた。

誤字などありましたら、教えて頂けるとありがたいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ