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今はもう…  作者: 紫羅
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序章

━━貴方の影を追い続け周りなんて全く見えなかった。━━ 大きな恋をした。 中学一年生の夏





━愛したのは確かに貴方だけ

そのままの貴方だけ━













体育館から見た貴方、桜を背景に校門を出て行った貴方。


この恋の始まりの時も終わりの時も同じ笑顔。




優しくて、暖かい。

そして…安心する。






とても大好きだった。

違う今も好きです。



ある日、私はいつもより早く部活に向かった。

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