表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

馬鹿なキツネと惨めなタヌキ

「ごめん、別れよう。」

馬鹿みたいに明るいBGMが流れる喫茶店で、目の前の馬鹿な顔した男が言った。悲しい。悔しい。惨めだ。色々な感情がごちゃ混ぜになって、アイメイクがドロドロになるまで泣いた。咄嗟に店を飛び出して、近くのコンビニに逃げ込んだ。トイレの鏡で見た自分は、目の下が真っ黒でまるでたぬきみたい。

男って馬鹿だから、たぬき顔のあざと巨乳が大好きだよねほんと。1年半付き合った彼氏は、そんな馬鹿たぬきとヤッて、私を振った。私は騙されないよ、女狐め。死ぬまで恨んでやるから。毎日呪いの念を贈るのも面倒なんだから、早く死んでね。

適当に顔をゴシゴシと擦って洗い流し、カップ麺だけ買ってコンビニを出た。お湯沸かしてる間に1日目の呪いでもかけようかな。あーあ、だる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ