これから向かう先。
ナイトメアの性格が主人公と混同してワケわからなくなってきたので、変更しました。(全て変更ずみ)
その他、台詞等変更を行いました。
神の使いには能力がある。ナイトメアなら悪夢を見せるという能力が。そして、その能力を拡張するのが、人間の願い……らしい。
ーーーで、なんとなく理解できてきたか?
「分かるかよ。今までの日常からかけ離れすぎてるし」
ーーーまあ、すぐ理解する必要はねい。ゆっくり受け入れていけばいい。それより、さっきの10万はどこへ消えた
「大金だぞ。財布に入れるに決まってんだろ」
ーーーそれもそうか
「そしてこの後、安そうなところで服を買う」
ーーーなぜだ
「学校の制服なんて目立ちすぎるし動きずらいし邪魔」
ーーーそれもそうか
それから少し話ながら服屋についた俺は、服を適当に選んで購入。試着室で着替えて、店を出た。制服はそこに捨ててきた。
ーーーなんだその服
「適当なジャージに適当なズボン。合わせて三千飛ばねぇくらい」
ーーー……まあいいか
「なんだよセンスないみたいな言い方。これでも安くて良さそうなの選ぶの大変だったんだぞ」
ーーー歩いただけだ
「あと服を見た」
ーーー大差はない
「とにかく大変だったんだよ! 心の中で文句言ってるだけのお前には言われたくねぇ」
ーーーそれもそうか
「さっきから返しが適当すぎるだろ。まあいいや、とりあえず、これからどうするか。というよりどこに向かうか……だな」
ーーー逃げるだけだ。必要ない
「それじゃ、なんにも面白くないしモチベーションに欠ける」
ーーー捕まれば死ぬのだぞ? そんなもの嫌でも出てくる
「捕まりゃ死ぬってのに、やる気がでねぇからモチベーションが欲しいんだよ」
ーーーマイペースがすぎる……。それでどこにするのだ。
「そこなんだよなぁ。大阪ー、とか東京ー、とか北海道ー! とかじゃいまいちインパクトに欠けるんだよなぁ」
ーーーならばあの柱にすればよかろう
「え? 電信柱? そんなのそこら中にいくらでもあるだろ。まさか、辿っていけなんて言うつもりじゃないだろうな!? 絶対めんどくさいって」
ーーー……? そうか見えないのか。ならば我の目をかそう
「え? あ、うん。ありがとう? 」
目に違和感を感じた次の瞬間、辺りにポツポツと光が現れる。 それらはそれぞれ色が違い、ホタルのように何処かへと飛んでいくようだった。
「なんだ……これ」
ーーーそれらは重要ではない。問題は、それらが向かい集まるその中心だ
そこには、当たり前のように存在していた。まるで、最初から存在していたかのように。だが、俺はそこには何もないと思って生きてきた俺からすれば、違和感しかなかった。
光が集まり、七色に輝く光の柱。ゆっくり天へと昇る数多の光。そしてそれらは、空へと広がり、何処かへと消えていく。
そして光の柱は、光が集まり続ける限り、消えることを知らないようにも思えた。それらはとても、美しかった。
ーーーあれが何か。貴様には分かるか?
「分からねぇ」
ーーーならばあそこを目的地にすれば良い
「そりゃ決まりだ。最高の目的地だぜ……! 」
そう決めた瞬間、俺はそこに向かって歩き始めていた。 ここから俺の逃亡生活は、本格的に始まっていったのだった。
「そういやこの目、戻してくんない? 光がいっぱいで気持ち悪い」
ーーー言葉くらい選べんのか
疲れたけどOWやらなきゃ。どっちかってーとガンエボやりたい