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僕と文学少女と回顧録  作者: 楠木八重
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部活動紹介ポスター

今年、新入生としてこの高校に入学した僕は、まだ入る部活をきめかねていた。

 

 僕の高校は部活動参加が強制であったため、どこかしらの部活に入らなくてはいけない。名義上は存在はしているが実質的な活動のない、いわゆるサボり部に入部することも考えなくはなかった。

 

 でもそれは、後々になって後悔する選択肢であることは容易に想像できた。僕には、周りのみんなが全国大会出場やコンクール入賞を目指して日々邁進している中で、自分だけ部活動に打ち込まず、ただ学校と家を往復するだけの日々に耐えられるとは到底思えないのだ。

 

 そんなときに、部活動紹介のポスターが貼ってある掲示板で見つけたのが、文芸部のポスターだった。

 

 その募集ポスターは、特に人の目を引くようなものではなかったと思う。ポスター全体を見てみても、他の部活のそれのような綺羅びやかなものと比べると、色に乏しいものであった。

 ただ、そのポスターは筆ペンのようなもので、そしておそらくは、手書きで書かれていた。なぜそれがひと目見ただけで手書きとわかったのかというと、その字がおおよそコンピュータで出せるものとは一線を画していたからだ。それほどまでにその字は美しく、格調高く、重層感のあるものであった。


 他の部活のポスターはというと、その殆どがパソコンを使って作られたのであろうものや、頭の悪い女子高生の作ったカラーペンやマーカーを乱用した授業ノートのようなギラギラしたものであったため、それは明らかに異彩を放っていた。


 それを見たのは授業が終わったばかりの放課後のことであったので、すぐに文芸部の部室に行ってみようと思った。

 



思ったより短くなってしまいました。まだまだ小説を書くという作業になれません。コメントや高評価があれば励みになると思います。よろしいお願いします。

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