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If story RPG  作者: 凛々音
第一章 RPGの世界
6/20

思案

寝落ちすると、直前まで読んだり、見ていたマンガ、小説、アニメの夢を見ます。

ハリメル村に行く途中の短い道のりで、

圭介は考えた。


圭介の頭の上で、

伸びている星型のモンスター【ルーン】


身体の周辺で空中をフリックすると現れるIfと全く同じステータス画面


やはり、ここは、If story7の世界…。


誰か、首謀者がいるのか、何かの運命のいたずらか。

何で俺はゲームの世界に…


やはり考えても考えても、

手がかりさえ掴めない。


どうやったら元の世界に戻れるのかも…


最初に思ったのは、

みんな大好き…かは知らないが、安定の夢である説


ゲームをしていて、いつの間にか寝落ちし夢の中でもゲームをしているのではないか…。

その説は捨てきれない。


実際、しょっちゅう寝落ちし、

夢で、Ifの夢を見ることも多々ある。


今回もそうであることを祈るばかりだが、やけにリアルな世界だ。


次に考えられるのは、この世界で、

If story7のゲームをクリアすること。


クリアした瞬間、元の世界に戻れるのではないか…


なんにしろ、この世界から抜け出せないのならぼーっとしていても意味がない。

まだプレイした事がない、Ifの先。

ゲームの世界と同じなのかはわからないが…


「やってやろうじゃねぇか!な、ルーン」


ぼとっ…


…眠りかけていたところに、突然大声を出され、

びっくりして、圭介の頭から落下したルーン。


あ…


「悪ぃ…。大丈夫か?」

手を差し出す圭介の手に、原型を留めないドロドロの姿で、絡みついてくるルーン。


……


「きっしょっ!」

「やめて!マジやめてぇ。怖いからルーンさん。」

「マジでぇ。俺そういうの苦手なんだってーー!」


バタつき、全力で走り出す圭介を見て、

元の☆型にもどり、

嬉しそうに飛び跳ねるルーン。


1人と1匹は、ハリメル村の入り口に着いていた。















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