サクラエディタの基本的な使い方
閑話休題。
サクラエディッタの話に戻る。
サクラエディッタの基本的な使い方は、ごく一般的なWindows用のテキストエディッタと変わらない。
Windows付属の「メモ帳」が使えるのならばサクラエディタも使える。
ただ「メモ帳」よりは多機能である。
コマンドを覚えるのは大変であるが、「Shift+F1」を押すと、コマンドツリーメニューが出てくる。
最初はここから機能を選択すればよい。
カーソルキーで機能を選択し、「Enter」で決定する。
キーバインドは自由に変更できる。
かつては私も自分の好みのエディタに操作感を近づけるために弄り続けた。
しかしPCの引っ越しを繰り返すうちにデフォルトで使うのが一番楽だと思うようになった。
長いものには巻かれた方が楽だと気付いてしまった訳だ。
よく使う機能は以下。
・「Sift+カーソル」:範囲指定選択
・「Ctrl+C」:選択部分のコピー
・「Ctrl+V」:ペースト
・「Ctrl+Z」:操作の取り消し
・「Ctrl+Y」:操作のやり直し
・「Ctrl+S」:ファイルを上書きセーブ
・「Ctrl+Shift+S」:ファイルを名前を付けてセーブ
・「Ctrl+N」:新規テキストファイルを開く
・「Ctrl+F」:検索ウインドウを開く
・「F3」:次検索
・「Shift+F3」:前検索
・「Ctrl+R」:置換ウインドウを開く
・「Ctrl+G」:Grep条件入力ウインドウを開く
・「Ctrl+\」:現在のファイルパスとファイル名をクリップボードにコピー
・「F4」:上下に編集テキスト画面を分割、もしくは分割画面の解除
・「Ctrl+F4」:ファイルのクローズ
・「Ctrl+Tab」:タブの切り替え(正順)
・「Ctrl+Shift+Tab」:タブの切り替え(逆順)
・「Ctrl+A」:全テキストの選択
・「Ctrl+J」:指定行ジャンプウインドウを開く
・「Ctrl+Space」:入力補完
・「F11」:アウトライン解析ウインドウを開く
・「Alt+Enter」:ファイルのプロパティの表示
これに、前回設定した機能を含めれば、ほぼ常用する全てのコマンドを網羅することになる。
・「F1」;ウインドウ切り替えウインドウを開く
・「Alt+G」;Grep置換ウインドウを開く
・「Alt+M」:ミニマップの表示/非表示
各ウインドウは「Esc」で閉じることができる。
必要にして十分な機能が揃っていることがご理解いただけるものと思う。
サクラエディッタはUTF-8でファイル保存を行うことができる。
「小説家になろう」の漢字コードはUTF-8だ。
サクラエディッタのデフォルトでは「SJIS」になっているので注意が必要。
SJISではいくつかの環境依存の文字や記号(♬など)が失われてしまう。
ファイルを名前を付けてセーブする際、「文字コードセット(C)」で「UTF-8」を選べば良い。
何故サクラエディタを勧めているのか?
素人が導入するのに比較的敷居が低く、そのわりにはプロユースに足る機能を持っているからだ。
次回以降、何回かに分けてサクラエディタの機能を紹介していこうと思う。