サクラエディタのインストール
Software is like sex, because it's better when it's free and safe.
~ソフトウェアとセックスは似ている、無料で安全であるのが良いから~
以前、仕事をしたことがあるインド人エンジニアが飲みの席で言っていた言葉だ。
彼はヒンズー教徒であるにも関わらず、日本で牛焼肉を旨そうに食う。
他のインド人エンジニアはマックフライポテトを食わなくなった。
私がマックフライポテトは牛脂で揚げているから君たちは食っちゃいかん、と親切にアドバイスしてあげたからだ。
にも関わらず、彼はビックマックを躊躇なく食う。
ヒンズーの神は日本には居ないんだよ、というのが理由らしい。
――ソフトウェアは無料で安全であるのが良い
私はソフトウェアエンジニアとして、この言葉に完全同意はできない。
完全同意はできないものの気持ちは分からなくもない。
無料で安全なソフトウェアが世の中に沢山あり、我々はその恩恵に預かっているのだから。
今回はテキストエディッタの話だ。
テキストエディッタはソフトウェア作成には欠かせない。
テキストエディタはテキストを編集し、テキストファイルに保存するためのツールだ。
私はソフトウェアエンジニアとして、テキストエディッタを常用している。
業務ではWindowsではxyzzyと秀丸エディッタを、Linuxではvimとemacsをよく使う。
しかし、小説を書くときはWindowsでサクラエディタを常用している。
職業として小説を書くのなら有料のソフトウェアを購入するのも良いだろう。
しかし、お金にならない小説を書くのならば、できるだけフリーソフトウェアで済ませたい。
環境は最も一般的なWindows10で動作するフリーソフトのエディッタが良いだろう。
テキストエディッタに期待する機能とはなんであろうか?
ひとそれぞれであると思うが、一般的には以下であろう。
・無料で安全であること
・軽快に動作すること
・Windows標準のキーバインドであること
・キーバインドの変更の自由度が高いこと
・タブで複数の文書を同時に管理できること
・検索、置換、グレップといった編集機能が充実していること
・色分け機能が充実していること
・入力支援機能が充実していること
条件に合致するエディッタはいくらでもあるか、サクラエディタを強くお勧めする。
それもできればv2.2.0.0以降が望ましい。
本稿はサクラエディタのすばらしさを賛美することが一つの目的である。
サクラエディタのインストールは特に難しいものではない。
インターネット検索でインストーラーを探してインストールをする。
インストールしたサクラエディタを立ち上げると、ほんのりと淡いピンク色の編集画面が開く。
インストール後にする設定は最低限以下の三つ。
一つは複数テキストをタブ管理できるようにするもの。
・「設定(D)」から「共通設定(C)」を選択
・「タブバー」を選択
・「タブバーを表示する(D)」にチェックを入れる
・「OK」とする
長編小説を書いている場合、おそらく複数のテキストファイルに分割するほうよい。
複数のテキストファイルを同時に開いている場合、タブ管理できるとよい。
編集効率が上がるからだ。
二番目の設定は押し間違いしやすい「F1」キーにウインドウの選択画面を出す機能を割り当てるもの。
・「設定(D)」から「共通設定(C)」を選択
・「キー割り当て」を選択
・左上部の「種別(k)」で「ウインドウ系」を選択
・左ペインで「ウインドウ一覧」を選択、右ペインで「F1」を選択
・「割付(B)」を押下し、「OK」とする。
このウインドウの選択画面を使うと、複数のタブや分割したウインドウをマウスを使わずに切り替えることができる。
複数のテキストファイルを開いているときに、いちいちマウスを使って切り替えたくない。
思考が止まってしまうからだ。
「F1」キーでウインドウ一覧を開き、カーソルで切り替え先のファイルを選択、「Enter」キーで選択できるので重宝する。
最後の設定は強力な「Grep置換」の機能を「Alt+G」キーに割り当てるもの。
・「設定(D)」から「共通設定(C)」を選択
・「キー割り当て」を選択
・左上部の「種別(k)」で「検索系」を選択
・左ペインで「Grep置換」を選択、「Alt」のチェックボックスをチェックし、右ペインで「Alt+G」を選択
・「割付(B)」を押下し、「OK」とする。
複数のファイルの中の文字列を一括して他の文字列に置き換えられと非常に便利だ。
サクラエディタにはその機能、「Grep置換」機能がある。
上記設定により「Alt+G」キーで「Grep置換」ウインドウを開くことができるようになる。
「Grep置換」を行える専用ツールはいくつかある。
しかし、この機能が付いているテキストエディッタはサクラエディッタしか知らない。
サクラエディッタを選ぶ理由になる。
ただ、Grep置換に限らず、一括置換は非常に危険である。
バクアップをとってから実行することを強く勧める。
初期設定として、必須ではないが幾つか紹介する。
一つは「ミニマップ」機能。
左側にファイルを俯瞰する小さい表示画面が現れるものだ。
マウスでカーソルを合わせ、左クリックで該当位置にジャンプすることができる。
意外と重宝するので私は「Alt+M」に割り当てている。
具体的な手順は以下。
・「設定(D)」から「共通設定(C)」を選択。
・「キー割り当て」を選択し、左上部の「種別(k)」で「設定系」を選択し。
・左ペインで「ミニマップの表示/非表示」を選択。
・「Alt」のチェックボックスをチェック。
・右ペインで「Alt+M」を選択。
・「割付(B)」を押下。
・「OK」とする。
これで、「Alt+M」でミニマップを表示、非表示させることができる。
ミニマップとは非常に小さいテキスト表示である。
それがウインドウの右側に表示させることができる。
全体を俯瞰させたり、だいたいの位置にジャンプするときに重宝する。
後は「ファンクションキー表示」。
・「設定(D)」から「共通設定(C)」を選択
・「ウインドウ」タブから「基本設定」の項「ファンクションキー表示(k)」をチェックする
画面下にファンクションキーのガイドが表示されるので、使い始めは重宝すると思う。
慣れてきたら消せば良い。




