サイボーグB中隊 / 設定の話04
~承前
9
キャンプアームストロングへ配属された翌朝。
しかし、実際はまだ基地自体が月の影の側にある。
月の自転所要時間は公転とほぼ同期している。
その関係で地球からは月の一定の面しか見る事が出来ない。
だが、月面で生活する場合、月の一日は約27日を要する事になる。
故に、ここでの生活リズムはグリニッジ標準時で活動する事になる。
そして、基地の時計が0600を指しているから便宜的に朝なだけだ。
この生活に早く馴染まないと、辛くなるだけなのだけど……
――――よく寝た……のかな?
ベッドの上で目を覚ましたら、窓の外が朝露に濡れる草原になっていた。
あれ? またシミュレーターに放り込まれたのかな? とバードは驚く。
けど、やっぱり昨日と同じ。私室と宛がわれた部屋の中。
――――えっと、昨日は……
だんだんと混乱している記憶が整理されていく。
前夜は最初、バナザードとレイチェルに連れられて行動していた。
そして、基地の中のレストランへ行った事を思い出す。
――――歓迎会でビールを飲まされたんだっけ……
サイボーグはどんなに飲んでも二日酔いしない。
それに、機械に未成年なんか関係ないから大丈夫だと言われた。
平気なんだろうか?と少し怖くなったのだが。
バードの視界の中へ唐突に小さな窓が開き、メンバーの笑顔が浮かび上がる。
グラスを抱えて陽気な笑顔だ。
昨日の夜の騒ぎの中で登録させられたのをバードは思い出した。
窓の中に居たのは、昨夜一緒に騒いだドリーだった。
『おはようバード! よく眠れたかい?』
『おはようドリー なんかボーっとする』
『俺達は二日酔いにはならねぇから気にすんな。生身の連中はゲロゲロだぜ』
『昨日の夜の時点で酷かったからね』
だんだんと昨日の夜の驚きも思い出し始めた。
シミュレーターの中で一緒に走り回ったサイボーグは、テッド隊長以外も全てが仮想人物では無く実在の人物だった。
『こっからシミュレーターにログインしてたんだよ!』
そんな説明を受けて、妙に納得したのだけど。
『バード! とりあえず六時半にBチームのガンルームに集合だ。遅れるなよ』
『了解!』
最初はバードも緊張してチームの面々を『さん付け』にしていた。
だが、最後は普通に名前で呼び合ってた。
馴れ馴れしいような気がしたのだが、そうじゃなくて慣れさせられたって事なんだと今になって気が付く。
つまり、レイチェルやバナザードだけでなく、基地の面々がそうやってバードに気を使ってくれたのだ。
いそいそと身支度を整えたバードは、士官学校と同じように恐ろしく丁寧に部屋を片付けた。これならいつ監督生が来ても平気だと自画自賛して、それから部屋を出る。まる4年分の経験はちょっとやそっとじゃ抜けやしない。
エレベーターをウンと登って22階。
Bチームのガンルームはそこに有る。
士官専用と一般兵卒兼用の2種類があるエレベーターは、どっちを使えば良いか一瞬迷うものの『常に士官らしく、威厳を持って』の精神で士官専用に乗った。
するとどうだ。乗ってみたら単に兵卒向けの生活ゾーンは自動で全部通過していっただけだった。
まだまだ驚く事や知らない事ばかりだが、六時半ぴったりにバードはガンルームへと到着した。ガンルームと書いてある事務机と椅子の並んだ殺風景な事務所と言うべき部屋だけど……
――――あれ? 誰も居な……い……???
副長であるドナルド大尉からは六時半と聞いたはず。
それは絶対に間違いがないと確信している。
まぁ、やる事も無いしプリーブよろしく部屋の椅子を整理するかと作業を始め、15分ほどで部屋の中を綺麗に片付けた。間違いなく男所帯だと思うのは、とにかく部屋の中が統制された混乱で満たされている所だった。
20分ほどで綺麗に片付いた部屋の中、バードは満足そうに眺めている。生理整頓の意識を徹底して植え付けられたのだから、少々では抜けるはずが無かった。
ついでだから雑巾掛けでもするかと思案していた頃、非常に眠そうな顔のジャクソンが入ってきた。
「あれ? バード早いね」
「あ、おはようジャクソン。だって六時半集合って聞いたから」
「だから集合完了は7時半だよ」
「えっと…… 時差?」
「そいつは傑作だ!」
ジャクソンはいきなり笑い出した。
それからせっかく並べた椅子を乱暴に引いて、どっかりと腰を下ろした。
サイボーグでも眠そうな態度と表情が出来るんだとバードは驚くのだが……
「Bチームはみんな共通で『ノンビリやろうぜ』ってのが徹底してるんだ。だから、ケツに火が付いてる時以外は一時間早いタイムスケジュールが出るけど、アクションが完了するのは一時間後だ。つまり一時間の余裕を持って動いてるって訳さ」
「でも、時間にルーズだと後で困らない?」
「ま、いずれ分かるようになる。ここのゆるい空気って奴がさ」
部屋の隅にあるIrポートをジッと見たジャクソンは、フンフン言いながら何かを通信している。
「それは何をやっているの?」
「あぁ、これはベースレポートって言って、基地内のまぁ、回覧板みたいなもんだ」
「私も見られる?」
「やってみ?」
通信を終了させたジャクソンがIrポートを指差した。
『空いたよ』ってサインだとバードは思った。
どうやるんだろう?と思いつつIrポートをじっと見たら、一瞬チカチカと光ったのが見えた。赤外の光なのだから、生身には見えないはずだと思う。そして、視界の中にIrポートを開くか?と警告が現れる。
「Irポートを開くか?って表示が出てる」
「問題なけりゃOKすればいいさ。出来るだろ?」
「……やった事無いけど」
OKしてなお見ていたら、視界の右半分に半透明の画面が現れた。
ソーティー回数や人員消耗公告など、公的な資料に当たる部分での一般報告だ。
その他には、エディレポートやダッドボイスと言う表示が出た。
高級将官によるサイボーグ向けの広報なんだろうとバードは思うのだが……
「なんか色々出てくるね」
「まぁ、時々はシビアなレポートが上がってくるけどな。出来るもんなら毎朝チェック」
「うん。わかった」
「そしてついでに言うと、それを読みながら回りもチェック」
「え?」
通信を終了して周りを確認したら、腕を組んで仁王立ちのマイケル・スペンサー大佐が立っていた。
「おっ! おはようございます! 大佐!」
「通信中も周囲をチェックする癖を付けといた方が良いぞ」
「もうしわけありません大佐」
「それと、俺の事はブルで良い。まぁいいさ。基地二日目の朝だからな」
「すいません」
「まぁいい。先に教えないジャクソンが悪い。あとで締め上げておく」
ブルはニヤッと笑ってジャクソンを見た。
ジャクソンは引きつった笑いを浮かべながら「勘弁してくれぇ~」と呻いている。
「それより、今日から四週間。俺がバッチリしごいてやる。四週間後にゃ太陽系中どこへ行っても通用する様にしてやるからな。だから最初に覚えとけ。海兵隊は軍全ての模範となるもっとも厳しい所だ。だけど、強さだけじゃなく優しさを忘れないようにな」
「はい。大佐」
「だから大佐はいい。俺のニックネームはブル。それが嫌ならマークでもマイクでもいい」
「でも、なんだか変です。施設で教育を受けた時は、軍隊って階級が全てだと」
「時と場合によるのさ。その辺の使い分けはだんだんと覚える筈だ」
優しそうに笑いながらアレコレ説明しているブル。
だが、いつの間にか全部揃っているチームメイト達は、そんなブルの姿をとても不思議そうな顔で見ている。
「おいおい。泣く子も黙るレッドブルも女の子には優しいな」
気が付くとテッド隊長が横からチャチャ入れしている。
その隣には狙撃手のジャクソンが驚きの表情で見ていた。
「全くだ。俺なんかいきなり降下艇から戦闘装備なしで突き落とされた」
「俺はいきなりエアロックから放り出されて、しかも後ろからバンバン撃たれた」
「なんだ、みんな優しいじゃん。おれはいきなり格闘戦教育でメインフレームへし折られた」
ペイトンとリーナーとロックがボソボソと会話している。
だけど、最後に部屋に到着したドリーが凄い事を言った。
「俺、訓練無しでいきなり降下したぜ。サンパウロ開放戦の時に問答無用でコロニー6の施設から送り込まれて、とりあえず銃の撃ち方だけ教えられて、ブルと一緒に降下した。泣きながら空中で射撃訓練したよ。着地の仕方が分からなかったから、そのまま地面に激突したっけ。あん時思ったよ。この人、ぜったい黒人嫌いなんだって」
アッハッハッハ!!と盛大に笑っているチームのメンバー達。
だけど、ひとしきり笑った後で、チームの視線がバードに集まった。
どの目も真剣だった。
「バード」
テッド隊長が口を開いた。
「いまからお前が覚えるのはレプリの殺し方じゃない。戦争のやり方でもない。海兵隊の規範だとか戦闘術だとか、そんなもんは上っ面だけだ。いまからお前が覚えなきゃいけないのは唯一つ」
指を一本だけピンと立てたテッド隊長は、ジッとバードの目を見た。
その姿にバードは胸の中がドキリと早鐘を打った。
――やばい……
――ちょっとじゃなくて凄く格好良い!
急激に高鳴ったバードの胸だが、次の一言で急激に現実へ引き戻された。
「生き残り方だ」
「いきのこりかた……ですか?」
どの顔も真剣だ。
バードの表情から余裕が消えた。
「そうだ。戦争で、戦闘で生き残る為の方法を覚えるんだ。まず最低二週間は個人教育。その後にチーム全体で連携戦闘訓練。その次は実際に降下する。それまでに、少なくとも自分の身を護れるようになって置いてくれ。あとはだんだん覚えて行けばいい」
「……はい。了解です」
バードの反応を確かめたテッド隊長はブル大佐に何か目配せした。
ちょっとニヤッと笑ってから、大佐はヒョイヒョイと手招きしてバードを呼んだ。
「バード。俺が言いたかった事をテッドが先に言っちまったから、俺の言う事は何も無い。ただ、一つだけ付け加えておくが……」
どこか不服そうに部屋の中を一回り眺めてから、バードをジッと見ている。
ブル大佐は……怖い。生理的に……怖い。そんな印象をバードは持った。
「女の子でも俺は手加減しないし、そもそもサイボーグだからする必要もない。容赦なく罵倒し遠慮なく酷い目にあわせる。お前は俺を恨むだろう。憎むだろう。だが、厳しく物を覚えた方が結果的に生き残る。それが君のためでもある。このメンバーだってチームからまた死人が出るのは嫌だろうしな」
ブルが口にした『死人』という言葉で、バードはガンルームの温度がスッと下がったような気がした。
「……死人。だれか戦死を……」
「そうだ。君の前にチームでブレードランナーだった男が死んだ。降下中に地上から撃たれて、ほぼ即死だった。君がそうならない事を祈っているよ」
「……戦死」
「覚悟を決めたらトレーニングルームへ来るんだ。いいな?」
「はい」
じゃ……
そう言い残してスペンサー大佐は部屋を出て行った。
ただ、その後姿を見送りながら、バードはハッと気が付いた。
「もしかして、私。計画的にサイボーグにされたのかな……」
いや、考えれば考えるほど、バードにはそうとしか思えない。
施設の広瀬はバードのサイボーグ適性が異常に高い事は前から知っていたと言っていたし、シミュレーターの中で経験したサイボーグの士官学校の人物はルーシーのボランティアだった。それに、戦闘体験シミュレーター上ではBチームのメンバーが全部実在だった。
シミュレーターへログインするのが、午前5時45分の時間厳守だったのは、巨大な組織として動いている故のずらせない事情な筈だ。つまり、巨大な陰謀めいたものが動いていて、その中でバードは恵でいる事を剥奪されたとも言える……
『バード』
チーム全員が一斉に声をあげた。
誰を見ていいか分からなかった。
「お前だけじゃ無い。だから、それ以上考えるな」
テッド隊長の声が沁みていく様な気がした。
「もしバードがダメになったら、今度は何処かの誰かが同じ思いをする」
ドリーがボソリとつぶやいた。
そして、ジャクソンはバードの目を見ながら悲しそうに言った。
「申し訳ない。どうか赦して欲しい。トニーからの伝言だ」
「……トニー」
「そして、死なないでくれ。君の次の候補の為に」
「どんな風に……」
「大出力のレーザーブラスターで撃たれて、首から下が全部吹っ飛んだ」
「……痛かったろうなぁ」
ジャクソンは自分の頭に指を立てて寂しそうに笑った。
「最後に残った非常電源で最期の言葉を俺に言って、そして、楽にしてくれって」
「ジャクソン……」
「もう、仲間を撃ちたくないんだ。バード」
ジャクソンだけじゃなかった。
気が付けばチーム皆が悲しそうだった。
「何処かにトニーの私物が残ってない?」
部屋を見回しながら言ったら、ペイトンがどこからともなく腕時計を取り出した。ベルトに残っているマシンオイルに脳殻用の人工髄液が付いていた。クォーツ部が砕け動かない時計……
「トニー 最期の言葉 受け取ったからね」
グッと握り締めてから、ペイトンに返した。
「ありがとうバード」
バードは何も言わず頷いて、それから振り返らずにガンルームを出た。
エレベーターで上がればトレーニングルームだ。
どんな訓練が待っているのか予想も付かないけど。でも……
――私の次の候補が同じ思いをする……
その事実が胸に突き刺さって、ジクジクと痛んだ。
今ならどんな訓練でも耐えられるとバードは思った。
早く一人前になって、チームの皆を安心させなくちゃ。
――よし! 頑張ろう!
悲壮な覚悟を決めたんだと自分に言い聞かせたつもりになった。
ただ、そんな物はただの思い込みだと気が付かされるまで、二時間と掛からなかった。施設で体験した様々な教育プログラムや戦場体験のシミュレーターなどは単なるビデオゲームの一環程度でしかなく、士官学校やODSTスクールで経験した苛烈で過酷な訓練は、実際には単なる基礎教練でしかなかった。
つまり、新人を基地へ送り組むに当って最低限必要な機能をインストールしただけで、実地教育は本当に厳しい戦場を生き残る為のものだ。
レッドブルことマークスペンサー大佐の教育方針は、簡単に言えば人格改造と思考矯正。施設でインストールしたアプリは実際に使う事で展開し、そして自分の一部になる。
『覚悟を決めてきたな?』
ハイと返事をした後、バードは全く会話を許されなかった。
■ ■ ■ ■ ■
ハッと気が付いた時、バードはテーブルの上に突っ伏して眠っていた。
書きかけの日記は実に20ページを書いていた。
あの最初の夜を思い出して、バードの目が宙をさまよう。
「……寝なきゃ」
明日は訓練予定が山積みだ。
戦術部長のブルことスペンサー大佐は、バードの戦闘センスに惚れ込んでいる部分がある。
着任した翌日から二週にわたって続けられた着任後訓練で実戦に近い戦闘を経験し、その中で発揮したバードの勘の鋭さと割り切りの早さを絶賛していた。
あれは酷い経験だった。
ふとそんな事を思うのだけど、ソレを書くのはまた今度で良いだろう。そんな事を思って日記を閉じる。
ブラックバーンズの緩さの理由とか、或いは、バードを大歓迎してくれたメンバーの思惑とか、書き記しておかないといけない事は山程有るのだが。
士官学校時代の癖で寝る前にもう一度部屋を片付ける。
真夜中に叩き起こされ臨時室内検閲を何度もやられているので、その影響が残っていた。テーブルの上に残っているのは何も無い。全部書架へと収納してベッドに入る。
さて、明日は何をするんだろう?
そんな事を思いながら、バードは意識を手放した。
視界の隅に浮いている時刻情報は午前0時を回っていた。
第2話 サイボーグ娘はイケメンアンドロイドの夢を見るか?
-了-
第3話 オペレーション・キングフィッシャー(7/27公開) へ続く~
設定の話 その4 サイボーグBチームの人々
本当はもう少し後にするつもりでしたが、整理の意味もかねて。
テッド(TED)
・階級:少佐 B中隊隊長
・国籍:アメリカ合衆国
【バードから見たテッド】
・ナイスガイで渋いおじさん
・一言で言えば『父親』
・鉄の意志と強い心の持ち主
・品行方正で正義の体現者
・チームのメンバーも隊長の過去を知らない
・本人も語らないので謎が多い
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
ドリー(DORRY)
・階級:大尉 B中隊副長
・国籍:アメリカ合衆国
・職能:データ解析 + データサーバー
【バードから見たドリー】
・ちょっと太っちょで人懐っこい笑顔が印象的な黒人
・テッド隊長の右腕でとにかく頭の回転が速い人
・言葉が的確で丁寧で知性に溢れている相当高い教育を受けた人
・基本的に温厚で寛大な性格 Bチームの良心
・困ってる人を見捨てて行けないのだけど、敵には容赦が無い
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
ジョンソン(JONSON) テッドの呼称:ボス
・階級:大尉
・国籍:グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国
・職能:通信手
【バードから見たジョンソン】
・英国王立兵学校サンドハースト卒業者。
・テッド隊長からジョンと呼ばれている皮肉屋なブリテン人
・ジョンブルらしく皮肉の効いた、いちいち癇に障る言いまわしをする
・諧謔味溢れるスラングが得意で自虐的ジョークも得意
・筋金入りのアナーキー
・ジョンブルだから仕方が無い。皆そう諦めている
・アレやコレやを皮肉って、波風が全部自分へ向かうように仕組んでいる人
・ただ、日本人的視点で言えば無思慮に言いたい事を言っている人
・ちょっと苦手。『嫌い』ではなく『苦手』な人
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
ペイトン(PAYTON) テッドの呼称:ボス
・階級:中尉
・国籍:カナダ
・職能:電子戦ハッカー
【バードから見たペイトン】
・蛇の目を連想するような結構つり目で睨まれると怖い
・学生時代からハッカーとして非合法活動に加わる元ブルースター構成員
・物腰の柔らかい包容力のあるタイプで、あんまり身の上話をしたがらない人
・かなり口が悪い上に、油断すると言葉遣いが汚い
・刃物での接近格闘技ならチームでも指折り
・厭世的な部分があり、世の中を斜に構えて見ている
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
ジャクソン(JACKSON) テッドの呼称:オヤジ
・階級:中尉
・国籍:アメリカ合衆国
・職能:狙撃手
【バードから見たジャクソン】
・超お調子者で、パーティーでは終始マイクを手放さない宴会部長系
・とにかく笑わせ上手で自分も一緒になって笑って大騒ぎするのが大好き
・くだらないジョークとスキンシップ大好きな画に描いたようなヤンキー
・恐ろしいほど本気で働き、信じられないくらい本気で遊ぶ
・スナイパーだけあって集中力は凄い、ゾーンに入ったら何も耳に入らない
・いつも上官から締め上げられる担当の人
・時々ふと父親の顔を見せたり、愛妻家の顔を見せたりする
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
スミス(SUMITH)
・階級:中尉
・国籍:イスラエル
・職能:ガンナー
【バードから見たスミス】
・怒りっぽい中東系で彫りの深い顔立ちは日本人好みのイケメン
・言葉遣いがいちいち力強い上に、理不尽さを嫌う
・生い立ちがスラム出身らしいので、情義に厚いタイプ
・ただし、シリウス人とレプリはゴキブリ以上に嫌っている
・へヴィマシンガンが恋人。射撃しているとご機嫌。
・シリウス系テロリストがバタバタ死んでいるとさらにご機嫌
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
リーナー(RIENER)
・階級:中尉
・国籍:ロシア
・職能:工兵
【バードから見たリーナー】
・ある意味チームで一番の紳士
・アリョーシャもはだしで逃げ出すとんでもない大酒のみ
・酔っ払うと始末に悪いタイプ
・会話の中に突然ロシア語の単語を混ぜたりするいたずら好き
・超綺麗好きで整理整頓系片づけ男子
・物事をストレートにいうタイプで表裏の無い人。常に本音。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
ビル(BILL) テッドの呼称:ボス
・階級:中尉
・国籍:オーストラリア
・職能:情報戦諜報宣撫等
【バードから見たビル】
・精神科の医者らしい、なんだかすごく胡散臭い人
・言わなくても言い事までペラペラと全部喋らされる精神制御術を持つ
・とにかく凄腕の尋問能力を持っている
・普段は存在感が空気 気配を殺し心理的死角を付くタイプ
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
ロック(ROCK)
・階級:少尉
・国籍:日本
・職能:ソードマン。CQBスペシャリスト
【バードから見たロック】
・寡黙だけどいつも僅かに笑っている
・名前に石が付いてるから、だからロックらしい
・自分に厳しく人に優しい系
・時々、死にたがりのバーサーカーになる
・英語で話をする時は目立たないが日本語だとべらんめぇな江戸っ子
・割と短気で喧嘩っ早いが情に脆く義理堅い
・多分自分を好きだと思っている
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
ダニー(DANNY)
・階級:少尉
・国籍:フィリピン
・職能:衛生兵・医師
【バードから見たダニー】
・色黒だけどアジア系
・医療担当で元医者の卵らしく人体知識が豊富
・身の上話は『言いたくないなぁ』とやんわり拒否する人
・時々見せる苛烈な性格は相当酷い経験をした裏返し
・とにかく敵には容赦が無い人で、正直、敵に回したくない人
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
ライアン(RYAN)
・階級:少尉
・国籍:スウェーデン
・職能:通信手+電子戦ハッカー
【バードから見たライアン】
・陽気でヤンチャでおしゃべり
・だけど、ナチュラルにわがままなところがある
・そんな部分を皆が笑って許す不思議な人徳持ち
・相当酷い経験をしているようで、時々夢にうなされている
・ビルが付きっ切りで落ち着かせる事もある
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
バード(BIRD) テッドの呼称:隊長
・階級:少尉
・国籍:日本
・職能:ブレードランナー
【メンバーから見たバード】
・冷静沈着だがお姫様系の世間知らず (ジョンソン)
・礼儀正しく言葉遣いが丁寧だが、時々剛速球の天然 (ドリー)
・天真爛漫なお嬢様系の怖いもの知らず (ジャクソン)
・時々無謀な無鉄砲。土壇場の勇気と度胸は男顔負け (スミス)
・刃物を使わせると本気で恐ろしい。切れると笑顔で敵を殺すタイプ (ペイトン)
・慎み深く遠慮し過ぎで内側に溜め込むタイプ (ビル)
・驚異的整理整頓が美しい (リーナー)
・小動物みたいな仕草がかわいい (ライアン)
・責任感は人一倍強い上に自己犠牲の精神が強い (ロック)
・緊急医療措置を行わせると下手な医療兵並に丁寧 (ダニー)
・深い洞察力と鋭い勘の持ち主だが、本人が気が付いてない。作戦前に何気なく口から出た言葉を注意深く観察しておかないと痛い目にあう。土壇場で見せる意志の強さはチームの中でも1番で、仲間にいてくれるだけで心強い。殺伐とした戦場で見せる笑顔は隊員の癒しだが、レプリを追い詰める時の目はまさしく猟犬で絶対に外さないし逃がさないし許さない。年齢的な部分で少々不安定なので目が離せない (テッド)