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機械仕掛けのバーディー  作者: 陸奥守
第12話 オペレーション・ビッグウェーブ
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3人の新人

 天王星の衛星『タイタニア』のハーシェルポイント。

 国連軍の前線基地として機能しているこの拠点には、巨大なレストランがある。

 3000人からを収容できるこの施設は、様々なイベントに使われていた。


「凄い数だね」

「第1作戦グループが結集したからな」


 バードの声が弾み、ライアンが笑顔でそう答える。

 シリウスを目指す501中隊のABC3チームが結集している凄い眺めだ。

 さらには、ODSTの第1から第3大隊も集まっていた。


「さて、主賓が来るぞ」


 楽しそうにしているペイトンは、揉み手でその時を待っている。

 その隣、ロックはスミスと何ごとかを話しこんでいた。


「なんだか待ち遠しいな」

「それはまたどうしてだ?」


 隣で話を聞いていたビルが興味深そうに聞いてきた。

 人の心を見つめるプロフェッショナルは、心の機微を観察するのが趣味だ。


「だって、これで私は新人卒業だからね!」


 バードの弾むような声が内心を良く現していた。

 配属から1年が経過し、すっかりODSTの水にも馴染んだバードだ。

 とてもじゃ無いが、新人などと気安く言うような立場ではない。


 士官としての責任を自覚し、部下を統率し、戦線を駆け抜けてきた。

 捕虜の経験もしたし、土壇場の絶望も味わった。


 兵士としての『酸い』も『甘い』も経験したのだ。


「半年経ったら一人前だよ」


 安心させるように行ったビルの言葉だが、バードは苦笑いで首を振る。

 そこに見え隠れするのは、サイボーグである事を知らぬ者の吐く言葉の辛さだ。

 曰く『線の細いお嬢さん』だの『戦場のマスコット』だの『ミス海兵隊』だの。


 もっと口の悪い者からは『兵士相手のセックスドールか?』とも言われ、これを言われた時はさすがにバードも切れ掛かった。だが、バードが切れて銃を抜くその前にロックがマジ切れしてしまい、何処かの中隊を率いる名も知らぬ大尉の頚動脈を愛刀で切り裂いてしまった。


 士官の行なった上官に対する傷害致死未遂は、ただの刑事事件ではなく反逆行為や命令違反と言った軍隊の中でもかなり上位の重罪に当る。当然の様にMPが動き出し、公的な機関による操作と審査が行なわれる筈であったが、なぜかそれにストップが掛かった。



 ――――不名誉行為による強制除隊でも良いが、君はどうするかね?



 海兵隊第一遠征師団の全てを預かるマッケンジー上級大将とエディ少将(当時)による直々の審問で、その大尉はMPに対する『上官への反逆行為』としての告発を取り下げ、『不名誉行為による自傷』と申告した。

 直々の審問であるからして、それ自体が相当の圧力なのだが、それ以上にバードがODSTの中でも最強のBチーム隊員と言う部分で青くなったらしい。


 戦闘中の流れ弾で指揮官が運悪く戦死するのは良くあることだ。不名誉除隊こそ免れたものの、その大尉は直属の上司へ異動願いを出したらしく、いつの間にかキャンプアームストロングから姿を消していた。


「色んな意味で有名になっちゃったからだけど……」


 微妙な表情で笑ったバードは、横目でロックを見てからビルに目を戻した。

 本気で愛されていると言う実感を持ったバードは、同時に責任も痛感していた。


「……でもやっぱり、まだ新人なんだよね」

「自嘲って意識があるうちは大丈夫だ」


 ある程度経験を積み、そろそろ大丈夫と言う意識を持った時が実は一番危ない。

 それはもはや人類普遍の定理となっていた。油断と慢心は死への最短手。

 ヴェテランになればなるほど、臆病な位に慎重さを身に付けていく。


「ありがとう」

「いやいや」


 バードがニコリと笑ったとき、会場の入り口となる開き戸がパカリと開いた。

 何人かの人間が真新しい服を着て会場に入って来た時、フッと灯りが消えた


「レイディーーース エーーンド ジェントルメーーーーン!!!!」


 相変わらずハイテンションなジャクソンの声が会場に響く。

 何処で用意したのか、プレスリーもかくやのリーゼント姿だ。

 昆虫類をイメージさせるようなデカいサングラスが艶々と光っている。


 同時にスポットライトが入り口を照らし、その姿が浮かび上がる。

 いきなりの歓声に驚いた新人が唖然としているのが見える。


「分かってると思うが戦闘用サイボーグだ! 勘違いするんじゃねぇぞ!」


 その姿を見た会場を埋め尽くすODSTの荒くれどもが歓声を上げた。

 『オォォォ!!!!』と地響き級に叫び、バードは思わず耳を押さえた。


「うるせぇぞ! ウォーモンキーども!! エアロックから叩き出すぞゴルァ!」


 指笛や拍手や歓声と共に大爆笑する兵士たちの声が上がる。

 様々な音が渾然一体に入り混じり一体化した、歓迎の声が上がる。


 ジャクソンは益々テンションを上げていた。

 さすが陽気なヤンキーだとバードも苦笑いしていた。


「おめーら 新人の足ひっぱんじゃねーぞ!!!! わかってんだろうなぁ!」


 再び割れんばかりの声が響く。

 唖然とした表情で会場を見ていたのは、驚くほど美人系なスラブ人女性だ。

 その隣にはやや褐色の南欧系女性。こちらも負けずに美人だとバードは思う。

 それこそ、表に出さない女の本音として、ややもすれば嫉妬を覚えるほどに。


 続いて入ってきたのはブラウンアフリカンとブラックアフリカンの2人。

 驚くほどに細くて長い手足とコンパクトな胴体。そして小さな頭。

 スタイルが良いとか悪いとかではなく、もはや違う生物に見える姿だ。


 それに続いて入ってきたのはやや褐色なアジア系2人と白人系雑種の2人。

 凄まじい歓迎の声に気をされ、驚きの表情を浮かべていた。


「どの人がウチに来るんだろう?」


 ニコニコと笑うバード。

 フラリと現れたホーリーとアシェリーがこっそり指をさした。


「あの()よ、あの……」


 こっそり指差した先にいたのは、美人系のスラブ人女性。

 驚きの表情を浮かべたバードにホーリーが耳打ちする。


「彼女、適応率90%越えてるわ」

「うそ……」

「間違いなくBチームね」

「ふーん……」


 複雑な表情を浮かべたバードにホーリーがニヤリと笑った。

 その内心を見透かすかのような三白眼が突き刺さるようだった。


「取られない様にしないとねぇ~」

「あっ! そういうこと言う?」


 ケラケラと楽しそうに笑うホーリー。

 その隣で腕を組んだまま静かに笑うアシェリ。

 彼女たちの『新兵卒業』は目の前に迫っていた。











 ――――――――2299年 10月 5日 天王星 第3衛星タイタニア

             国連軍前線基地 ハーシェルポイント 大宴会場

           地球標準時間 午後7時10分過ぎ











 会場入りした新人8人は、さすがに面喰らっている。

 その姿を見ていたバードは、過ぎし日の自らを思い出した。


 キャンプアームストロングのレストランでいきなり歓迎会に引っ張り出され、言葉を失って流れに身を任せるしかなかった。そして……


「ドリーが出迎えに行ったね」

「隊長だからな」

「そうだった」


 ビルとバードが見つめる先。

 ドリーはBチームを示す黒い三角帽を三人の頭にのせた。スラブ系の女性型とブラックアフリカンな男性型、そして、北方系の男性型だ。


「あの三人で確定だね」

「だから言ったじゃない」


 ホーリーは楽しそうに笑いながら新生Aチームのエリアへと戻っていった。

 すっかり副長の座に収まっているジョンソンと笑いあっている。

 同じく副長の座にあるアォウキと何語とかの会話を交わし、盛り上がっていた。


 そんな中、ドリーは新入り3人を連れてBチームエリアへとやって来た。

 まだ緊張しているのか、固い表情だった。


「そんなに緊張しなくて良いよ」


 バードが最初に口火を切った。

 思えばこの3人はODSTシミュレーターを体験していない筈だ。


 つまり、完全に初対面と言うことに……


「始めまして。バード少尉」

「バードで良いよ。面倒なしで…… って、え?」


 いきなり自分の名前を呼ばれたバードは驚くより他なかった。

 ただ、スラブ系の女性型はにこやかに挨拶を始めた。


「アナスタシアと言います。ウクライナ西部の出身です。バード少尉はシミュレーターで見るより余程美人ですね。アジアンビューティーだ」


 外連味無く言い切ったアナスタシアは、眩しそうにバードの黒髪を見た。

 アジア人の多くが赤毛や栗毛、金髪と言った髪色に憧れるのは無いものねだり。

 それと全く同じ事が逆の立場で起きる。艶やかな黒髪に白人種は憧れる。


 だが……


 ──え?

 ──なんで??


 シミュレーターと言い切ったアナスタシアにバードは驚く。

 そんな物をやる余裕は無かったし、やったとしても参加していない。

 理解できず苦しむバードだが、ブラックアフリカンな男性型が挨拶を始めた。


「私はダハブと言います。中央アフリカ出身です。よろしくお願いします」

「自分はヴィグティス。スカンジナビア北部の少数民族出身です」


 ふたりと握手を交わしたバード。

 チームメイトが次々と握手するなか、バードは三人を見ていた。


 なぜ自分を知っているのか、その理由がわからない。

 確実に既知の事のようにふるまった3人は、一切違和感がない様子だ。


「さて! 毎度の事だか…… 野郎共! 用意は良いか!」


 巨大なジョッキを持ったテッド隊長が声を張り上げた。

 星をひとつ増やし中佐になったテッドは、相変わらずな様子だった。


「イヤァァァァ!!!!」


 もはや、何がなんだかわからないテンションで騒ぐ者たち。

 新入りの3人はもはやどうにでもなれと言った状態だ。


People(野郎ども)! Fall IN(整列)! GetReady(準備は良いか)!」


 テッドの声が会場に響き、会場の全員が大声で叫んだ。


「チェックパラシュート!」


 ニヤリと笑ったロックがバードを見た。

 その目が一瞬だけ光りを放ち、バードは赤外ポートを開けた。


【バード新入り卒業だ】

【そうだね!】

【バードが来たとき、俺が新入り卒業だったからな】


 ニコリと笑ってロックと乾杯したバード。

 直後にテッドの声が響いた。


「いくぞー! 3! 2! 1! Jump(飛べ)!」


 会場が野獣の咆哮で埋め尽くされた。

 酷い状態だと苦笑いしつつ、バードは一気にジョッキを半分以上飲み干した。


 ダイナミックな飲みっぷりにバードを知る生身が指をさして囃し立てる。

 そんな下士官たちへ『こらぁ!』と叫びつつ、バードは笑った。

 気がつけば、荒くればかりのODSTへ完全に馴染んでいた。


「あなた、ニックネームは?」

「ナースチャと」


 バードより頭半分高いアナスタシアは、まだどこか緊張していた。

 ただ、緊張していても良いことなど一つもない。それが海兵隊の現実だ。


「緊張してるだけ損だよ! 楽にして、楽しまなくちゃ!」

「ですが……」


 ナースチャの表情には士官の矜持と共にプリーブの緊張があった。

 誰でも一度は通る道なのだから、それはバードも良く分かっている。


 だからこそバードは気を使う。

 かつての自分がそこにいるのだから。


「私達の仕事はとにかくハードで、オマケに中身は酷いもんで、ウンザリしたり腹が立ったり、時には誰かに当り散らしたくなったりね。言葉にするのが憚られるような汚れ仕事も押し付けられる。だからその分だけ――


 ニコリと笑ったバードは残っていたビールをダイナミックに飲みほした

 空っぽになったジョッキをテーブルに下ろし、泡ひげを拭いながら言った


 ――プライベートはリッチでエレガントにね。気を抜いて良いときはしっかり抜くのよ。そうしないと続かないから」


 ニコリと笑ってアナスタシアの右ひじをポンと叩く。

 そんなスキンシップにアナスタシアが少しだけ笑みを浮かべた。


 ふと隣を見れば、ロックとライアンが新人二人を捕まえて話を始めた。

 そこへスミスやペイトンも参戦し、ややあって新生Bチームが形作られ始めた。


「ほんとにハードですよね」

「……体験したの?」

「えぇ」


 アナスタシアは苦笑いを浮かべた。

 なんとなく話を聞いていたヴィクティスやダハブも、ウンザリと言った表情だ。


「ダミーモードで街一つ皆殺しにしてきました」


 思い出したくないと言った表情でアナスタシアは目を伏せた。

 その表情にダハブも口を添えた。


「自分も同じです。女子供まで容赦なく」

「私もです」


 ヴィクティスも口をそろえた。

 シミュレーターではなく、脳が疲労困憊の状態で行なわれる戦闘訓練は特別だ。

 サイボーグとて限界がある事を教えられ、それを体験して、初めて理解する。


「だけど、思わなかったか? 楽しいって」


 ビルが口を挟んだ。

 心と精神のプロは、見透かすような眼差しだった。


「……思いました」


 ヴィクティスは最初に首肯して言った。

 それは、罪の許しを請うような罪人の表情だ。


「それが人間の奥底にある残虐性だよ。戦闘中にそいつが顔を出すと……」


 自嘲するビルは横目でバードを見た。

 そのバードもまた、困ったように笑った。


「……自分の命が危なくなるから」


 肩を窄めてそう言ったバード。

 ロックはその頭をポンポンと叩いた。


「敵にも敬意を払え……ってな、テッド隊長がいつも言ってるのさ」


 ロックはAチームのところにいるテッド中佐を指し示した。

 ウッディ少佐とドゥドアラジョのコンビのところへ参戦したテッドは、寄せ集めなチームの一体化に腐心していた。ウッディ隊長は帽子を被せた新人4人を歓迎している。

 新生Cチームは新人4名と旧来の5名の他に、Aチームから副長のドゥドアラジョと2名の下士官を加え、機能することになった。


「ウッディ隊長も大変だね」

「テッド隊長が気を使ってるのさ」


 その様子を見守っていたバードにビルがそう返した。

 Aチームは従来の12名にリーナーとジョンソンを加えた14名だ。

 僅か31人の生き残りだった第1作戦グループに8名を加え、その総指揮官として一歩上にあがったテッド隊長は、38名のサイボーグをBC両チームに12名ずつとAチームへ14名の形に再編した。


 テッド隊長と同じだけヴェテランなウッディ隊長に11名を預け、自らの手が届く範囲に26名を置いたテッド隊長の考えはバードだって理解している。そもそも26名のウチの11名が旧知の人間で、おまけにBチームは相変わらず高適応率ばかりのエリートチーム。

 Aチームの隊長と副長にBチームからの人間を入れたと言う事は、つまり、BチームのサポートをAチームが受け持つ事になる。


「所で……」


 僅かに怪訝な表情のジャクソンが切り出した。

 言いたい事は新人3人以外の全員が分かっている。


「ナスーチャ達の『ナースチャだろ?』あぁ、そうか」


 そもそもアラビア語圏出身のスミスには発音しにくいらしい。

 ライアンがニヤニヤしつつ指摘し、スミスは小さくボディーブローを入れる。


「申し訳無いけど発音しにくいな」


 スミスは肩をすぼめて苦笑いしながら言った。

 その率直な物言いにロックも笑いつつ、アナスタシアを見て言う。


「俺もアジア系だけどさ、発音体系が違うからな。悪いが」

「呼びやすい様に呼んでください。中尉殿」


 スミスを中尉と呼んだアナスタシア。

 バードはそれにスパッと口を挟んだ。


「アナ、中尉とかやめようよ。階級はともかく、501中隊は全員仲間だから」


 え?と驚いた顔になったアナスタシア。

 ただ、ダニーやスミスは何度か首肯して言った。


「それにしようぜ。アナ。言いやすい」

「そうだな。俺なんかタガログ語圏出身だからナーシュタになっちまう」


 話の全体像が見えないまま、アナスタシアのニックネームがアナになった。

 驚きの表情を浮かべてたアナに対し、ドリーが笑いながら言った。


「俺はだいたいドリーって呼ばれるし、サブキャプテンのジャクソンは大体ジャック。スミスにペイトンにダニーにロック。バードは大体バーディーと呼ばれる。ライアンはそのまんまで通ってる。アナスタシアはアナだな。ヴィグティスは……『ビッキーで』あぁ、なるほど」


 ドリーに続きジャクソンが明るい声で言った。


「よろしくなビッキー」

「はい」


 続いてスミスはダハブを見た。

 典型的なブラックアフリカンのダハブを見た。

 黒人系特有の人懐こい笑顔になったダハブは、楽しそうに言った。


「ダブと呼んでください」

「オーケー ダブ! 決まりだな!」


 パチンと手を叩いて言ったジャクソンはドリーの肩をポンと叩いた。


「明日から生身は予防接種だ。俺たちは?」


 シリウスへ向かう凡そ50万の兵士は、明朝一斉にシリウス土着ウイルスへの抗体獲得を目指した予防接種を受ける事になっていた。不活性化してあるとは言え、未知のウィルスに対する抗体獲得は一筋縄ではいかない。

 その前夜なだけに、兵士たちは全員が『最後の晩餐』状態となっているのだ。場合によっては致命的な劇症反応を出すかも知れない。或いは、50万本の中に不活性化不全が混じっていて、ロシアンルーレット状態になるかも知れない。


 問答無用で命に関わる状況を前に、皆は恐怖を振り払う為に大騒ぎしていた。


「俺たちはアナ達3人を加えて、次の作戦の為にシェルトレーニングだな」


 腕を組んで笑うドリー。

 ダブとビッキーが顔を見合わせた。


「そのシェルトレーニングというのは……」

「簡単に言えば模擬空中戦さ」


 少々怯えたダブの言葉にライアンがポンと応えた。

 テッド隊長をはじめとする隊長軍団により、地獄のトレーニングが続いている。


 ただ、どれ程訓練を積み重ねても、100回の訓練より1回の実戦が大きい。

 本気でやり合うというのは、文字通りに命懸けの経験になる。

 どうしたって訓練では手を抜いてしまうのだ。

 命のやり取りの現場を経験するからこそ、学べる物もあると言う事だった。


「大丈夫だって。こっちもすぐ慣れるよ」

「まぁ、あとは何回か撃墜されれば度胸が付くしな」


 バードとロックの気安い言葉に驚きつつ、新人三人の歓迎会は進んでいった。

 これから始まる巨大な作戦へ向けて、国連軍全体が動き始めたのだった。






 作戦ファイル0001ー01ー01

 Opelation:BigWave

 作戦名『大波』





しばらく不定期更新です

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