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1話 友達~思い出~

「それでは始めなさい」

教師の声とともに生徒は一斉にペンを動かす。自分も「宮坂双悟」というもう書き慣れた名前を記入していく。

今日の午後は暇だ、何をしようか考えながらもテストへと集中していった。


「それではやめなさい」

3つ目のテストの終わりを教師が告げると生徒達は緊張の糸が切れ騒ぎだした。

「すぐショートして解散なー」

担任の天木涼太が教室に入ってきた。

天木は優男を絵に描いたような男で生徒達には大人気だ。

ショートはすぐに終わり解散となったがまだ生徒達は教室で各々の会話をしていた。

「なあこれからどうする?」

親友であり明るい男「荒木当夢」に俺は問いかけた。

「うんー海でも行っちゃうか!」

名案だ。気分は既に夏休みだからな

「んじゃーみんなも誘おう」

「そうだな」

「蒼太、海行くけど行かない?」

俺は近くの席で帰る支度をしていた「椿蒼太」を誘った。彼は少し大人し目で優しく喧嘩をしているとこを見たことがない。

「いいねーほんと暑いもんねー」

あまりアクティブでない蒼太だが今日はノリがいいようだ。

「俺も行くぜー!」

まだ誘ってもいないのに(まあ誘うつもりだったが)ノリノリで会話に割り込んできたのは「千道龍次」だ。金髪で言葉も悪いが根はいいやつだ、断る理由もなく俺は

「はいよー行こうぜ行こうぜ」

と受け入れた。

「さんきゅ、てかやっぱ海と言えば女だよな!おーいお前らも海行くよなー!」

龍次がガールズトーク?をしていた女子達に声をかけた、彼はこういう男だ。

「海!行くよ行くよー、あんたらも良いこと考えるねー香花達も行くよね?」

ショートカットで女子のなかでは一番アクティブでそしてワイルドな「高野美菜」が答えた。

「そうだねーじゃあ行こっか!」

ポニーテールをした俺の幼馴染みである「夏原香花」も参加を希望した。ちなみに俺はこいつが好きだ。

「私も行こうかなー」

セミロングの髪をおろし色白でいかにも清楚な顔立ちをした「小村雪波」も続く、彼女は顔に似合って大人しい子だ。

「雪ちゃんの白い肌が焼けないようにちゃんとクリーム塗りなよ」

香花が言う。確かにそうだな。

「お前らも海行かないか?」

もう帰ろうとしていた二人にも声をかけた

「行く」

シンプルな答えを出したのは「上井白斗」無口だが何気に人をよく見ている。そして彼の体育の成績はクラストップ、空手もしていて身体能力がハンパではない。おそらく海でトレーニングでもするのだろう。

「俺はいいよ」

たった1人断ろうとしたのが「無城光希」成績はクラストップでいつでも冷静、少し冷めてはいるが悪いやつではない。

「なんだよーノリ悪いなー行こうぜ行こうぜ行こうぜ行こうぜ行こうぜ行こうぜ」

龍次がしつこく誘う。やっぱこいつめんどくさいな‥‥‥‥‥‥‥‥‥

「わかった、わかった行くよ」

「しょっしゃー!これで久しぶりに全員集合だな」

龍次が喜びの声をあげていた。

そう、このクラスはたった9人の生徒で構成されている、俺達は幼稚園からこの9人で過ごしてきたのだ。

今まで誰も欠けることなく平穏な日常を過ごしてきたかけがいのない存在。

「そうだなー全員揃うのは久しぶりか」

後に俺は思うことになる、この日全員で1つの思い出を共有出来てほんとに良かったと‥‥‥‥‥‥

「それじゃあ全員2時に学校集合で!」


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