「娘の承認など飾り」と見限られた私は、認めぬまま家の段取りを止め、最後は家から詫びが来ます
「まあ、なんて美しいのでしょう」
箱の蓋が開くたび、叔母たちの声は一段高くなった。真珠を縫いつけた手袋、銀糸の靴、花の透かし彫りを施した白い扇。祝いの品は三つともエレノア宛てだったが、最初に触れたのは彼女ではない。
「こちらの扇は当日に持たせましょう。お席からもよく映えるわ」
「手袋は少し詰めたほうがよろしいかしら。マーサ、仕立屋を呼んでちょうだい」
窓辺に立つエレノアの前を、開かれた箱が次々と通り過ぎていく。誰も彼女の手に合わせようとはせず、叔母たちは自分の指を手袋へ重ね、卓上の席次表を覗き込んだ。
「花嫁の隣はもちろんアルフォンス様で、その次がローデリック様。こちら側には——」
「伯父上を置け。先方との話は通してある」
扉から入ってきたローデリックは、エレノアへ椅子を勧めなかった。席次表の端を指で押さえ、親族の肩越しに並びを二つ変える。
「婚儀は十日後だ。午前の鐘が二つ鳴る前に支度を済ませておけ」
エレノアは白い扇へ視線を戻した。細い骨の一本に、小さな花びらの欠けがあった。
「婚儀、でございますか」
「相手はアルフォンス殿だ。家柄にも人柄にも不足はない。先方には昨日、承諾を伝えた」
「誰の承諾をお伝えになったのでしょう」
ローデリックの指が席次表を二つ折りにした。問いの残った場所へ、紙の擦れる音がかぶさる。
「お前は日取りだけ覚えておけばよい」
「けれど、お父様。当人の署名が——」
「署名など後でよろしいでしょう」
叔母が靴の箱から顔も上げずに言い、別の親族が続けて頷いた。ローデリックの口元にも、その順番を許すような線が刻まれる。
「家長がこれだけ整えたのですもの。エレノア、余計なことを申してお父様を煩わせてはいけませんよ」
「そうですとも。お祝い事に難しい顔は似合いませんわ」
重ねられる祝いの言葉は、返事を差し込めないほど隙間がなかった。エレノアは卓上の扇を取らず、欠けた花びらだけを見届けた。
控えめなノックの後、相手方の使者が入ってくる。ローデリックはすぐに席次表を置き、先ほどまで使っていなかった椅子から立ち上がった。
「お運びいただき恐縮です。娘もこのたびの縁をありがたく受け止めております」
語尾まで磨かれた声だった。エレノアへ向けられた短い命令と、同じ喉から出たものには聞こえない。
「では、当人の署名をいただいた同意書は、婚儀の朝までに」
「無論でございます。形式の仕上げだけが残っておりますので」
使者が一礼すると、ローデリックはさらに深く頭を下げた。扉が閉じた途端、親族の指がまた席次表の上を動き始める。
「これで決まりね」
「おめでとう、エレノア」
「花は白で統一しましょう。先方のお好みもあるでしょうけれど、こちらで揃えたほうが見栄えがしますもの」
エレノアの口へ届く前に、返事まで彼らの間で出来上がっていた。彼女は三つの箱をそのままにし、マーサとともに部屋を出た。
廊下の角を曲がってから、マーサが足を止める。腕に掛けた薄布の端を一度だけ整えた。
「お嬢様。お部屋へ同意書が届いております」
「そう」
「インクも、置かれております」
エレノアはマーサの顔を見た。乳母はそれ以上を言わず、彼女より半歩後ろへ戻った。
* * *
婚姻同意書は、青い綴じ紐で二枚の紙をまとめてあった。父の名、相手方の家長の名、アルフォンスの名。その下に残された一つの欄だけが、窓から差す午後の光を白く返している。
マーサが緩んだ綴じ目へ手を伸ばした。紐を結び直しかけた指は、エレノアが紙を開くと動きを止めた。
エレノアは空欄へ人差し指を置いた。指先は動かさず、ペンには触れず、紙を静かに閉じる。
マーサの手は綴じ紐のそばに残っていた。やがてその手が同意書を受け取り、元と同じ向きで卓上へ戻した。
翌朝、ローデリックは朝食の席へ同意書を持ち込んだ。エレノアの皿はまだ置かれていなかったが、親族たちはすでに茶を注がせている。
「書いておけと言ったはずだ」
「日取りだけ覚えておけばよいと伺いました」
「口答えをしている場合ではない。先方へ届ける」
ローデリックは立ったまま、閉じた同意書を彼女の前へ滑らせた。エレノアは開かず、その上へ両手を重ねる。
「わたくしの名は、まだ空欄のままでございます」
「だから書けと言っている」
「まあ、今でなくてもよろしいでしょう」
叔母が茶器を受け皿へ戻し、軽く音を立てた。昨日とは別の親族がローデリックの言葉へ続く。
「当日の朝でも間に合いますわ。婚儀そのものはもう決まっているのですから」
「そうとも。席も招待客も決めた。贈答の手配も済ませた。今さら紙一枚で騒ぐな」
ローデリックはエレノアの椅子の背へ手を置いたが、引いて座らせることはしなかった。彼女が何か言うより先に、叔母たちは花飾りの数を話し始める。
仕立屋が採寸のために待っている。厨房では祝い菓子の砂糖が量られ、玄関には招待状を運ぶ者が並んでいた。エレノアが視線を巡らせる間にも、自分の名を掲げた支度だけが他人の手で進んでいく。
同意書へ置いた手の下で、紙の角がわずかに曲がった。彼女は指を緩め、折れ目をつけずに手を離した。
その日の夕刻、薄い灰色の封筒が届いた。封蝋に見覚えはなかったが、表にはアルフォンスの筆跡で、エレノア本人へ、とだけ記されていた。
「お父様はご覧になったのかしら」
「使者の方が、お嬢様のお手へ直接、と」
マーサは銀盆を差し出したまま答えた。エレノアは封を切り、折り目の少ない一枚を開く。
『あなたの承認なきこの縁を、私も望んではおりません。お返事は不要です。婚儀の日までに、私の側からも確認いたします』
続くのは日付と、アルフォンスの名だけだった。飾りの言葉も、従うよう求める一行もない。
窓の外では、運び込まれた花籠を庭師たちが数えていた。一つ、二つと声がするたび、エレノアの部屋の前を白い花が通り過ぎる。
「こちらへ」
エレノアは手紙を折り、同意書の置かれた引き出しではなく、私物を収めた小箱へしまった。蓋を閉じると、マーサが銀盆を胸元へ戻す。
「仕立屋をお通ししますか」
「ええ。待たせては、その方の仕事が増えます」
婚礼衣装の採寸は行われた。エレノアは腕を上げ、裾を踏まぬよう半歩動き、求められた姿勢を取ったが、卓上の同意書は閉じたままだった。
* * *
婚儀の朝、廊下には白い花が敷かれていた。夜明け前から磨かれた銀器が窓の光を跳ね返し、迎えの馬車は門前へ予定どおりに並んでいる。
「髪飾りが傾いているわ。マーサ、早く直して」
「向こうの席は埋まったの? こちらの伯父上がまだよ」
「エレノア、立っていないで。花嫁が遅れたと思われるでしょう」
叔母たちは衣装の裾を持ち上げ、エレノアを花嫁の席へ運ぼうとした。マーサは髪飾りではなく、卓上に置かれた青い綴じ紐を見ている。
正面の扉が開き、相手方の使者が二人の付き人を伴って入った。ローデリックは親族の中央から進み出て、上着の前を整える。
「本日は佳き日となりました。娘の支度もこのとおり——」
「婚姻同意書を拝見いたします」
使者は花にも衣装にも目を移さず、片手を差し出した。ローデリックは笑みの形を残したまま、卓上の紙を取る。
「もちろんです。朝の慌ただしさで、最後の記入がまだですが」
「当人の承認がない以上、花嫁をお迎えすることはできません」
叔母の手から、衣装の裾が落ちた。床を滑った絹が白い花を二輪だけ覆う。
「そのように堅くお考えにならずとも。娘はここにおりますし、両家の話はすでに——」
「承認は、どちらに」
使者が開いた同意書をローデリックへ向けた。列席者の視線が、一つの空欄へ集まる。
署名など後で取ればよい——ローデリックは、まだそれだけで済むと考えていた。
「エレノア」
呼ばれた彼女は動かなかった。ローデリックの声が短く尖る。
「こちらへ来て、今すぐ書け」
相手方の者たちがいる前でも、娘へ向けた語尾だけは元のままだった。使者がローデリックから同意書を受け取ると、その声は一度喉の奥へ引っ込んだ。
「失礼いたしました。娘も突然のことで、少々緊張しておりまして。すぐに意思を確認いたします」
「その必要はありません」
予定された花婿の席から、アルフォンスが立ち上がった。椅子を引く音が広間を横切り、祝いの言葉を用意していた親族たちの口が順に閉じる。
アルフォンスは花婿の席を離れた。ローデリックの前を通り、エレノアから二歩離れた場所まで来ると、彼女の側へ向きを変える。
「あなたの承認なきこの縁を、私も望んではおりません」
手紙と同じ文言だった。彼はエレノアへ手を差し出さず、進む先も示さない。
「エレノア様。ご自身のお言葉でお答えいただけますか。どちらのお答えでも、ここで急かす者はおりません」
ローデリックが開きかけた口を、使者の一礼が止めた。エレノアは初めてアルフォンスの顔を正面から見て、それから広間を見渡す。
「わたくしは、その婚姻を認めておりません」
アルフォンスは一度だけ頷いた。彼はローデリック側へ戻らず、エレノアと同じ側に立ったまま、花婿の席へ置かれていた手袋を付き人へ返す。
「では、本日の婚儀はございません」
使者が告げ、卓上の予定表から両家の名が記された紙を外した。祝いの席へつくはずだった相手方の者たちも、一人ずつ椅子から離れていく。
「わ、わたくしたちは署名のことなど聞いておりませんでしたわ」
叔母が退室口へ寄りながら言った。隣の親族がすぐに首を振る。
「同意書の確認は、あなたがなさると——」
「いいえ、席を決めた方の役目でしょう」
「招待状を出したのは家長です。わたくしたちは手伝っただけで」
つい先ほどまで重なっていた頷きが、今度は互いを指す指へ変わった。誰もエレノアの前には残らず、白い花を避けて出口へ寄る。
「皆様には、当家から事情をご説明いたします」
ローデリックは相手方の使者へ向けて腰を折った。返ってきた声は、磨かれた銀器より平らだった。
「説明は結構です。今後、あなた様を介したご縁のお取り次ぎも、お受けいたしかねます」
使者は招待状の束を卓上へ戻し、付き人とともに退いた。開いた扉の向こうで、迎えの馬車が一台ずつ向きを変えていく。
ローデリックは椅子へ手を掛けたが、座れなかった。同意書を開いたまま、空欄とエレノアの顔を交互に見ている。
「お前が、書かなかったのか」
エレノアは答えなかった。今朝初めて父は、空欄ではなく娘の顔を見ていた。
アルフォンスはその視線を遮らず、エレノアの隣に立ち続けた。花嫁の席と花婿の席だけが、誰にも使われないまま向かい合っている。
* * *
その日を境に、祝いの箱は順に運び出された。真珠の手袋も、銀糸の靴も、花びらの欠けた扇も、エレノアが触れぬまま蓋を閉じられた。
招待を受けていた者からは短い断り状が届き、ローデリックが持ち込む縁談へ返事を寄越す家はなくなった。親族たちは来客のある時間を避け、それでも顔を合わせれば、誰が最初に婚儀を急がせたのかだけを言い争った。
エレノアは家の名誉を説明する手紙を書かなかった。ローデリックが積ませた便箋にも触れず、自室の机から婚礼用の品だけを取り除かせた。
十日後、アルフォンスが一人で訪ねてきた。家同士の使者も贈答品もなく、手には封をしていない一通の手紙だけがある。
「本日は、ローデリック様とのお話ではありません」
応接室へ現れた父に、アルフォンスは立ったまま告げた。整えた挨拶を差し込む間も与えず、エレノアへ向き直る。
「エレノア様。今後もお目にかかる許しを、あなたご本人からいただきに参りました」
「今日、お返事をしなければなりませんか」
「いいえ。お受けにならなくても、理由をお聞きするつもりはありません」
「家同士の話へ戻すおつもりは」
「ございません。あなたが望まれた時だけ、次のお話をいたします」
アルフォンスは手紙を卓上へ置いた。エレノアの手元へ押しつけず、どちらからでも取れる中央に置いて一歩下がる。
ローデリックは何か言おうとしたが、アルフォンスは父へ許可を求めなかった。エレノアも父の顔を見ず、封のされていない手紙を手に取る。
「お返事には、時間をいただきます」
「はい」
アルフォンスはそれだけで一礼した。帰り際にも日を決めず、次の訪問を約束させず、扉の前でエレノアの言葉を待った。
「アルフォンス様」
彼が振り返る。エレノアは手紙を持ったまま、窓際の椅子から立ち上がった。
「こちらから、お返事を差し上げます」
「お待ちしております」
扉が閉じた後も、ローデリックは応接室に残っていた。けれどエレノアは彼へ手紙を渡さず、マーサとともに自室へ戻る。
「マーサは、どう思うかしら」
乳母はすぐには答えなかった。机に置かれたアルフォンスの手紙と、引き出しに残る婚姻同意書を見比べる。
「お嬢様が、もう一度お会いになりたいかどうかでございます」
「そうね」
「それより先に申し上げられることは、わたくしにはございません」
エレノアは封のない手紙を読み直した。そこには訪問の候補日が三つ記され、そのすべての下に、都合が合わなければ返事は不要だと添えられていた。
彼女は最も遠い日を選んだ。書いた返事は二行だけで、マーサへ封を頼む前に、自分で最初から最後まで読み返した。
それからアルフォンスは、エレノアが指定した日にだけ訪れた。彼は庭を歩く時も、次の角をどちらへ曲がるかを彼女へ尋ね、答えが出るまで足を止めた。
エレノアも短い返事だけでは済ませなくなった。読みたい本、見たい庭、会いたくない日を一つずつ告げ、そのたびにアルフォンスは予定を書き換えた。
季節が一つ移った頃、彼は同じ応接室で改めて口を開いた。今度もローデリックを呼ばず、卓上には一枚の紙も置いていない。
「エレノア様。家同士の取り決めではなく、私個人との交際をお許しいただけますか」
「考える時間は、もう十分にいただきました」
エレノアは隣に立つマーサを見た。乳母は何も促さず、ただ両手を前で重ねている。
「わたくしは、あなたと先のお話をしたいと思います」
「ありがとうございます」
アルフォンスは、エレノアが差し出した日時だけを受け取った。
* * *
「頼む。ここを開けてくれ」
ローデリックが娘の部屋の前で返事を待ったのは、それが初めてだった。扉を叩く手も、以前のように一度で開くものとは決めていない。
エレノアは机の上の箱を閉じた。アルフォンスから届いた手紙を中へ収めてから、マーサへ目を向ける。
「お通しして」
扉が開いても、ローデリックはすぐには入らなかった。敷居の外から娘の顔をうかがい、許しを得てから一歩だけ進む。
手には、青い綴じ紐の同意書があった。婚儀の朝から残る空欄も、そのままだった。
「これに署名してくれ。婚儀の日より前に承認していたと示せば、行き違いだったと説明できる」
エレノアは椅子に座ったまま、父を見た。ローデリックは以前なら自分が座ったはずの長椅子にも近づかず、同意書を両手で差し出している。
「先方との話も、もう一度できる。招待した方々にも、手続きが遅れただけだと——」
「アルフォンス様は、その婚儀をお望みではありません」
「お前が署名すれば収まる。頼む、エレノア。家の面目がかかっている」
ローデリックの声が低くなる。命令へ戻る太さはなく、同じ二文字だけが繰り返された。
「頼む。親族にも示しがつかない。このままでは、私の話を受ける者がいなくなる」
エレノアは差し出された同意書を受け取った。青い綴じ紐をほどかずに開き、白い欄へ人差し指を一度だけ置く。
父の膝が少し曲がった。空欄の高さに近づくように腰を落とし、椅子にも座らず、娘の手元を見上げる。
エレノアは指を動かさなかった。紙を閉じ、初めて父の顔をまっすぐ見た。
「わたくしの名は、まだ空欄のままでございます」
ローデリックの口が開いたまま止まる。エレノアは同意書を返さず、机の端へ置いた。
「頼む」
返事はなかった。ローデリックは空欄へ手を伸ばしかけ、指を引いた。
彼は娘へ退室を命じることも、残るよう命じることもできなかった。やがて自分の足で敷居を越え、開いた扉の向こうへ消える。
マーサが扉を閉めた。掛け金へ手を置いたまま、エレノアのほうへ向き直る。
「お嬢様。一つ、お願いがございます」
「何かしら」
「新しいお住まいへ、わたくしもお連れくださいませ」
マーサは頭を下げたが、命令を待つ時の角度ではなかった。自分の願いを置き、返事のために顔を上げる。
「この家に残るよう、お父様から言われているのでしょう」
「はい」
「それでも?」
「わたくしが、お嬢様と参りたいのでございます」
エレノアは卓上の青い綴じ紐を見た。マーサが結び直しかけて手を止めた日のまま、端だけがわずかに緩んでいる。
「では、一緒に来て。マーサ」
「はい、お嬢様」
婚礼衣装の箱は残し、私物の小箱と手紙だけを持って、エレノアは家を出た。ローデリックも親族も見送りの席を整えられず、玄関の外には、彼女が自分で頼んだ馬車だけが待っていた。
新しい住まいでは、どの椅子を窓辺へ置くかも、誰を迎えるかも、エレノアが決めた。マーサは先回りして答えを用意せず、尋ねられた時にだけ短く意見を述べた。
さらに季節が一つ移った日、アルフォンスが一枚の書面を持って訪れた。両家の取引ではなく、これまで二人で確かめた約束を並べ、どちらか一方が望まなければ先へ進まないと記された紙だった。
「今日でなくても構いません」
アルフォンスはペンを置き、エレノアから離れた席へ座った。マーサも隣で待ち、綴じ紐へ手を伸ばさない。
エレノアは最初の行から最後の行まで読んだ。自分の欄へ指を置く前に、向かい側のアルフォンスを見る。
「こちらの一文について、確かめたいことがございます」
「はい。何度でも」
二人で文言を直し、もう一度初めから読んだ。窓から差す光が傾いても、誰も日取りを告げず、返事を塞ぐ祝いの言葉も重ならなかった。
エレノアはペンを取った。マーサの手が隣でそっと重なり、すぐに離れる。
白かった欄へ、自分で選んだ形に、自分の名を書く。最後の一画まで、エレノアの手を急かす者はいなかった。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
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