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異世界召喚されたけど、逃げて好きに生きていきます  作者: 亀々


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20/20

日本人って..................................

 ついに、森の魔物が動き出した。

 本音を言えばもう少し時間が欲しかったけど、こればかりは仕方ない。

 指揮を執っている1人の人に近づく。

 

 「ん?なんだ、ガキは早く家に帰っておとなしくしとけ。今は緊急事態なんだ。邪魔はするな。」


 .....................................ガキって.......................。僕、そんなに子供っぽく見えるのかな。ちょっとショック。確かに、身長は16歳にしては低めの160センチで、日本人特有の、若く見られるっていうことの補正もあるだろうけど、ガキって.........................................。


 「あの、一応僕冒険者なんですけど。」


 「ああん?嘘つくんじゃねえよ。てめえ、どう見ても13かそこらだろうが。12から冒険者登録できるとはいえ、全く戦力にはならない。だから早く家に...................」


なんだかんだやさしい人なのかもな。忙しそうなのにちゃんと構ってくれるって。でも、ここばかりは譲れない。


 「僕、16ですけど。」


 「はあ!? 嘘だろ!」


 「嘘じゃないです。ギルドカード見ますか?」


 ポケットからギルドカードを出す...................ふりをして、アイテムボックスからギルドカードを取り出す。


 「ま、マジで16だな......................。じゃあ、物資とかを運ぶのを手伝ってくれ。ランクは低いから戦闘はしなくていいぞ。」

 

 いや、いざというときには戦わせてもらいます。これでも勇者なので。


 「わかりました。ところで、今魔物はどこら辺にいるんですか?」


 「斥候によると、あと3時間ほどで街につくそうだ。それまでにバリケードやら物資の解放やらをしておかないとな。」


 3時間か........................。結構あると思ってしまうのは、時間に几帳面な日本人だからかな。


 「運ぶ物資は何処にありますか?」


 「この建物の裏側においてあるはずだ。運ぶところは、物資の近くにいる係の奴に聞いてくれ。」


 「了解です。」


 ギルドの裏側に行くと、丸太や液体が入った瓶 ‘ポーションというやつだろう‘ 、剣や盾、弓に矢などの武器が、文字通り山のように積みあがっていた。よくこれだけの物資を集めたな。どこにあったんだろう。


 「もしかして、物資を運んでくれる冒険者の方ですか?」


 物資の近くにいた、ギルドの制服を着た男の人が話しかけてきた。


 「はい、そうです。」


 「ありがとうございます。何分、人材が不足していまして..................。ではまず、このポーションを門の近くに運んでほしいのです。森方面の門ですよ。」


 最近知ったことだけど、この国には門が4つある。そのうち、一つの門の近くを森が覆っている。方角的には、王様のお城の丁度反対側だ。ちなみに、ギルドは国のど真ん中に設置されている。

 それと、この世界の国は、面積が極端に少ない。日本の1つの市が、1つの国の面積,くらいに狭い。まあ、日本と違って国同士の争いが盛んだからなんだろうけど。あと、国同士はつながっておらず、どこの国にも属していない土地か海を、必ず挟んでいる。


 おっと、話がそれた。とりあえず、このポーションを100個くらいまとめて持つ。


 「な、なかなか力持ちですね。まだ12,3歳くらいにしか見えないのに......................................。」


 「僕16歳ですけど。」


 「な、なんと!嘘............................ではなさそうですね。それならその力も頷ける。レベルもかなり高いのでしょう?20くらいでしょうか。」


 「あはは....................まあ、そんな感じです。」


 ほんとは304だけど。

 

 「じゃあ運んできますねー。」


 「お願いしまーす!」


 ある程度ギルドから離れたところで、ポーションをすべてアイテムボックスに放り込む。そして、門に向かって走り出す。ちゃんと速度は抑えてるよ?


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