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異世界召喚されたけど、逃げて好きに生きていきます  作者: 亀々


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1/8

召喚、そして脱走

 僕、鈴木葵は、学校の登校中に白い魔法陣が現れ、出てきた白い光に包まれたと思ったら全方向が白い部屋にいて、目の前に白い着物を着た初老のおじいさんが立っている。

自分でも何を言ってるのかわからないけど、まあだいたい起きたことの想像はできる。しかし、認めたくない。。とりあえず、目の前のおじいさんに話しかけてみる。

「あのー、おじいさん。あなた誰ですか?っていうかここどこですか?」

 「誰がおじいさんじゃー!!   はあ、まず、わしはお前さんらが言うところの神じゃ。そして、お前さんは異世界に召喚されるのじゃ。」

いや、いきなり異世界召喚されるとか言われましても......。

「召喚をしたのは儂が管理している世界でのう、そのなかでもお主を召喚した国は戦争目的で召喚をしておる。向こうではまず確実に争いが起こるのじゃ。ということで、お主が異世界で生きていけるようにスキルを3つやるのじゃ。」

ということでって.....。しかし、これだけは聞いて置かなければならない。

「僕はその世界で何をしたらいいんですか?」

「特に何もせんでよい。」

え、それでいいの.......。


その後、いくつか質問をしたあと召喚国に送ってもらった。


...............徐々に意識が覚醒していく。周りを見ると、ローブを羽織った人たちと王様のような格好をしたひとがいた。

「やった、成功だ!」

「魔術師百人を使いつぶした甲斐があった。」

早速物騒なこと呟いてますけどー!?

とりあえず自分のステータスを確認しておきたい....けどどうするんだろう?念じるのかな?ステータスとか...うわ!?


 鈴木葵  男  十六歳

 レベル1

 

体力 1000

力  800

知力 1200

魔力 900

魔法力 1000


通常スキル 言語理解


エクストラスキル なし


特設スキル 成長速度上昇(100倍)

      アイテムボックス

      隠蔽改変


 ..........神様、やりすぎじゃないですかね?

 そうして考えていると、王様らしき人から声がかかった。

「よく来てくれた勇者よ。召喚に応じてくれて感謝する。さっそくだがこの世界には魔王がいて、我々の生活圏をおびやかしている。そのため、民たちも非常に苦しんでいる。魔王を倒してほしい。お前には明日からレベルを上げてもらう。」

 色々ツッコミどころ満載なんですが..........。

 まず召喚に応じてなんかないし、苦しんでるとか言いながらものすごく贅沢してるし、明日からレベル上げとか早急すぎる....。

「勇者よ。お前の名前は何だ?」

 「葵です。」

「まずお前を鑑定させてもらう。それによって訓練方法を変えるからな。」

 鑑定か...。このステータス、明らかに高すぎだと思う。だから、まず隠蔽改変でステータスとスキルを隠して低くしておく。100くらいに変えとこう。そしてスキルの「隠蔽改変」と「アイテムボックス」も隠しておく。

 すると、ローブを羽織った人たちのうちの一人が眼鏡をかけてこちらを見た。

「おお、王よ!この者は全ステータスがレベル1にも関わらず100もあります。平均は10程度なのに。そして、成長速度上昇(100倍)という勇者にふさわしいスキルを持っております!」

 え、嘘、ステータス100って高いの?

っていうかあの眼鏡って鑑定ができるんだ。地味にほしい。

ピロン!

「スキル 鑑定 を獲得しました」

 ............なんか急にスキルを獲得してしまったんだけど。

...ああ!「成長速度上昇」か!

....成長早すぎない?そりゃ100倍なんだけどさ....。

 「おお!さすが勇者!これからの働きを期待しておるぞ。」

........王様のこと完全に忘れてたわ。っていうか相変わらずツッコミどころ多いな。

 「とりあえず今日は部屋で休むがよい。訓練は明日から始めるぞ。」

 王様のその言葉で一旦その場の話は終了した。





 家来の人に指定された部屋のベッドに寝転がる。いろいろ疲れた。

 実は、あのあとも一騒動あったのだ。

 王様の娘たちなどがハニトラを仕掛けてきて、逃げたら追いかけてきて、そのへんで..........色々あった。詳しくは聞かないでほしい。


 ......よし、今ほしいスキルを考えてみよう。幸いにも成長速度は100倍だ。

 まず、情報は最強の武器だ。千里眼系統がほしいな。そして、異世界ならではの魔法! で、体術系も必要になるかもしれないから取っておきたい。

 まず、窓から遠くの山?を見つめる。

「スキル 千里眼 を獲得しました」

 よし! 次は、魔法系は分からないから体術系だ。テレビで見た受け身を真似して見る。5回目で、

「スキル 体術 を獲得しました」

 スキルって普通に練習とかで獲得できるんだな。まあ、こっちの成長速度が100倍だからなんだけど.......。


よし。早速「千里眼」使ってみるか。

 千里眼、発動!

 

 ..........王城の部屋が観える。

 中に王様と側近らしき人がいる。何か喋ってるな。何言ってるんだろう。

 「スキル 聞き耳 を獲得しました」

 

 「はっはっは、勇者召喚は成功した。これで我が国は他の国に対して優位に立てる!」

 

「あの勇者はステータスがとても良かったですからな。うまく騙してこの 隷属の腕輪 をはめればあとは我々の言いなりです。」


 「しかし、どうやって腕輪をはめさせるつもりだ?流石に警戒されるだろう。」

 

 「勇者といえどまだ子供、適当にステータスを上げる魔道具、とでも言っておけば問題ありますまい。」


 「それもそうか。ははははは!」

 

 「ははははははは!」




 ..........見てしまった。

 完全に利用する気でいるな。しかも 隷属の腕輪 とか言うのをつけられそうになってた。

 これからのことを考えてみる。


 1.逃げる


 2.とどまる

 →使い潰されて終わり

 

 うん、1。絶対1。

 よし、そうするとなれば脱走の準備をしないと。

 アイテムボックスに、衣服や食料、そしてお金。

 え、お金ってどうやって手に入れたのかって?

 普通に部屋に置いてあった。

 日本人の感覚からするとありえないけどね。

 脱走は明日の早朝だ。それまでに寝て体力を蓄えておく。

 では、おやすみ。





 

 おはよう。早速脱走計画を開始する。

 まず、自分の気配、姿を 隠蔽 して、

窓から飛び降りる。

 高いステータスのおかげか、余裕でできた。そして、城の塀を飛び越える。

 

 脱走完了。

 .......自由だーー!!

 日本で密かに憧れた自由な生活を楽しもう!

 

 


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