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【プロットタイプ・執筆】鳥兜と二輪草

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

書いてて思うのは、『アンデッド』。

鳥兜って名前のキャラがいるんですよ。

呼ばせてはくれませんでしたが。

鳥兜。名の知れた有毒植物。根を1g、葉を三枚だけでも致死量となる可能性がある。花言葉も其れに習って残酷な物が多い。

それでも、私はあの子にその名前を付けた事を後悔して居ないし、これから先も後悔する事は無いだろう。


青年がいた。長い黒髪、同色のローブ、陰鬱そうな双眸は世界を憎んでいた。私は彼の髪に幾度となく櫛を通しながら、語りかける。

「ねぇ、鳥兜。この髪を束ねたら、外に行きましょう」

返事は無かった。ただ不機嫌そうに眉を動かしただけだった。

「御主人様が従者に話し掛けているのだから、返事をしなさいよ」

「……あぁ」

溜息混じりの返事が帰って来た。煩わしいと全身で伝えて来る。

鳥兜。花言葉は『騎士道』、『栄光』、『人嫌い』、『復讐』、そして『貴方は私を殺した』。その花言葉の通り、生真面目さ故に栄光を掴み、人に裏切られ、復讐に燃える人だった。そしてその復讐が完了しても、未だ溜飲が下がることは無い。

「はい。出来た。庭に行きましょう。大丈夫よ、此処には私しか居ないから」

「だから嫌なんだ」

「大丈夫。何があっても、必ず貴方の元に戻ってくるから」

優しい貴方。その素っ気ない言動には全て意味がある。自分と一緒に居させ無い為、私を生かす為、少しでも長い延命の為、けれども幾ら呪いが、死が、私の魂を蝕んでも、必ず貴方の元へ帰ってくる。

鳥兜の手を引いて、庭先に出るとチラチラと白い花が咲いていた。今は春先なので、風に靡いて揺れている。

「ほら、もう春だから花が咲いてる」

葉は五つに別れた花弁のようなだった。鳥兜と良く似た花、二輪草だ。屈んで眺めていると、真上からポツリと超えが聞こえて来た。

「皮肉なものだな」

「皮肉なんかじゃないわ。私達に相応しい花よ」

鳥兜に似ている葉の形も、花言葉も、全て、全て。


私の短編小説を読み終えた瑠衣は、一つ、会話をふってきた。

「お前が自分の登場人物に皮肉を込めた名前を付けるのは、嫌がらせか?」

「嫌がらせじゃないよ。意味を込めてその名前にしてる」

鳥兜と名付けた後に、其れと似た花々を調べた。どれもあの子達に相応しい花言葉だった。

二輪草の花言葉は『友情』、『協力』、そして『ずっと離れない』である。

「知らなかったんだ。二輪草の花言葉。けれども相応しい物を彼は引き当てた。あの子自身が引き当てた。だから運命を感じているの」

昔書いてた話に『アンデッド』という物があるんです。

その中で主人公の相棒枠の子が『鳥兜』。

それだと残酷過ぎるので『トト』って読み方をさせてました。

長くなりますが、この名前を気に入って、相方にしか呼ばせません。

色々あって闇堕ちして、自分の能力を呪い、それでも尚、絶対に離れられない。

そんなキャラ。


最初は鳥兜の花言葉だけ見て決めたんです。

*別名含めて、あまりにもしっくり来たので。

*僧侶の帽子 とも言うんです。


でも其れに似た花『二輪草』ってのがあって、其れも主人公と彼の関係を表しているようで、心が熱くなりました。

私が決めた様で、この子が決めた。自分に相応しい縁を自分で選んだ。

そんな気がして書いた話。


この話はアンデッドとは関係ないけれども、関係性は似せてます。

何度死んでも、貴方の元にちゃんと戻ってくる。

絶対に一人にはさせない。

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