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人間に浮気するからさ

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛では無いですがR15です。

全力で隠してますが、際どい話。

「いい? 道を外すのも程々に。運気が乱れるからね」

「……はい」

黒髪整った少女が私に視線を逸らす。至って普通の子。特段醜くもなく、美しくもなく。性格は穏やかで時折羽目を外す様な、そんな子だった。まぁ少しだけ浮いたところと言えば、時折狂った様に悦を求める所。人間嫌いのせいか、他の誰にも頼らずに自分一人で享楽を得る。それは不可接触の彼女が持つ、唯一の名残だった。

「また、外してしまいそうです」

「……運気の低迷を覚悟なさい」

そう伝えると、気だるい顔をして、頭を垂れた。


ある日の事、五月雨が降り続ける梅雨(ばいう)の庭に、ひょっこりと白髪の麗人が現れた。ふわふわの白髪。赤のつり目。気まぐれで好き嫌いの激しい三狐神様だった 三狐神様は欠伸一つを寄越すと、じっと此方を見据えて適当に髪を掻く。双眸に一抹の嫉妬心。独占欲。所謂、牽制に当たるだろう。

私は内心少しばかり警戒しながら、彼女の行動を待つ。

「あの子の前世って娼婦なんだよね」

三狐神様はさも世間話でもする様に、さらりと言ってのけた。口角は僅かに高笑いを堪えるように、三日月を描く。思わず目を見開く。まぁ知ってはいたけれど。

「ま、初日来た時にさり気なく占いましたからね」

今生の彼女は無垢にして潔癖。どんな男も、女も、彼女に触れる事さえ許さない。触れた者はどんな者であれ、鋭利で冷たい視線を寄越す。それは年頃の花盛りの少女にとっては、ある意味異例の事態であった。異性を求める時期だろうに。

しかし、自分自身で自分に触れる事は平気な様で、暇さえあれば何処かしか体に触れている。頬、二の腕、太腿。時に摘むように、時に撫でるように、時に突き刺すように。それは自らの指先で慰めているようだった。伴侶を持つ事を知らない、自らを。

「私の占いでは、これから先も誰とも交わる事はないでしょう。生きている限り、永遠に無垢。ただ自らだけを拠り所とし、腹癒せにするのでしょう」

「神様と繋がる癖に、人間に浮気するからさ」

三狐神様の無邪気な微笑みは、何処か戦慄を呼ぶような笑い方だった。

彼女は誰から触れられる事を許さない。ただ一つ、神という立場を覗いては。

女の子

触られたらガン飛ばす系の子。

その癖自分では自分の体をよく触る。

力加減が分からない他人に触れられると、普通に痛いから。

感度が滅茶苦茶鋭い。

前世は高級娼婦。そして□□。

(この要素言ったら色々なところから平手打ちを噛まされそうなので……( ˙-˙ ) 梅香の君だったらお説教が始まるレベル。

いーい? これはとても冒涜的で……。)

流石にブチ切れた三狐神様からの贈り物。(おまじないとも)

神様と自分以外から、触れられるのを嫌がるおまじない。

自分と同列ならば触れても良い。という気持ちの現れ。

死んだら自分が娶る予定。


三狐神様は性別という外見があまりにも曖昧な為、同性愛タグを大変付けにくい……。

気分によって変えて下さるので。


こんな設定を長編でしようと思ったんですよ。

でも長編を書くガッツが今のところ下火なので、短編にしました。

死ぬまでに書くが、何時の間にか忘れて死んでいるという作者。

忘れぬうちにやることはやっときます。

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