表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/26

第七話

 放課後、部室でゲームをしていると少し遅れてから白が来た


「先輩、お疲れ様です」


「おう」


「これどうぞ、作ってみました」


「クッキーのように見えるが……何のお菓子だ?」


「チョコレート味のマカロンです」


「マカロンか、美味しいよな」


「はい、どうぞ食べてください」


 俺はマカロンを口に含んだ


 甘い香りが口の中に広がり、とても美味しかった



「甘くて美味しい。白、お菓子作り上手だな」


「そんなことないですよ……でも、ありがとうございます」


「いや、お前の作ったお菓子は本当に美味しい」


「そうですか?嬉しいですっ、」


「そうだ……チョコは食べれるか?」


「はい、大好きです」


「ん、じゃあ……」


 俺はカバンの中から取り出した貰い物のチョコの箱をテーブルの上に置いた


 箱を開けると白が目を輝かせる



「こんなに沢山の高そうなチョコ、初めて見ました!」


「貰いものだけどな、一人で食べるには多いから持ってきた」


「私も食べていいんですか?」


「ああ、二人で食べよう……ほら、遠慮はいらねぇぞ」


「ありがとうございます!では、早速いただきます……!!」


 白はホワイトチョコを口に入れて、目を大きく見開いてから口角を上げた



「んっ、……甘くて美味しいです!!」


「気にいったんなら何個でも食べていいぞ」


「本当ですか!?では、これとこれと……ん、美味しい!……こちらのチョコにはアーモンドが入っているんですね……モグモグ……何だか……ポカポカしてきました……」


 美味しそうに食べるやつだ……見てるこっちも楽しくなる



「ん?……ポカポカ?部屋の温度は変わっていないと思うが」


「あ……れ、先輩が二人いる……えへへ、幸せぇ……」


「ま、まさか……!!」


 慌ててチョコの箱を見ると少量だが酒が入っていることが書いてあった


 どうやら白はこのチョコに含まれている僅かな酒だけで酔ってしまったらしい



「熱いぃ……脱いじゃおっ、」


「おい、ここで脱ごうとするな!」


「きゃ、……んっ、もう……先輩そんなとこ触っちゃ駄目ですよぅ……」


「す、すまん」


「でも先輩になら学校で触られてもいっかぁ……」


「良くない良くない」


「えー、先輩は私のおっぱいに興味ないんですかぁ?」


 無いわけないだろ!……だがTPOを考えて、俺はここで白が半裸になる事を止めないわけにはいかない



「頼むからここで脱ぐのはやめてくれ」


「先輩がそこまでゆーのなら、しょうがないですねぇ」


「そうしてもらえると助かる」


「そのかわりぃ――えい!」


「うぉっ!?――おい、乗るな!」


「一緒にポカポカしましょう?」


 は、背面座位みたいになっているが……


 これ、誰かに見られた即終わりだな――って、おい!沈まれ息子ォ!



「……あ、あれ?……なんか固いのが当たってる」


「いや……その、」


「あー!もしかして……しぇんぱぁい、私のお尻におちんちんあったてぇ……興奮しちゃったぁ?」


「……悪いが、その通りだ」


「私は嬉しいんですよ……先輩がぁ、私に欲情してくれてぇ……だからぁ」


「おい、待て!やめろっ、」


「もう、先輩ったら……さっきからそればっかり、言葉でそう言っても……先輩のここ、すっごく大きくなってますよ??」


「ここは学校だ、まずいだろ!」


「それ以上つまらないこと言ったら……先輩に部室で襲われたーって、警察にいっちゃいますっ、」


「え、それは普通にやめて欲しい……」


「じゃあ、おとなしくしていて下さいねっ、」


「ちょ、まっ――


 この日のことは見方によってはいい思い出なのかもしれないがあまり思い出したくない




 ◆◆


 翌朝――


「おはようございます先輩……き、昨日は本当にすみませんでした!」


「昨日のこと、覚えてたんだな……」


「はい、全部覚えています」


「過ぎたことだ……もう忘れろ、俺はそこまで気にしていない」


「あんなことを学校でしたのに許してくれるなんて……先輩は天使です!!」


「こんな悪人顔した天使がいてたまるか」

下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。



正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!



ブックマークもいただけると本当にうれしいです。



何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ