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第四話

 その後は特にないもないまま家に向かった


 強いて言えば途中で白が薬局に寄ったことぐらいだが



「体調が悪いのか?」


「私ですか?私は元気ですよ」


 体調が悪いわけではないらしい、常備薬でも切らしていたのか?


 そして、結局お礼って何だ……


 そんなことを考えながら俺は白の家に向かった――




 ◆◆


「着きました、入ってください」


「……邪魔する」


 扉を開けて部屋に入る。白が一人で暮らしていると聞いて、どんな部屋かと思えば意外と普通だった



「今から料理を作るので先輩はソファーで休んでいてください」


「そうさせてもらう……お礼って手料理だったんだな」


「……はい」


 俺はソファーに腰を下ろした




 ◆◆


「何か手伝える事はあるか?」


「わっ、せっ先輩!?」


 キッチンに向かい声をかけると白は大げさに驚いて手を後ろに隠した……


 何でこんなに動揺しているんだ?



「そんなに慌ててどうしたんだ?」


「別に、何でもないですよ……完成したら、お呼びしますので……」


「何か力になれたらと思ったが……そうか」


 その後俺は再びソファーに座って休ませてもらった




 ◆◆


「できましたよ……!」


 テーブルには肉や野菜が豪華に配置されていた、二人で席につく



「いただきます」


「……どうですか?」


「美味しい」


「よかったぁ」


 白は嬉しそうに脱力した、普通に過去一ぐらいで美味しい


 だが、この料理技術も一人で料理するしかなかったという白の背景を考えると、複雑だな



「そういや、一人で住んでいるのに椅子が二つあるんだな」


「……あの人が来たら使いますから」


「あの人っ……ん?……あ、……れ?」


 何だ、力が入んねぇ、視界が定まらない、頭が働かない……


 体から力が抜けてテーブルに吸い寄せられる



「し……ろ?、……ぅ」


 俺の意識は緩やかに失われていく


 意識を失う寸前に視界の端に見えた白は笑っていた――

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