表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/80

12月15日 報告

 お母さん「決まったの?」

 俺   「うん」


 昨日言わなかったことに、お母さんはやや不満のようだった。お母さんの顔は曇っていた。


 お母さん「決まってるなら、昨日言いなさいよ」

 俺   「ごめん」


 やはり、お母さんの主張がはっきり出た。


 お母さん「どうなったの?」

 俺   「とりあえず、共通テスト受けるよ」  


 昨日先生と話をしてみて、一般で受けるのも考えたけど、


 お母さん「共通テスト?」

 俺   「ああ。翔世大学ってところに行こうと思ってる」


 驚いているのか。俺が共通テストを受けることに対して。


 お母さん「この前出してたところのやつね」

 俺   「ああ。受けてもいい?」

 お母さん「もちろんよ。日向がちゃんと受けてくれるなら」


 ちゃんとって、なんだよ。


 俺   「ちゃんと受けるよ、ちゃんと」

 お母さん「ならいいわ」


 受けるにしても、共通テストまであまり時間がないというのが本音だった。


 俺   「あとは、短大と専門学校の3つにするよ」

 お母さん「なるほどね」


 渡した3つの資料を受け取り、俺の方を見つめてきた。


 俺   「もういいだろ」

 お母さん「一つだけ聞かせて」

 俺   「ん?」


 お母さんは、何か気になった様だ。


 お母さん「どうして、翔世大学なの?」

 俺   「昨日、先生と話したんだよ」

 お母さん「何を?」

 俺   「大学について」


 昨日、先生は簡単に返してくれなかった。


 お母さん「大学について話したの?」

 俺   「うん。昨日なんて、時間普通にオーバーしてたから」

 お母さん「そうなんだ」


 あそこまで先生に話してもらうことはなかった。正直、先生は大学に行ってほしいんだなって感じた。今まで、そんなことすらなかったのに。どうせなら、この人の言うことを聞いてみようかなと思った。


 俺   「それで、少しだけ行ってみたいなって思ったんだよ」

 お母さん「そうなの?じゃあ、受けたらいいんじゃない」

 俺   「うん。共通テストは3教科40点以上が目標だからいけるかはわからないけど」


 もうそこに曇った表情はなかった。


 お母さん「いいんじゃない?受けたら」

 俺   「わかった」

 お母さん「ただ、勉強だけはしなさいよ」


 俺は、ゆっくり頷きゲームのことを考えることにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ