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11月25日 アイテム


 正田「今日、何時までするんだ?」

 俺 「うーん。どうしようかな?」


 俺が何時までゲームするのか気になっているみたいだった。どうしたんだろうか?


 正田「そろそろ、お母さん帰ってくるんじゃないのか?」

 俺 「ああ、そうだな」


 テキトウな返事をしたせいか、正田は、話題を変えた。


 正田「何狙ってるんだ?」

 俺 「ローラーだよ、ローラー」


 俺が欲しい武器の話だ。このゲームの話をわかってくれる人はなかなかいない。


 正田「あれ、なかなか当たらないだろ?」

 俺 「そうなんだよな。当たらないんだよな」


 俺は、同じクラスの野間のことを思い出した。


 正田「当たったの誰かいるのか?」

 俺 「ああ。俺らのクラスにいるよ」


 この前、野間と話をしていてわかった。アイツは、きっちりゲームしていた。


 正田「まじかぁ」

 俺 「だから、俺もあてたいんだよな」


 正田は、ちょうどゲームをクリアしていた。


 正田「ローラーよりもドライヤーの方がレアだろ?」

 俺 「あれは、期間限定だったよな」


 俺たちがしているゲームのアイテムは、100種類くらいあった。


 正田「そうだよ。持ってるのか?」

 俺 「ああ。昨日あてたよ」

 正田「まじかよ、早いな」


 驚いていた。正田は、ドライヤーのアイテムをまだ持っていないみたいだ。


 俺 「当たり前だろ」

 正田「ちょっとはゲーム減らせよ」

 俺 「まじ?」

 正田「言われるだろ?」


 言われるな、確かに。


 俺 「まぁな。あっ、お母さん帰ってきたかも」

  

 ちょうど、車の大きな音が鳴っていた。


 正田「いいのか?やめずに」

 俺 「うーん、どうしようかな」

 正田「ゆっくりだな、相変わらず」


 そう言われてもな、、、、。


 俺 「今、何時?」

 正田「今は18時10分くらい」

 俺 「もう、そんな時間かぁ」

 正田「やめるか、そろそろ」


 正田は、やめるみたいだった。


 俺 「いやー、まだやりたいな」

 正田「なんでだよ」

 俺 「だって、ローラー欲しいから」

 正田「ローラーかよ」  


 飽きていた。


 俺 「当たり前だよ。お前は、やめるか?」

 正田「そうだな。そろそろやめないとな」

 俺 「そっかぁ」

 正田「お前もやめろよ」


 どうしようかな、俺もやめた方がいいかな。


 俺 「ほどほどにするよ」

 正田「じゃあ、俺は切るわ」

 俺 「おけー、じゃあな」

 正田「おう!おつかれー」

  

 そう言うと、正田の画面が消えた。

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