11月12日 ファイブナイト2
今日もゲームに没頭していた。最近というかずっとゲーム生活は変わらない。今日は、オンラインでファイブナイトというゲームだった。正田がいないということもあり、対戦相手は、ネット上の全く知らない人だ。今日の対戦相手は大学生のような感じがした。
まだ、ゲームを始める前だったが、張り詰めた空気感で待っていた。周りにはゲームオタクたちがたむろしており、俺自身も何か新しい人とゲームに挑戦するという興奮に満ちていた。今日やるファイブナイトは、どんな人でもハマると言われていた。
俺は、通信相手から合図の順番に呼ばれて、画面に向かい、コントローラーを握った。今日の相手の周りは相当騒がしいみたいだ。あまりにも騒がしく、聞くに聞かない。俺と同じような意見をもつ人は他にもいたみたいで、消え失せるように指示を誰かが出した。たまにこのゲームをしているとこういうことが起こる。気にせず、再びコントローラーを握った。いつしか、俺は、ゲームの世界に没入し始め、自分が操作するキャラクターとなって冒険を始めていた。
俺は、軽快に最初のステージをこなしていく。しかし、対戦相手は最初のステージですぐ近くまでやってくる。俺の近くまでくるのに、あと2つほどあると思っていたから予想以上に焦ってしまう。ヘッドホンからは、煽るように声を出してくる。どうやら、対戦相手は、簡単だと思っているみたいだった。俺はさっきまでの余裕を捨て去り改めた。そして、第二ステージの謎を解くき敵を倒してアイテムを入手した。自分の武器を新しくすることにした。
さっきまでの対戦相手は、俺を倒せなくなり、だんだん煽るようなこともしなくなってきた。俺もゲームだけはいろいろチャレンジしてきたんだ。こんなところでは終われないのだ。そんな感じで意気込んでいたが、途中で対戦相手がフェイルしてゲームオーバーになったことに気がついた。なんだよ、もう終わりかよ。さっきまでのどうしたと疑いたくなってしまった。
俺は立ち上がり、座る位置を変えて、もう一度、最初からチャレンジすることにした。彼は何度もやり直し、進めるたびに自分自身の成長を感じることができた。これ以降のチャレンジは、ほとんど成功して打ち殺されることはほとんどなかった。時間が過ぎ、俺ははゲームクリアに近づいた。とりあえず、ペットボトルの水を口に入れ、続行し始めた。今日は、調子がいいからこのままいく自信があった。




