やべーやつ
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彼女との戦いが終わり、彼女に懐かれてしまった。
「ではお姉様、このゴブリンロードを頂きますね」
「あっ、うん」
「”隷属”」
ゴブリンロードの真下に魔法陣が出現して、腕に模様が刻まれる。
そう言えば、彼女の召喚獣も模様が刻まれてた。
これでゴブリンロードを捕獲完了だと思う。
「そう言えば、まだ自己紹介してなかったね。 私はアリシア。まだ冒険者なり立てでE級冒険者だよ」
「アリシアお姉様……」
「いちいち名前を呼ぶごとに崇拝するのやめてほしいのだけど……」
「す、すみません! 自己紹介ですよね、私はシロガネと言います。S-級冒険者をやっています。 趣味は裁縫です。 スリーサイズは上から――「いや、そこまで聞いていないから……」、むぅ……、お姉様は気にならないですか?」
「いや、気になるけど。 それよりヒナちゃん達のとこに行かないと」
「先程、お姉様と行動していた方ですよね? どういう関係なんですか……?」
「虚ろな目で見ないで、彼女たちは新人で私が教育兼護衛としてギルドから依頼来たの」
「……そうでしたか」
シロガネちゃん――言いにくいから、シロちゃんでいいや。
さっきのシロちゃん、迫ってくる感じが戦闘より怖かったのですが……。
もしかしたら危険人物……?
「私はすぐに追っていかないと、シロちゃんはこれからどうするの?」
「もちろん、どんなとこでもお姉様についていきます! それより、シロちゃんって……」
「いや……だった? 私は可愛いと思ったのだけど」
「いえ!シロちゃんで構いません。 むしろ、そう呼んでください! はぁ……、お姉様にあだ名付けてもらったぁ……」
彼女が両手を顔に当てて恍惚な表情をしている。
もしかしたらヤバイものを捕獲してしまったのだろうか……。
そして、いちいちツッコミを入れるのは諦めようと思った。
「じゃあ、行こうか……」
「はい!」
探知魔法を発動しながら歩いていき、彼女達の居場所を把握していく。
◇
森を抜けたところに二人を発見したので、そこに向かった。
「ア、アリシアさん!」
「アリシアさん、大丈夫でしたか……?」
二人は心配そうに寄ってきたが、アリシアの装備が傷一つもなく綺麗なままを見て安心していた。
「大丈夫だよ。あの程度、傷一つ付かないかね」
「流石です、お姉様!」
「えっと、その人は……」
「私はアリシアお姉様の従者であり、生涯のパートナーです」
「いや、違うよ!? この子はシロガネでS-級冒険者だよ。 ゴブリンロードと戦ってた時、偶然に出会ったの」
「「え、S-級冒険者っ!?」」
冒険者ギルドで3番目に高い階級を持っている人がいたら驚くよね。
「そんな階級は本当の実力者の前では無意味です。 階級に捕らわれないで少しずつでもいいので実力を身に着けるべきです」
「なるほど……」
今回のクエストは完遂したので雑談しながら街に戻る。
冒険者ギルドに着き、報酬を受け取った後解散となった。
俺は宿に向かっていると、後ろに人の気配がした。
その正体は――
「いつまで着いてくるの……」
「お姉様が居る所ならどこでも! なので、お姉様が止まってる宿に予約いれました!」
「いつ予約とったのさ」
「冒険者ギルドで手続きしましたよ。B級以上になると融通が利くので」
どうしてこんなキャラ崩壊したのやら……。
「さぁ宿に入って、汚れを落とすため一緒に洗いっこしましょう!」
「ちょっと暴走しないで! あたし一人で洗うから!」
宿に入り、シロちゃんはお湯二つにタオルを4枚頼んだ。
自分の部屋に入ろうとしたら、シロちゃんは隣の部屋に入っていく。
部屋が隣って、偶然だよね……?
◇
結局、シロちゃんによって体を綺麗にされました。
洗われている最中は時折、卑猥な手つきをしてきたが美少女なので我慢した。
男だったら殺害してた。
その後自分がシロちゃんを洗うことにした。
先程の倍返し並みに卑猥な手つきで洗っていたが、シロちゃんはむしろ喜んでた。
無敵かよ……。
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