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76- プラネットアナイヤインベージョン 初日

 イベント前日の昨日はほとんど武器作りだけで終わってしまいました。

ガトリングやショットガン、パイルバンカーなどの武器と爆弾作りで終わってしまいました。


 時折リアから『流石に爆弾に火薬使い過ぎ』って言われてしまいましたが。

そんなことはお構いなしに準備を続けて、今となっては準備万端でイベントに迎えます。


 ――とっくに第一陣は【アナイア】行きの探査船に乗ってしまったんですがね。

というわけで私が乗るのは第2陣の船ですね。


『やぁ、セツナ。 よく寝れた?』


「ええ、それはもうぐっすりと。 ――嫌味ですか」


『もちろん。 セツナがいない間私は暇なんだから!』


 ――はい、昨日深夜までいじっていたら見事にスタートに出遅れました。

 ミロクは今日は行けないって言ってたので戦場が壊滅しているなんてことは無いでしょうが、それでもポイントを稼げなかったのは大きいです。


 急いで探査船に向かいます。


「私のいない間リアがこの体を動かせないんですか?」


『――うん』


 ――何か間がありましたが、気にしないようにしましょう。



 探査船には、大体30人単位で移動しているらしく、わりかしぎゅうぎゅうですが、動けないほどではないですね。 

 流石にビルドアーマーを出せるほど広くは無いですが、床に座って銃をいじったり人と話したり色々です。


『そういえばセツナの友達って少ないよね』


「カチ割られたいですか?」


 学校でもやっている人が美空みくぐらいですからね。

探せばいるかもしれませんが。


『ごめんて』


「とは言っても寂しいのも確かですからね。 ミロクのチームに入るのも悪くないかもしれません」


『――何か動力炉みたいな扱いになりそう』


「ふふ、確かにそうですね」


 ネロあたりにいじられそうです。


「誰と話してるの?」


「――あなたは?」


 隣から話しかけてきたのは深めの黒マントを被った小さな女の子です。

それだけならただの不思議な子って感じですが、何かの長物の武器が背中から盛り上がています。


「私? 私はマナ。 それで、お姉ちゃんは誰と話してるの?」


「リアっていう人です」


『――よろしく』


「へぇーこういう種族もいるんだ…… ありがとお姉さん」


「ええ、イベント頑張りましょう」



 そういってそそくさと別の場所に行ってしまいました。

何がしたかったのかは分かりませんが、いい子そうです。


「ああいう小さい子もこのゲームやってるんですねぇ」


『――セツナ、今の子見たことある?』


「いえ? 初対面です」


『――そっか。 じゃあいいんだけど…… どっかで見たような気がするんだよなぁ』


「どこですかね。 マザーシップの時にすれ違ったとかそのくらいじゃないですか?」


『かもねぇ』


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