47- 最強の縁の下
ミスで同じ話が投稿してしまいました。
現在は修正してあります
ご迷惑をおかけしました
「――あれ?」
今、私の下には地面があります。
あのエネルギー量をスラスターに解放したんです。 今頃は超高速で空を飛んでいるはずです。
それにビルドアーマーの耐久も全損していますね。
「うーむ、いやな予感がしますね……」
【全開放】した場所を見るととても大きな狼煙が上がっているのが見えます……
「どうなってんですかこれは……」
【全開放】した場所に向かってみると見事な大穴が空いてますね……
来る途中から大きな黒煙が上がっていたり木が吹き飛ばされていたりと嫌な予感はしてましがここまでとは……
原因は一つしかないでしょう。
エネルギーの過剰供給、スラスターどころかエネルギーを送るための通路すら【龍血晶】からのエネルギーに耐えられずに大爆発……
「エネルギー不足の次は過剰エネルギーですか…‥!」
どんどん問題が出てきますね……
――お昼にしましょう。
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「はははは! そりゃ災難だったねぇ!」
ゲームを止めた後、美空から『一緒にお昼食べに行かない?』ということなのでちょっといいバーガー店に来ています。
ちょっと硬めのパンがいい味出してて中々おいしいです。
「それで何かいい案ありませんかね」
「ふーむ…… 超高出力のエネルギーかぁ…… あ、ポテトもらうね」
「あ、はい」
「一番いいのはスラスターの素材を変えることかな。 私の剣にも使ってる【ノヴァメタル】だけど妥協点としては【メテオライト】や【ガルガリア】とかかなぁ…… ほい、あーん」
「何してるんですか…… まあもらいますけど」
うん……うん。
とても無難なポテトですね、シンプルで美味しいです。
というか【ノヴァメタル】ですか。
「そういえばクエストの報酬で【ノヴァメタル】手に入ってましたね」
意外と答えはすぐそばに転がってましたね。
超レアらしいので結局倉庫番になりそうでしたが早速使いどころじゃないですか。
まあ縁の下ですが。
「へぇ…… 結構大胆なことするじゃん香衣。 どうやって手に入れたのさ。 PK? それとも自力?」
そういって頬に手を当ててにやりとしながら見てきます。
とりあえず腹が立つのでデコにデコピンです。
「いっつつ…… 少しからかっただけじゃないか」
「それはそれです。 PKはしてませんよ。 さっきも言った通りクエストの報酬です」
アナザーコスモスはPKが可能ですが宇宙船内では保護があってPKできないし【アース】とかの星ではあまりに広すぎて基本的にプレイヤーと会いません。
「クエストかぁ。 中々珍しいね」
「そうなんです?」
「うん。 基本は努力で製造したり奪い取ったり星を破壊して手に入れたりするもんだからね」
「結構方法があるんですね…… 星を破壊して……?」
何か飛んでもないことが飛んできましたよ!
星壊せるんですか?
「うん。 まあ【アース】みたいのは無理だけど【宇宙突入】では壊せるよ。 生半可な攻撃力じゃ歯が立たないけどね」
「へぇ……」
火力目標ができた気がしますね。
「あ、そうだ、後で見せてよ。 その新しいビルドアーマー」
「へ?」
え、見るんです?