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26- 八つ当たりドラゴンスレイヤー

 おじさんから買った情報を頼りに敵をなけなしのお金で買った大剣で倒しながらぴょんぴょん進みます。


 ビルドアーマーの加速がそのまま威力に追加されるのでばっさばっさなぎ倒せるので八つ当たりにはもってこいです。


「近接武器もなかなかに良いですねこれ。 切った感じがなかなかに心地いいです」


 切断するというよりかは金属の板でたたき切るという感じですが値段相応ですかね。



 しばらく進んでいると岩が剣山のようになっている場所にたどり着きました。


「座標はここの辺りですが……?」


 おじさんからもらった座標だとここですが高さがどうにもおかしいです。

一番低いところに行っても指定された高さより数100メートルは高いです。


「――確かに資源と言えば地下ですが…… あのおじさん本当に性格悪いですね。 塩漬けを売り払われましたか」


 正確に指定された座標に行くと円形の盆地の中央に大穴が空いており、それを守るようにドラゴンが外周を飛び回っており、進行形でこっちに飛んできています。


 塩漬け情報確定ですね。


「――いいでしょう。 私のストレス発散に付き合ってください」


 左腕で【ドラゴンブレス】のチャージをしながらスラスターを吹かしてドラゴンに突っ込み、大剣を振り回し、地面にたたきつけ、すぐさま追撃するためにビルドアーマーのスラスターで下方向に加速し、大剣を首元に持っていきます。


『ゴァァァ!!!』


 ドラゴンは首元に持ってきた大剣を右の爪で受け、すかさず火球を放ち、攻撃をします。


「なかなかに頭がいいじゃないですか!」


 私は体を右旋回させ、火球をかわし、すかさず爪に大剣を滑らせ胸に突き刺します。


「やっぱり値段相応ですね!」


『グルァァァァ!!』


 ドラゴンの分厚い胸板を数センチ突き刺しますが、ドラゴンはそれを即座に振り払い、頭の角から雷の球を出して攻撃してきます。


 追尾とはまた面倒ですが逆に対応が簡単ですね。


 雷の球を地面に触れさせた大剣に当ててアースし、雷攻撃を無効化します。


「まだまだ行きますよ!」


 攻撃を無効した直後にスラスターを吹かして全力で加速し大剣をさっきの傷跡目掛けて貫きます。


 完全に胸を貫かれたはずですがまだ生きてますか。

流石ドラゴン、タフですね。


 体勢を立て直すべく大剣を抜こうとしますがドラゴンの胸の中で変に曲がってしまったのか抜けません。


「――まあいいでしょう」


 ちょうどチャージ完了です。

左腕のチャージが終わった【ドラゴンブレス】を解き放ち、ドラゴンと大剣もろともレーザーで消滅させます。


 レーザーが消滅すると、目の前には胸に大穴を開けたドラゴンと剣山を一直線に貫く穴が目の前にありました。


「いっっ…… 耳のダメージが後から来ましたか……」


 大剣もロストしてしまいましたし。


 何ですかね?

私は敵と遭遇すると必ず武器を壊すという呪いでもあるんですかね? 

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