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201ー 決戦 ミロク Ⅶ

 レスト達は壊滅状態で助けは期待できませんね。


『ぷっはぁ! 戻ってこれた!』


「よく戻れましたねリア」


『ほんとギリギリ、危なかった……』


「ま、安堵したところで結局変わらないんですが」


 ミロクが初めに狙ったのは【魔剣ティルフィング】でした。

魔剣ティルフィング】の剣がミロクの武器にぶつかり黒い稲妻を発して動きを止めます。


 その瞬間に転移しミロクの脇腹目掛けて刀を突き刺します。


「防御の突破は可能!」


「それは想定内」


 ミロクの武器が変形し柄の部分が私の刀をぶつかり合い止められてしまいます。


「初手から大技! 【崩壊カタストロフ】!」


「リア! あれの出力増幅を!」


『がってん!』


 ミロクの隣に現れる大目玉、前に現れた時よりもサイズと吸引力が増しています。


「正直封印系は効くとは思えないんですけど!?」


「こうするんだよ!」


 【魔剣ティルフィング】が私の首を掴んで目玉の中に放り投げてきます。


「なるほど、例の大爆発の再現ですか」


 あの時とは出力など何もかもが大違いですよ?

私の右手を構えるとそこに野球ボール大の真っ黒な球が生成され、通常の宇宙に戻ってきます。


「――吹き飛べ」


 ミロクのお腹スレスレでミロクにのみダメージが入るように崩壊させます。


「ま、立ってますよね」


 どうやら私たちの攻撃はシールドに防がれることは無いようですが、あの武器がすべてを防いできます。


「マナが大技を打つならこっちもです! 【∞リュウ 刹那】」


 刀を抜刀、ミロクに狙いをつけて振るうとミロクはそれを防ぐように武器を動かしますが、その武器ごとミロクをぶった切ります。


「通った!」


『そうか…… マナの方は原点の0だから相性が悪いけど私たちは絶対値、根っこは同じだから防げないんだ!』


「やられたやられた。 私の予想を軽く上回る!」


「――気が付いてましたよね? 私にあんな事頼むんですし」


「うん。 正しくはマナとセツナだけが私を害することが可能ってだけなんだけどね! その点レストには驚かされたけど」


 なるほど、だから本命ですか。


「――というか何簡単に再生してるんですか」


「まだまだ」


 ミロクの武器が私の胴体目掛けて切りつけてくる所を刀で迎え撃ち、右から私がノヴァメタルを変形させた槍を、左から【魔剣ティルフィング】の剣が攻撃を繰り出します。


「【予言ノストラダムス】」


「【∞リュウ 無限】」


 【∞リュウ】のもう一つの技、【無限】を放ち辺り一帯を消滅させてそれにミロクを巻き込んだ後、某所するスキを作らず無数の隕石が襲い掛かります。


『再生じゃないな?』


「お、正解。 どちらかというと復活系」


「再生じゃないというなら、」


 即座にワープし


「とりあえず1発」


 ミロクのみぞおち目掛けて全力のアッパーカットを叩き込みます。

そのアッパーカットによって体が物理的に消し飛びますが、私が離れたとたんに前からいた体を捨て去るように新しい体で私の前に立っています。


「急に来るとはやるぅ……」


「とりあえず一撃死は確定です……!」


「防がれなければいいってことか。 ――それなら残機を0にまで減らしつくしてしまえばいい!」


「――やってみな?」


 とっくに切った2つの大技でこれですか。

あの隕石で何体の残機を削れたかは分かりませんが、地道に行きましょう。

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