18- ロマン砲、真骨頂
2本目
【ドラゴンブレス】の打ち方が分かりにくいということで若干変更しました
話は特に変わっていません
私が岩蔵から出るとあたりはすっかり真っ暗になっていました。
星と月の明かりがあるとはいえかなり暗いです。
ですが行きたい場所は覚えているので大丈夫ですね。
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「うーん……こうして見るとなかなかデカい……」
沼地に着いたので早速試し打ちと行きたいですがガトリングとは違ってレアアイテムを使ってますからね。
万が一があってもいいようにビルドアーマーに乗って動かせるようにしましょう。
「それじゃあ行きましょう!」
私はビルドーアーマーで固定した【ドラゴンブレス】のトリガーを引き続けチャージを開始します。
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トリガーを引き続けて3分、銃口に取り付けた【龍血晶】が赤く輝き始めました。
そこからしばらく待っても変わらないのでチャージ完了です。
トリガーを離すと【龍血晶】から光線が放たれ、音を置き去りにして地の彼方に吸いこまれ、そして轟音が鳴り響きました。
「耳が……!」
耳を抑えないと耐えられません……!
トリガーを離してしばらくすると光線が【龍血晶】に収束し、エネルギーパックから煙が上がると、その惨状が目の前に現れました。
「沼地が割れてますね…… 火力が凄まじい……」
あの光線で数体のリザードマンを巻き込んだのかリザードマンのアイテムが手に入っていますね……
もしかして耳を保護しながら薙ぎ払うように打てれば……?
早速やりましょう。
煙が上がっているエネルギーパックを取り外し、替えのエネルギーパックを取り付けます。
そして即席の耳栓をリザードマンの皮から作り出します。
無いよりかはましでしょう。
耳栓を付け、トリガーを引き始めます。
「最初は良かったですけど流石に3分は長いですね……」
後で外付けのタイマーのようなものを作ってしまいましょうか。
3分経って、チャージが終わったので早速ぶちかまします。
「っ! けど前に比べれば……!」
前は両腕が使えませんでしたが今回ならかろうじて動かせるので水平に【ドラゴンブレス】を動かします。
「な……ぎ……払え……!」
レーザーが沼地の水をただの土に変え、大体45度くらい動かした後でエネルギーパックが破裂し、光線が強制的に止まりました。
「改めてみるとこれはすさまじい……」
流石に平らな沼地とはいえ所々に岩があったはずですが完全に消し飛んでますね……
これは素晴らしい、いいものです。
「これなら…… あいつとも渡り合えますかね……?」
【アンドロイドの墓場】に居座っている超大型エネミー オルドル。
もう一度行って喧嘩売ってみましょうか。