表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

19/209

17- 共同魔改造

「ここのボスを倒すと普通のリザードマンはこっちに来なくなるです。 今のうちに安全なところまで行くです」


 ネロの言う通りボスの後ろにいたリザードマンたちはこちらを見て委縮しています。

今攻撃して素材をかき集めたいところですが武器がありませんね、あきらめです。


「安全なところといってもどこに?」


「その辺の岩ぐらです。 なんやかんや言ってそういうのが一番便利です」



 私はネロについて行き、近場の小さい洞窟でたくさんの武器を広げています。

私が持っているレーザーライフル以外にもサブマシンガンやハンドガン、アサルトライフルなど様々な武器種がありますね。


「武器には必ずピンがあるです。 ここにショップで売ってる鍵をぐっと差し込むです。 えいや」


 ネロが武器のグリップの丸いところに力いっぱい鍵を押し込むと武器が3つのパーツに分かれました。

 出てきたパーツはバレルやグリップ、撃鉄が目立ちますね。

時折、スライドやサイトがある程度です。


「武器のレア度が低いので案の定はずれですね。 こういうパーツをかき集めて一つの武器を作るのです。 このスナイパーライフルもそうやって作ったです。 元にも戻せるですが性能は落ちるので気を付けるです」


 そういって私に鍵を1本渡してきました。

試しにレーザーライフルに使ってみると4つのパーツに分かれました。


 グリップとサイト、それとよくわからない箱と赤い球体が出てきました。

――この球体は作成に使ったルビライト水晶?


「まあ案の定と言いたいですがこの水晶はレア物です。 一番最初のレーザーライフルだと思っていましたが使ってるものはなかなかに一流です……」


 前に水晶を鑑定したときは鑑定スキルのレベルが低かったのかレア度は見れなかったんですよね。

いいものだって言うならあげちゃいましょう。


「ネロさん、これいりますか? いろいろと教えてくれたお礼ってことで」


「もらえるならもらうです。 それじゃ、一通り教えたので私は行くです。 ここにいればしばらくは安全なので帰る準備をするか銃を作っているといいです。 またどこかで会えたらです」


「またどこかで」


 ネロが行ってしまったので私は早速銃を作りましょうか。

まさか倉庫番をしてもらうはずだった【龍血晶ドラゴンブラッド】が役に立つとは思いませんでしたね。



 レーザーライフル作ってはばらし、作っては分解を繰り返した後、調整をすること数時間、思い通りの武器が完成しました。


 武器の名前はちょっとカッコつけて【ドラゴンブレス】とでも名前を付けましょうか。


 武器の特性は【龍血晶ドラゴンブラッド】の特性を利用したチャージ機構です。

普通のルビライト水晶でレーザーを束ね、それをさらに束ね、【龍血晶ドラゴンブラッド】に貯めて一気に発射するという武器ですね。


 弱点としては1発打つのにエネルギーパックを6つ消費することとサイズを完全に間違えたことですかね?


「まあそんなことはどうでもいいです…… 早速試し打ちです」


 試し打ちの実験場はリザードマンがたくさんいたあの沼地です。

広い平地なのでまっすぐ飛ぶレーザーの試し打ちにもってこいです。


「~♪」


 今から楽しみです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ