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179ー 魔剣の謎を解け

「さーて、できる限りの準備を進めましょう」


 今回の戦闘は言うなら美空みくのお願いです。

お願いなら…… 本気で行かなきゃダメですよね。


『もうここ完全に私たちの定位置だよね』


「ほかのプレイヤーがいない上にただただ広いってのもポイント高いんですよね。 技を試すこともできる」


 まぁ今回は寝るだけですが。


「さーて、試練は突破したんです。 【魔剣ティルフィング】について聞こうじゃないですか!」


 何故マナはミロクとタイマンを張ることができるのか。

 そこを突破することはミロクを突破することにもつながる予感がします。




『よ』


「よ…… 何です? そんな軽い挨拶は」


『別にいいだろ、我々と同格になったんだから。 それで何しに来た? 先に言うが茶は出せんぞ』


『あ、じゃあ我々が出すね』


 何です? この夫婦漫才は。


「【龍血晶ドラゴンブラッド】、ありがとうございます。 ――ところでコレ何茶です?」


  ――お茶の色が紫なんですよね。

何茶だこれ……


『え? 知らない』


 ――飲むのはやめておきましょう。


「というか茶番はいいんですよ【龍骨晶ドラゴンウエッソ】。 試練に突破したんだからちゃんと教えてもらいますよ?」


『――何をだ?』


「【魔剣ティルフィング】の正体ですよ。 アレ結局何なんです?」


『――あれか』


『我々が2つで1つの対だとすれば1つと化した我々の対といった所かな?』


 【龍血晶ドラゴンブラッド】が淡々と説明を続けます。


『我々がこの宇宙の絶対値の1だとすればあの剣が持つ力は原点の0。 我々がこの世界に生まれた時に同時に作り出された絶対なる値だよ』


 あながち私の予想も外れではなかったし、リルの分析結果も間違いじゃないんですね。


『まぁあの剣に込められた原点は無理やり詰め込んだ形だから完全体じゃないから鍔迫り合いができるんだけど……』


「だけど?」


『我々は1として物質化してるからこうしてセツナの力となってる。 でも原点の0は()()()()()()()はずなの。 怪しいのは剣を使ってる機体の方だけど……?』


「そういえばあの機体、元は【聖剣カリバーン】でしたね。 ――結局ミロク関係か」


 少しずつですが紐解けたような気もしますが……


「そういえばミロクとマナがコスモス内で有名になったのっていつ頃……?」


『一応最初の質問に我々が答えておくが、【魔剣ティルフィング】の能力は切っ先にぶつかる現象を0にする力だ』


『それ以外は分からないけどね』


「それだけでも十分です」


 情報戦になってきましたね。

2人の話を聞き終わったら久しぶりに情報屋に行ってミロクとマナのことを聞いてみましょうか。


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