表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

デイジー

作者:
掲載日:2020/03/19


 デイジーは、可愛い子で、素直な子

 華やかで可愛いデイジーの花のように、真っすぐで、素直な子


 僕は、デイジーを、砂糖菓子みたいにやわやわと大事にしたくて

 大事に扱いたくて


 手のひらの上に乗せようとしない


 デイジーが、したいことだけを自由に扱っていてほしくて

 何も、歪めてしまいたくなくて


 頬杖ついてながめていたい


 **


 僕が手のひらで囲った空間で柔らかく育てようとしたそれらを

 デイジーには知られたくなくて

 踏み込んできてほしくなくて


 だって、デイジーは、僕とは違うから


 **


 デイジーが透明な涙を流して

 それが透明で本当に綺麗にみえても

 僕と一緒の場所では泣かないでいてほしい


 どんな瞬間のデイジーもとても大事に扱いたいから

 何も、歪めてしまいたくなくて


 頬杖ついてながめていたい


 **


 粉々にこわれそうなガラスケースのように脆くて弱い僕の宝石箱を

 デイジーはきっと解らないでしょう


 だけれど、僕はそれ込みでデイジーを大事に扱いたくて

 解らないでいてほしい


 **


デイジーは、可愛い子で、素直な子

 華やかで可愛いデイジーの花のように、真っすぐで、素直な子


 僕は、デイジーを、砂糖菓子みたいにやわやわと大事にしたくて

 大事に扱いたくて


 手のひらの上に乗せようとしない


 デイジーが、したいことだけを自由に扱っていてほしくて

 何も、歪めてしまいたくなくて


 頬杖ついてながめていたい


 **


 いつか、蝶になって

 デイジーの花を飛び越えて


 その辺の土くれに力尽きて零れ落ちても

 デイジーは気づかないでいてほしくて


 小さな白い羽が壊れる前に

 土くれに飛び込む前に

 

 その宝箱を自分だけでいっぱいにしたい

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ