デイジー
デイジーは、可愛い子で、素直な子
華やかで可愛いデイジーの花のように、真っすぐで、素直な子
僕は、デイジーを、砂糖菓子みたいにやわやわと大事にしたくて
大事に扱いたくて
手のひらの上に乗せようとしない
デイジーが、したいことだけを自由に扱っていてほしくて
何も、歪めてしまいたくなくて
頬杖ついてながめていたい
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僕が手のひらで囲った空間で柔らかく育てようとしたそれらを
デイジーには知られたくなくて
踏み込んできてほしくなくて
だって、デイジーは、僕とは違うから
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デイジーが透明な涙を流して
それが透明で本当に綺麗にみえても
僕と一緒の場所では泣かないでいてほしい
どんな瞬間のデイジーもとても大事に扱いたいから
何も、歪めてしまいたくなくて
頬杖ついてながめていたい
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粉々にこわれそうなガラスケースのように脆くて弱い僕の宝石箱を
デイジーはきっと解らないでしょう
だけれど、僕はそれ込みでデイジーを大事に扱いたくて
解らないでいてほしい
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デイジーは、可愛い子で、素直な子
華やかで可愛いデイジーの花のように、真っすぐで、素直な子
僕は、デイジーを、砂糖菓子みたいにやわやわと大事にしたくて
大事に扱いたくて
手のひらの上に乗せようとしない
デイジーが、したいことだけを自由に扱っていてほしくて
何も、歪めてしまいたくなくて
頬杖ついてながめていたい
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いつか、蝶になって
デイジーの花を飛び越えて
その辺の土くれに力尽きて零れ落ちても
デイジーは気づかないでいてほしくて
小さな白い羽が壊れる前に
土くれに飛び込む前に
その宝箱を自分だけでいっぱいにしたい




