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ささいな日常

コーヒーと紅茶

作者: ハトさん

「ご注文はお決まりでしょうか?」


 見慣れた制服にいつものお兄さん。いつもと変わらない決まり文句のような言葉に私はいつもとは違う言葉を返す。


「ホットミルクティーをひとつお願いします」


「かしこまりました。砂糖はお付けしますか?」


「お願いします」


 店員さんは慣れた手付きでカップにお湯をいれ、茶葉と共にトレーに乗せて私に渡してきた。


 私は提示された金額を支払いそれを受けとる。


「ごゆっくりどうぞ」


 私の背中に言葉が投げられる。いつも変わらない台詞。ただ、それも日常という感じがして私は好きだ。


 私は空いている席に座りお湯の入れられたカップの蓋を開けるためにそれを押さえる。


 あれ…?


 そこでいつもとは違う、とある違和感を覚えた。いつもコーヒーを注文してるのでその違いに今まで気が付かなかったのだろう。


 それは…


 なんか、コーヒーより熱いな


 そう。何故かいつも飲んでいるコーヒーより熱く感じたのである。

 カップはいつもと変わらない紙製の物だ。なのでカップのせいで、というのは無いだろう。

 ならば、原因はなんだろうか?


 未知への探求ほど面白い事はない。と私は思う。知らないことを知り、新しいことを学んできた。それでもやはり知らないこと、それこそ自分が好きな物に限っては一段と興味を引いた。


 とりあえず私は茶葉をお湯につけ、蓋を被せてから側にあるスマートフォンで原因を調べることにした。


 流石ネットというべきだろう。あっという間にその原因と思われるのを見つけてしまった。


 まず先に、これは私の推測でしかないということを話しておこう。


 調べてみたところ、コーヒーをいれるお湯の適温は82~83度らしい。

 それに比べ紅茶はお湯のまま出てくる為、基本100度付近と考えられる。


 つまり、私が感じたのはその20度の差ではないのかと思う、ということだ。


 ちなみにだが、何故コーヒーの適温が82~83度かというと、それより熱いと苦味やエグ味が多く、それより低いと味が十分に出ないらしい。


 私は軽く感動を覚えた。美味しいものを提供するため細かい温度にまで気を使っているなんて…!とね。ちなみにカフェオレでもコーヒーと同じく82~83度ぐらいの温度でした。


 私は気分が良くなり、流れるように紅茶へと手をつけた。蓋を外し、茶葉を取り出し、そしてミルクを入れる。

 一緒に貰った撹拌棒(かくはんぼう)を使いそれらを混ぜる。


 そして、紅茶に口をつけ…



 「熱っ…」



 軽く火傷した。

初めまして。


 つい最近、某M店の飲み物の温度が違う事に気がつきました。

 自分の身の回りに某M店で働いてる人は居ないので未だ真相は聞けてない状態です。


 これを書いてる時に気になったので紅茶の適温を調べてみたところ、香りや苦味を出すため100度が良いらしいんですよね。


 もしやそれも考えていたり?



 ちなみに最近はコーヒーの豆を再利用して、バイオエネルギーにしたりカップを作ったりというのがあるそうです。



 ここまでありがとうございました。



PS.自宅で大体82~83℃ドリップしてみた所、確かに苦味が少なく美味しかったです。

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