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第0話 ニート

 「働きたくない」


 ニートは、今日もニートである。


 ニートは毎朝目を覚ますと、前日も着ていたジャージ姿のままゲーム機に手を伸ばす。


 暫くすると、これもまた前日から同じ場所に落ちているスナック菓子に手を伸ばしかけるが、彼の手はそのすぐ横に転がっているペットボトルを掴む。


 残り少ないペットボトルの中身をゆっくりと飲み干すと、


 「あ、水がなくなった……」


と呟き、おもむろに布団から這い出てくる。


 飲み物と食料の買い出しに行くためだ。


 ちなみに今、ニートが布団から這い出てくると言ったが、彼は目が覚めてからこれまでの間ずっと布団の中から出ていない。


 必要な物は全てニートの手の届く範囲に散らかっているからである。


 引きこもりのニートとはこういう生き物なのだ。

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