2.なろうデビューするまでの道のり
私が小説を書きはじめたのは小学生の時だった。
今はもうデータも残っていない、微かに内容を覚えているだけの推理小説。多分500文字もなかったのではないだろうか。というか、トリックすら当時の自分でも「いや、これはないだろ……」と思ったような……。
『被害者は蛇に噛まれて死んだんだよ!』
みたいな内容だった気がする。
事件っていうか、ただの事故だろ、それ。
とにかく、それから小説を書きはじめて中学生の時には初めて10万字を越える作品を書いた。結局受験の忙しさからエタった(ご存知の方も多いと思うが、完結まで行かずに更新が停止する事)ものの、当時から新○社というサイトに投稿していた。
今もあるんだろうか、あのサイト……。あの頃は某メイドのドラゴンの作者とか、ワンパンのマンの作者とかが積極的に活動していて楽しかったな……。
話が脱線したがこのエッセイは脱線と取り乱しがデフォなので許して欲しい。
それから数年、いろいろ経て私も成長した。
高校生になっても投稿まではせずとも小説は書き続けた(ついでにエタり続けた)。
具体的に言うと当時の作品を読み直して、恥ずかしさに転げ回るぐらいには成長した。
ストーリー構成、文章の書き方、設定の緻密さ。
そういったものを書き続けて理解した、学んだ。
そして人生で一番暇な期間に入り、小説をもう一度書こうと思い立った。
今なら面白いものが、最高のものが書けると思った。
そして、折角書くなら、と「小説家になろう」に投稿する事に決めたのだ。
そしてとある作品を書き上げ、なろうデビューしたのだが……まあ、結果はお察しの通り惨惨たる有様だった。これについては詳しく後で書こうと思う。
まあ……強いて言えば、甘かったのだ、自分は。
次回、デビューと反省篇。