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花の妖精と腹黒王太子  作者: 水無月 撫子
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城下にて… サフィー目線


 わいわい、がやがや


 私は、本日、城下にやって参りました!!

 

 もちろん一人ではないのですが…

 隣には平服を着たエディー。

 全く!一人で楽しみたかったのに!!

 そう思いつつエディーとともに歩いていると……


「サファイア様!エレディオール様!」

 と少し先にいる一人の少年が気づいたようだ。

 その声に気付き今まで普通に歩いていた民たちが動きをとめる。


「サファイア様。エレディオール様。こんにちは」

「こんにちはロイ。」

「剣の稽古はしっかりしているか?」

「おかげさまで!!」

「サファイア様。エレディオール様。」

「サファイア様ー!!」

「きゃー!!エレディオール様とサファイア様だわー!!」

「サファイア様サファイア様!!」


 わらわら、とよってくる民たちによりあっというまに私たちの周りには人垣ができてしまった。


「おばさん。果物の売れ行きはどう?」

「おかげさまでいい調子だよ!」

「そう、よかったわ!」


 そんな風に一人一人に声をかけていると最初に声をかけてきたロイが聞いてほしいことがあるといってきたのだ。


「どうしたの?ロイ。」

「サファイア様。エレディオール様。最近町で悪さをするやつらのことを知ってる?」

「町で悪さをするやつらだと?」


 心なしかエディーの声が低く冷たいものとなった気がした。

 あぁ、怒ってるな…

 まぁそれは私も同じだ。この国の民たちに害をなすものは我が王家の敵だ。


「それはどういうことなの?」

「最近きたやつらだとおもうぜ?見かけない顔だったし、なぁ?」

 と、今度はロイではなく酒屋のニールが答えてくれた。

 ニールの問いかけにうんうん、と頷く皆。


「ごめんなさい。皆さんその話は上がってきてなかったわ。対処が遅れて本当にごめんなさい。今すぐに対処するから。」

「私からも謝らせてくれ。皆を危険にさらしたこと償っても償いきらん。」

「顔をあげておくれ!姫さんたちはなにも悪くはないよ!!」

「そ、そうだよ!そもそもこれは俺たちが悪いんだ見かけない顔のやつは最初は警戒するようにって姫さんたちはいってくれたのに…!」

「そんなことはないわ。だってそれはあなたたちが優しいからこそできなかったことだもの。」

「姫さん……」


「サフィー。いますぐ片付けよう!」

「そうね!エディー。それがいいわ」


 さぁて!久しぶりの実戦だわ!!

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