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終わりは始まりであって始まりは終わりである
世界は一瞬にして滅んだ。
あとに残るのは白だけだった。
「さぁ、天津朱鷺人。次は世界を作る番だ」
「そういえば・・・貴様は可能性の世界を見たいと言ったな」
デウスエクスマキナは頷いた。
「貴様も機械仕掛けの神の名など捨てろ」
「早く見せろよ・・・これからの世界を・・・!」
朱鷺人の悪態を止める程のモノがその時見えた。
異形の怪物と共に戦う世界、
カードで犯罪者を取り締まる世界、
異世界、
異能力で戦う世界、
仮面のヒーローが怪人と戦う世界、
様々な世界のヴィジョンが見えた。
その中から朱鷺人、否。神は選ぶ。世界をー
「世界を滅ぼすなんて簡単に言わない物だな。ふぅ・・・僕が選ぶのはー」
贈物 ギフト
ー完ー
皆さん今まで見て下さりありがとうございました!




