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「役立たずと追放された俺、魔法陣がプログラムに見えるので最強の魔道具を量産します」   作者: れんれん


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第35話 人材争奪戦

伯爵邸の会議室。

地図の横に新しい紙が置かれていた。

そこには大きく書かれている。

研究所必要人員

アルベルトが腕を組んで言う。

隣にいるのは

アルベルト・グランディス。

「最低でも」

「魔道具職人30人」

ディランが口を挟む。

「工房職人も必要です」

伯爵が言う。

「建築職人もだ」

紙には次々書かれていく。

魔道具師

鍛冶職人

木工職人

石工

護衛騎士

研究補助

レオンがぽつりと言う。

「……多くないです?」

アルベルトが言う。

「むしろ少ない」

ディランが笑う。

「研究所ですから」

伯爵も頷く。

「街一つ作るくらいの規模になる」

レオンが苦笑する。

「もう研究所じゃないですね」

その時。

扉が開いた。

入ってきたのは

セレスティア・フォン・アルヴェリア。

王女は席に座るとすぐ言った。

「問題がある」

アルベルトが聞く。

「人材ですか?」

王女は頷く。

「その通り」

そして続ける。

「王都の魔道具師」

「もう取り合い」

ディランが苦笑する。

「早いですね」

王女は言う。

「当然よ」

「飛行魔道具の噂」

「もう広がってる」

レオンが驚く。

「え?」

アルベルトが言う。

「ギルドの掲示板に出てる」

レオンは頭を抱えた。

「早すぎません?」

ディランが笑う。

「情報は金になりますから」

王女は指を立てる。

「だから決めた」

伯爵が聞く。

「何を?」

王女は言った。

「人材募集」

レオンが言う。

「普通ですね」

王女は続けた。

「全国で」

部屋が静かになる。

伯爵が聞く。

「王国全土?」

王女は頷く。

「ええ」

アルベルトが笑った。

「面白い」

王女は言う。

「王立魔道研究所」

「研究員募集」

ディランが言う。

「給料は?」

王女はさらっと言った。

「王城基準」

ディランの目が光る。

「それは」

「高い」

伯爵が言う。

「優秀な人材が来ますな」

レオンがぽつりと言う。

「僕」

「面接するんですか?」

アルベルトが言った。

「当然だ」

レオンが苦笑する。

「責任者ですもんね」

その時。

護衛騎士が入ってくる。

「王女殿下」

王女が振り向く。

「何?」

騎士が言った。

「すでに応募があります」

全員が驚く。

ディランが聞く。

「早くないですか?」

騎士は紙を渡す。

王女が見る。

そして少し笑った。

「面白いわね」

アルベルトが聞く。

「誰です?」

王女は紙を見ながら言う。

「王都魔道学院」

「首席卒業生」

アルベルトが眉を上げる。

「ほう」

王女は続けた。

「若手魔道具師」

「三人」

ディランが言う。

「優秀そうですね」

王女はさらに言った。

「あと」

少し間を置く。

「変わった応募」

レオンが聞く。

「変わった?」

王女は言う。

「元宮廷魔道具師」

部屋が静かになる。

アルベルトが驚く。

「宮廷?」

王女は頷く。

「理由は」

紙を見て言う。

「研究を邪魔されたから」

ディランが笑う。

「いかにも研究者」

レオンが言う。

「どんな研究です?」

王女は答えた。

「爆発魔道具」

沈黙。

伯爵がゆっくり言う。

「それは」

アルベルトがつぶやく。

「危険だ」

王女は楽しそうに笑う。

「でも」

レオンを見る。

「あなた」

「こういう人好きでしょ?」

レオンは苦笑した。

「まあ」

「嫌いじゃないです」

アルベルトが頭を抱える。

「研究所が危険な場所になる予感しかしない」

ディランは楽しそうだ。

伯爵も少し笑っている。

どうやら。

レオンの研究所には

かなり個性的な研究者が集まりそうだった。

そしてこの人材の中に――

後に

王国史に名を残す

天才魔道具師が混ざっていることを

まだ誰も知らない。

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