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運命の再会は異世界で

作者: 遠藤 凜
掲載日:2026/01/30

あるところにとても美しい令嬢、スティージアがいた。その令嬢は綺麗なので性格が悪いにも関わらず学園の令息たちに好かれていた。自分の婚約者や恋人などを取られた女の子たちはスティージアを恨んでいた。妹、リーアベルも例外ではなかった。そしてリーアベルはスティージアにイジメられていたが、リーアベルの婚約者にはリーアベルがスティージアをイジメてると思われてしまった。そして

「実姉のスティージアをイジメるなんてサイテー。婚約破棄してやる」

と言われてしまった。

流石のリーアベルでもそんな事を言われると我慢できない。

『こっちだって願い下げよ!あー、あなたなんかと別れると思うと清々するわ!さようなら』

それから、すこし悲しんだが、ある程度泣いたらすっきりして、どうでもよくなった。そして、ちょうどその頃、見せつけるかのようにスティージアと元婚約者が婚約した。だけど何も未練など無かったリーアベルは平然としていた。

「そんな平然と振る舞っても実は悔しいことなんかお見通しですのよ!おーっほっほっほ」

スティージアはそう言ったが本当に何も思っていない。

その年の秋、面白い噂を聞いた。スティージアが学園で有名な冷徹の王子様に言い寄っているのだとか。スティージアならしそうなことだ。そして、ある日の昼、食堂に行こうと廊下を歩いていると、運悪くその現場に遭遇してしまった。最悪だ。でも見事な塩対応で思わず口元がニヤける。そういえばあの人、何処かであったことがあるような気がする。そんな事はさておき、とっても面白いものが見られた。そう思いながら歩いていると、誰かにぶつかった。

『わっ…、すみ、ま…、せ………』

まさかの先ほどスティージアが言い寄っていた学園の王子だった。

「え、愛美…?」

『えっと…?』

愛美?少なくとも私の名前ではない。それにこんなキャラだっけ…?と思うと同時に記憶が蘇る。前世の記憶だ。

堀川愛美、それが私の名前。そうしてこの人は塩崎玲くん。なんとなくそう思った。

『もしかして玲くん?』

「そうだよ!僕の愛美。やっと会えた!」

『あ…えと…僕のっていうのは……?』

「あっ…ごめん、前世、心の中でずっとそう呼んでたから…。ちょっと口が滑って…」

言っておくが私と玲くんは恋人ではない。前世で私の好きな人だったのだが…両片想いだったんだろうか…?結局告白できずに最期を迎えてしまった。

『もしかして玲くんって…』

「バレちゃったんなら仕方ないかぁ…。ね、僕の愛美。結婚しよ?」

『へっ?ちょ、ちょ、玲くん!?』

「あ、この世界ではまず婚約からか…」

『そういうことじゃなくて…!!』

「僕ね、ずっと愛美が好きだったんだ。この世界に来ても愛美の事はすぐ分かっちゃった。これは運命だと思うんだ。愛美は僕の事好き?」

『わ…、たしも、ずっと前から玲くんの事が…好き…n…!?』

「うれしいっ!ありがとう僕の愛美!ずっとずっと会いたかった」

強く抱きしめられた。おっきい。けれど森のクマさんみたいに(?)優しい。

「ずっとずっとずーっと、探してたんだ。僕の愛美」

『ちょっ、苦し…玲くん!苦しい…、離して…!』

「あ、ご、ごめん、」

離しはしなかったけれど緩めてくれた。

今更気づいたがすごい人数の野次馬だ。なんだか恥ずかしい。

『ちょ、玲くん、そろそろ…』

「やだ」

『で、でも…』

「やっと会えたんだよ。離すわけないじゃん」

『そんなぁ〜…こんなとこ私の姉に見られたら…』

「ちょっと、リーアベル!?何をしていらして!?」

『ほらぁ〜、噂をすればってやつ…?』

「今の名前リーアベルって言うんだね」

「リーアベルッ!!そんなことしてはしたないとは思わないのかしら?」

「おい、誰だ僕の愛しい人を侮辱する奴は…!?」

「お、お、王子様っ!?何故リーアベルなんかと!?早く離れてくださいましっ!」

「あぁ、お前か…、お前が愛しのリーアベルの姉だったとはな。言っておくが、はしたないのはお前ではないか?」

「王子様、ご冗談を…。まさかそんな…」

「良いからさっさと去れ、僕とリーアベルとの時間を邪魔するな。あぁ、そうそう、僕の愛しのリーアベルと婚約するつもりだからもう言い寄るのはやめてくれ。非常に迷惑だし不愉快だ」

「なっ…」

〚やっぱり!王子様に言い寄ってるって噂は本当だったんだ!〛

〚婚約者がいるのに言い寄っていたのか!?〛

〚ざまぁだな。今までの罰が当たったんだろ〛

〚リーアベル様、王子様と婚約だってー!〛

〚リーアベル様、良かったね!〛

「さっ、僕の愛美。いこっか」

『うん!』



生徒会の部屋で玲くんの上に座らされ、後ろから抱きしめられた

『そっ…、それにしても玲くん、本当に私でいいの?』

「あー、もうみんなの前で婚約宣言しちゃったなぁ?愛美がここで断ったらどうなるかなぁ?」

『まさか…それも計算済みで…?』

「どーだろーねぇ?」

『はいはい、分かった。婚約する。それに玲くんだから婚約したi…あっ…』

「んふふ、僕の愛しの愛美〜。それってそういう意味で良いんだよね?」

『/////きっ、聞かなかったことにとか…?』

「無理だね〜」

『ですよね〜…//』

すーはーすーはー。玲くんは私の肩に顔を埋めて匂いを嗅ぐ。

『え!?玲くん!?…く、臭くないかな………』

すると玲くんがボソボソととても小さい声で何か言い出す。

「愛美だ…本当に愛美だぁ。しかも僕のことが好きだったなんて…これは夢なんだろうけど夢でも幸せだぁ。愛美が異世界に飛ばされたって女神様から聞いて思わず追ってきちゃったけど本当に…本当に……すやすや」

『………ね、寝た!??!?!?この体勢で!?私、動けない…だっ、誰かー?』

「だめだよ愛美。僕以外の人呼んじゃ。それにここ、生徒会長専用室だから誰も入れないよ」

耳元で話されたら破壊力エグすぎて…

『起きてたの!?てか生徒会長専用室って…?』

「うん、生徒会長専用の部屋があるんだー」

『勝手に入って怒られないかな…?生徒会長って誰だっけ…』

「僕だよ?」

『へ〜、ぼく…って、えぇ!?』

「うん、僕だよぉ」

『生徒会長の権限を無駄に使ってる…』

「無駄じゃないって〜!すーはーすーはー」

『え…っっとぉ、あのぉ、私猫じゃないんですけど…そろそろ吸うのやめてもらって…。あと離していただけると幸いです…』

「こーゆーとき敬語に戻るときも愛美だな…φ(..)メモメモ」

『やだ、分析怖い』


シーン…



静かで普段なら気まずいはずなのになんだが安心するな…


「そういえば愛美。いつから僕のことが好きだったの…?」

『へ!?////』

「いやぁ、気になってさー」

『出会って1年くらいして仲良くなってから…?かなぁ…』

「へぇ…?」

『そっ、そういう玲くんはどうなのっ!?』

「僕が生まれたときから」

『へぇ…って…え!?怖い怖い、まだ出会ってすらないよ!?』

「えっへへーバレた?」

『そりゃバレるでしょ…!で?本当は?』

「だから〜、生まれたときからだって〜笑」

『むうぅぅ////』

玲くんは私の頬をツンツンしながら意地悪に笑った

「あ、赤くなってる〜!りんごみたい笑」

『いつか玲くんもりんごくらい真っ赤にしてやるっ!』

「どうやって?笑」

『う…』

「できないくせに〜」

『でっ、できるもん!』

「じゃあやってみなよ〜」



chu…(頬に)


『こっ…これでどう!?///////』

全然だね笑(あっぶねぇぇぇぇ…)

『そんなっ…』

これでもだめならどうすれば…(´;ω;`)

「僕を照れさせたいんだったらせめてこれくらいはしないとね」



唇に柔らかい物が触れる。玲くんの唇だ…


こ、これは…きっきっ…キス…!?////

例のあの!?

やばばばば、顔が熱い…

玲くんは照れてないのかな…?

(/ω・\)チラッ


うう…そっぽ向いてるよぉ…///

しかも顔、手で隠してるし…

あれ。でも耳がカニ(焼いた後)並みに赤い…

カニとか思ってたらお腹減ってきたな…



ぐぅ…(お腹の音)


( ゜д゜)ハッ!やばばばばば…やばい…聞こえたかな…//


「ふふっ、くっ、ははっ、腹筋崩壊…っ、はははっ、///」


あ、絶対聞こえてるパターン(パティーン(?))だ。

終わったぁ…

「そういえばお昼がまだだったね。普段僕は食堂には行かないんだけど…愛美と行こうかな…!」

『えええ…!?いいの…!?あ、良いこと思いついた!先に中庭で待ってて!』

「え、あちょっと愛美!」


『えーっと…部屋から出たはいいものの…ここはどこだろう…』

「はぁ、はぁ、やっと追いついた…ちょっ、速いよ……」

『え、あ、うん、ごめん…』

「じゃ、食堂行くよ?えっと…ここどこだ…?」

『…えへっ、道分かんなくて適当に走ってきちゃったから…』

「えぇっ?ほんと昔から方向音痴なところ変わってないね笑」

『玲くんもね?まあそーゆーとこも好きなんだけどっ//』

「っ…////」

『えっ、照れた…!?』

「照れてないっ!///」

〚おい、何してるんだ!早く出てきなさい!〛

『えっ?』

「えっ?」

『あ、あのっ、ここって…』

〚何を言っている?ここは中庭に決まっているじゃないか、早く広場まで帰りなさい〛

『あ、はいっ!』


『中庭ってあんなところがあったんだね…』

「裏庭って呼ばれてたりするらしいよ、だけど生徒は近づいたら駄目だから僕も知らなかったよ」

『だからあんなに怒ってたんだ…』

ぐぅぅぅ…

『え!!今の音って玲くんのお腹n…』

「さ!お昼食べよっか?ね?リーアベル嬢」

『…はい…』



「ん〜君と食べる食事はまた一段とおいしいよ、リーアベル嬢(*^^*)」

『そうですわね…』

まるで人が変わったような…いや会ったときからそうだったか。

「そうだ、もしよければリーアとよんでもいい?」

『もちろんっ、そういえばなんて呼べばいい…というか名前聞いていなかったわ!』

「えっ、もしかして僕の名前を知らない…?」

『ええ』

「え?まあいいか。シアンヴェ・ツレッチェルと申します。以後お見知りおきを…」

『あ、えっと…リーアベル・テュラディスと申します、…で合ってますか?えへへ…』

「…かわいいと愛しいが限界突破した…」

『えっ?なんて言いました?』

「いや何でもないよ」

『そうですの?それとシアンって呼んでも…?』

「うん!嬉しいよ!!」


『美味しかったね。玲く…じゃなくて…しっ、シアンさまっ///』

「うん!愛…リーア」

『っ////』

「っ…///」

「あ、明日あたり婚約発表でもするね//」

『え、さっきのは…?』

「…外堀埋めただけ…!」



それからは、トントン拍子に婚約が成立し、卒業した。

そして今度こそ二人は結婚し幸せに暮らしましたとさ。

なんかツレっチェルってプレッツェルみたいで美味しそうですよね…

締めくくりが雑いのバレちゃう…

締めくくりはいつか暇な時にでも書き直します…!


ちなみにスティージアはリーアベルの元婚約者に執着されて苦しめられますね。(適当)

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