ピンチになったとき覚醒する展開は燃えるよね
でかいゴリラみたいなのが勢いよくパンチしてきたが俺たちはギリギリだが避けることは出来た。
「危ねぇ!!」
「くっ!」
するとパンチした時地面にヒビが入って割れる。
「え・・・・・えぐくない!?」
「まさかこんな強い敵がいるなんて!」
いやでも!おかしくないか!?だって・・・・・こいつは・・・・・この世界«ソード・ファンタジスタ»にはこんなやつ居なかったぞ!?
どういうことだ?・・・・・なんで載ってないモンスターがここにいるんだ!?・・・・・本当に訳が分からないぜ・・・・
「くっ・・・・逃げても拉致があかない・・・・・なら行くしかない!鷹野君!援護お願い!」
「えぇ!?あっおい!!」
「『パワード』!『シールド』!」
エルメスは自分に自己強化魔法をかけゴリラに突っ込む。
「おりゃぁぁぁぁぁ!!」
ガキンッとゴリラの一撃を剣を使って止める。
「全く・・・・先ばしちゃって・・・・・『フレア』!!」
ハァーっとため息をつきながらも短剣に魔法を纏い隙が出来たゴリラに素早く後ろに回り三回切りつける。
『ゴガァァァァァォァォ!!』
「うわっ!!こいつ!?」
「あまり効いていないのか!?」
ゴリラが腕をがむしゃらにブンブン振り回し俺たちを吹っ飛ばす。
幸いぶっ飛ばされたときガードしていたので大したダメージはなかった。
「ちっ・・・・・じゃあ動きを止めてやる・・・・・『スパーク』!」
バチバチッと剣に電撃を纏わせ、ゴリラに突っ込む。
『ゴガァァァァァォァォ!』
ゴリラがパンチしてきたが動きがそこそこ遅いので難なく避けて、ゴリラの足を何回も切りつける。
するとゴリラが感電して動きが止まった。
「ナイス!鷹野君!『踏み込み切り』!!」
すかさずエルメスの攻撃が入る・・・・・・だがしかし
キンッ・・・・・
「うぇっ!?」
「カッッッッッッッタァ!?」
エルメスの渾身の一発が弾かれた。
・・・・・・・いやいくらなんだも固すぎだろぉぉぉぉおん!?
『!ゴガァァァァァォァォ!!』
「ぐぁっ!!」
「どふぅ!?」
感電から治り、ゴリラのカウンター攻撃を俺たちはくらって吹っ飛ばさせる。
ドコンッと壁に激突し、めり込まれるエルメスとめり込まれずその場で倒れる俺。
そこでゴリラが向かうのはエルメスの方だった。
(ぐっ・・・・・や・・・・ヤバイ早く何とかしないと・・・・エルメスが・・・・・・)
しかし今俺の状態は骨折している、そして今ヒールをかけても絶対間に合わない。
(くそッ・・・・・・目の前で助ける事が出来るのに・・・・・できないなんて・・・・・・くそぉ!!)
(しかも戸惑っていた俺を色々助けてくれたエルメスだぞ・・・・・・・・その恩も返してない・・・・)
(俺に・・・・・俺にもっと力があれば・・・・・助けられる力があれば・・・・・・)
とそんな無い物ねだりしていると
『・・・・・・そんなに力が欲しいか?』
(!・・・・・誰だ!!)
『色々助けられた人に仇で返さずに恩を返せる力が欲しいのか?』
(誰なんだお前は!?)
『俺か?・・・・・俺はお前だ』
(何?・・・・・)
『お前の心の中にある俺だ・・・・・お前の運命を変えられる力を持った俺だ・・・・・・それを契約すればお前に力が宿る・・・・運命を変える力をな・・・・・』
(運命を・・・・・変える?)
『そうだ・・・・でどうする?俺と契約するか?』
(・・・・・・・・今この状況を変えれるなら・・・・・エルメスが助けられるなら・・・・・神だろうが何だろうがしてやるよ・・・・)
『・・・・・・ふっ・・・・・・ふははははは・・・・・・・了解・・・・・契約完了だ・・・・・・さぁ俺の名を言ってくれ・・・・・それが契約の証だ・・・・・』
俺は骨折していた体を『ヒール』をかけ治し、立つそしてあの名を大声で言う。
「『ノベリストォォォォォォォォォォ!!』」
ドコォォォォンッと音をたて、回りを吹き飛ばす。
『!?』
突然の音がなって驚き振り向く。
「・・・・・鷹野・・・君?・・・・」
満身創痍になりながらもエルメスは俺の方へ向く。
そこにいたのは俺と四本の腕があり目がつり目で下半身しか布がなくとても筋肉質でまるで魔神のようなものだった。そしてその四本のうち右左に紙と万年筆があった。
「はぁぁぁ・・・・・・・覚悟しろよ・・・・・この・・・・・猿がぁ・・・・・」
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